断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

模型的日乗

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考証ネタから少し離れて、日常。

この間、仕事の合間にこっそり秋葉原のイエローサブマリンに立ち寄り。新着品コーナーの隅っこに、MasterClubの[MC235013:1/35 T34 転輪底部スプリングカバー 初期型]を見つけて迷わず購入。
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早速、作りかけのT34-76 1940年型で試してみました。レジンの非常に薄い成形に緊張します。少しきついのか、底板の穴になかなかうまく入ってくれません。壊さないように、しかし心を決めてギュっと押したら..
嵌りました。これで完璧。
ずっとこの日を待っていたよ。


d0360340_12535804.jpgタミヤのマチルダ、ソ連レンドリースバージョンが発売されましたね。グリーンの成形色がいい感じ、気分はもうロシアの大平原。
早くバレンタインも片付けないと..

新たに開発された履帯はスナップフィットの連結式。これでどの段階で塗装すべきか悩んで手が止まるリスクが少し減るので大歓迎。

履帯は裏と表に分割したパーツ構成で複雑な形状をうまく再現していますが、またもやセンターガイドの穴は抜けてません。スライド金型が必要なら話は別ですが、部品分割からして不可能ではないはず。裏側にヒケ防止の肉抜き穴を作ってるくらいだから、それをもう少し大きくすればセンターガイドの穴が表現できそうなものだけど。

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ブロンコからアフターパーツでマチルダの連結式履帯が出てますが、同様の部品分割でセンターガイドの穴も綺麗に抜いています。→ブロンコの履帯
こうなるとタミヤさん、SU-76M、バレンタイン、マチルダ、とセンターガイド穴なし3部作を発表するのは、大人の事情以上に頑なな意思すら感じます。

...ひょっとしてひょっとして、穴なしセンターガイドはロシアの大地の泥が詰まってる表現だったりして。 

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ここで次回作の告知。ブログを始めて、予期せず「バレンタイン戦車研究サイト」の様相を呈してますが、話はそれだけじゃないのよ。
と、別な車両も作ることにしました。

長丁場になりそうなバレンタイン改造の気分転換も兼ねて「SUMICON2017」に参加します。

ネタは、Sdkfz.138/1 グリレ弾薬運搬車改造 3.0cm FLAK。1945年5月、終戦間際に起きたプラハ蜂起の時に登場するワンオフのレア車両です。

キットはドラゴンの白箱。数年前、下北沢のSUNNYで棚の奥に残ってるのを見つけて購入。が、しかし。キットは決定的に考証ミスがあるらしい。搭載している機関砲の種類が間違ってるのです.. ぜんぜんダメじゃん! 
そんな訳で箱の蓋をいったん閉じてそのままになってたのを、この機会に作ってみたいと思います。

製作中のバレンタイン戦車と並行して、こちらにも製作記をアップしていくので、
それもまたヨロシク!


Commented by かば◎ at 2017-05-08 20:53 x
>>MasterClubの[MC235013:1/35 T34 転輪底部スプリングカバー 初期型]

ぬう。これは私も欲しい……。
先週・2日に秋葉原YSに行ったのですが、未入荷だったのか、単に私が見落としたのか……。

どうせ出来ちゃえば全然見えないよ!+そもそも私、戦車の裏側はほとんど真面目に塗装もしない派なので、こんなものを欲しがるのはそもそも矛盾しているのですが、初期型を作る際にはせめて1輌には付けたい気がします。

これっていつごろまで使われたものなんでしょうね?(工場によっても差異がありそうですが)

>>センターガイド穴なし3部作を発表するのは、大人の事情以上に頑なな意思すら感じます。

いや本当に。なぜなんでしょう。
Commented by hn-nh3 at 2017-05-09 05:11
連休前にYSに行ったとき、棚の奥の上の暗がりにいくつかかかってましたよ。履帯なんかのグリーンとオレンジのラインの入ったMasterClubパッケージではなく、ジップロックみたいな冴えない小さな袋で、手にとってみてもこれがそうかしら?売る気ないだろ的なパッケージで多分、見落としたのだと思います。

