264+264:T-60 (Plant no.264) vol.6
2018年 02月 20日
写真は見つかってないけど想像力を働かせて「全部入り」の車両を作るのか、特定車両の再現とは言わないまでも確認できる写真に即した仕様を再現するのか。悩ましいところですが、バリエーションキットを持っていることを生かして後者で行くことにしました。
このディッシュ型誘導輪は上の事例写真の車両がそのような仕様になってますが、通常のディッシュ型転輪(515mm)を使っているのか、小型の460mmの何なのかは確証がありません。ただ、第37工場製車両の誘導輪のように転輪と同じものを使わず、わざわざ誘導輪にはディッシュ型を使っているのは、「誘導輪」と定められた部品を使いたかったからではないかと想像。それで誘導輪専用の460mmタイプのものを使っているのだと判断しました。
ちょうど「T-60初期型」のキットも持っていたので、そこからパーツをとりました。
誘導輪を取られてしまった「T-60初期型」はどうするかというと、誘導輪には515mmのディッシュ型転輪を使って、不足する転輪には第37工場製のキットで余る鋳造スポーク転輪をあてがって、ディッシュ型との混ぜ履き仕様で作ることになりそう。
もっともこの混ぜ履きタイプの仕様は、博物館に現存する車両ではよく見かけるのですが、当時の記録写真では意外に少ないようにも思えます。実際、どの程度に「普及」していた仕様なのかは要精査。
砲塔リングの横の開閉式エアインテークはキットでも開けられるになってます。取っ手は0.3mmの真鍮線で置き換え。組み立て説明図では砲塔リング側に向けた位置で固定するようになってましたが、逆の外向きにしました。
その理由はこれ。蓋を跳ね上げた時、取っ手が下向きに倒れるのが自然なので、それに対応した向きに。
車体上面後方の排気管は、斜め後方(8時方向)吹出しが他の工場などでは標準と思われますが、第264工場製と思われる車両では真後ろ(6時方向)に排気している事例が複数見つかります。
この部分がはっきりわかる写真も少ないのですが、他工場で標準的だった斜め後方排気の事例も確認できないので、第264工場では後方排気のパターンが一般的だったのではと推測しています。キットは斜め後方吹き出しになっていましたが、真後ろに排気方向を変えて、この特徴を再現してみました。
現存車両を見ると、排気口が倒れないように裏面に支持金物があり、第264工場製の後方排気の場合も同様と推測してますが、状態の良い第264工場製車体が現存しないので、これについては確証はなし。
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はい人28号
at 2018-02-21 19:59
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お体の調子はいかがですか。私は一足先にT60完成させました。惜しむらくはエンジン点検用ハッチのハンドルの向きを
キットの説明図のままにしてしまった事。さすがにそこまでは気がまわりませんでした。
キットの説明図のままにしてしまった事。さすがにそこまでは気がまわりませんでした。
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hn-nh3 at 2018-02-22 06:01
すっかり周回遅れになってしまった感はありますが、ゆるゆると再開しています。体調はもう問題ないのですが、制作のペースを戻すのに時間がかかってます。
入院前にバタバタと組んでいた部品のチェック、修正をしていて、点検ハッチのフックの向きに気がつきました。冒頭の写真は(入院前に仮組した時の写真なので)修正前ですね。フックを付け直そうと一度接着したフックを削いだら部品を破損してしまったので真鍮線で作り直しました。可動にしようかとも思いましたが、さすがにそこまでは気力がまだ戻ってきてなかったので諦めましたが(笑)
ミッション点検ハッチの車体側のボルト孔も、はい人28号さんに倣って開けてみました。ハッチのボルトの個数をどのタイプにするか迷っていた時に、ひょっとしてハッチの固定方法は、ボルトを車体側の点検口の縁に引っ掛けるような方法ではなかったかと思い、レストア車両などハッチを開けた状態の写真を見て回り見て回りました。
縁に引っ掛ける方法ならハッチのボルト配置にバリエーションがたくさんあるのも理解できる...と考えたのですが、正解は点検口周囲にボルト孔を開けて固定する方法でした。だとするとなぜボルト本数がバージョンによっていろいろと変化するのか..謎。
入院前にバタバタと組んでいた部品のチェック、修正をしていて、点検ハッチのフックの向きに気がつきました。冒頭の写真は(入院前に仮組した時の写真なので)修正前ですね。フックを付け直そうと一度接着したフックを削いだら部品を破損してしまったので真鍮線で作り直しました。可動にしようかとも思いましたが、さすがにそこまでは気力がまだ戻ってきてなかったので諦めましたが(笑)
ミッション点検ハッチの車体側のボルト孔も、はい人28号さんに倣って開けてみました。ハッチのボルトの個数をどのタイプにするか迷っていた時に、ひょっとしてハッチの固定方法は、ボルトを車体側の点検口の縁に引っ掛けるような方法ではなかったかと思い、レストア車両などハッチを開けた状態の写真を見て回り見て回りました。
縁に引っ掛ける方法ならハッチのボルト配置にバリエーションがたくさんあるのも理解できる...と考えたのですが、正解は点検口周囲にボルト孔を開けて固定する方法でした。だとするとなぜボルト本数がバージョンによっていろいろと変化するのか..謎。
by hn-nh3
| 2018-02-20 22:59
| T-60軽戦車
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Comments(2)