本当、裏返さない限りは絶対に見えないけど。
サスペンションアームを丸い断面に削ったりとか、無駄なことは何一つなかったんたんだと、これで報われた気がします(笑)

このカバー、見た目に必要そうな感じもしますが廃止されたことを考えると、泥が詰まったり小動物がもぐりこんだり、不具合多かったのかしら。
使用時期とか調べてみたい気もしますが、ロシア語はチンプンカンプンだし、ひっくりかえったT-34の写真ばっかり集めたサイトとか見つからないし。。
Commented by かば◎ at 2017-05-09 19:19 x
どのみち横は開いているので、底にフタをしても泥は入ってしまうし、むしろ詰まりやすくなるからイランわ!って感じだったのかもしれませんね。

サスアーム付け根に外れ止めのベロが付いているタイプだと、サスアームを交換する場合、まず転輪を外してサスアームをバネ作動範囲よりさらに下げる必要があります(たぶん)。

このフタは、その作業の邪魔になると思うので、「サスアームにベロが付いている車体だとフタもない」という因果関係があるかもしれません(重ねて言いますがまるっきり想像です(笑))。

ちなみにナット砲塔タイプのキットには丸断面サスアームが不要部品で入ってますよ(たぶんどのキットも)。
Commented by hn-nh3 at 2017-05-11 06:00
ベロ付きアーム取外阻害説、面白いですねー。
それだ!と、かば◎さんの推論を証明すべく、現存車両を見て回りました。ご存知のサイト(legion-afv.narod.ru/T-34-76.html)ですが、裏側まで写ってる乗って以外とないもんですね。

1941年/戦時簡易型の(ベロ付きアーム?)の車体にフタはついてないのは確認できて、これは順当な結果。フィンランドの2両はエンジングリルが細かいスリットの1940年型だと思いますが、カバーは.....ついてませんでした。
まー、フィンランドのは、自軍の編制に組み入れた時に「ツカエネーカラハズスヨ!(フィンランド弁)ということがあった可能性も大いにあるので、あまりアテにならないかもしれません。という訳で、消えたフタの尻尾は掴めず。。

そっか、丸断面サスアーム。ナット砲塔タイプから流用できるのね。と積みの山を眺むるも持ってないんだなこれが..
何せピロシキ好きなもので..(こちらは3台)
Commented by かば◎ at 2017-05-11 11:52 x
(思い付きで)適当なことを書いて、自分では全く検証していなかったのですが(おいおい)、手元の現存車輌の写真フォルダーをざっと見てみました。

もちろん現存車輌の場合は「どこまでオリジナルか」という問題はありますが、とりあえず、アバディーンの1941年型(溶接ピロシキ砲塔)はカバーが付いているようです。

STZでは牽引具が錨型になっていない、比較的初期の車輌でもフタはない様子。先に書いたサスアームのベロとの関連性はなさそうな……。

ハリコフ製の初期車輌限定ですかね?
Commented by hn-nh3 at 2017-05-13 10:47
>>手元の現存車輌の写真フォルダーをざっと..
かば◎さんのパソコンの中は凄いことになってそうですね。
膨大な量の研究ノートとかもありそう。

学生時代には「ちゃんと研究ノートを作って..」なんて教授の言葉も右から左へという感じでしたが、今にしてその必要性をつくづく感じます。笑

アバディーンの現存車両にカバーが付いてましたか。
あれはハリコフ工場製でしょうか。
青木氏とかば◎さんの伝説的サイト:T-34 maniacs(http://tsaoki.na.coocan.jp/maniacs/t34/index.htm) にて改めて確認すると、ハリコフ工場は1941年の7月には疎開を開始するのですね。 
スプリングカバーの廃止は機能上のアップデートの問題というより、その辺りの事情と関係してると考えるのがよさそうですね。
by hn-nh3 | 2017-05-07 18:15 | 日々 | Comments(6)