断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

1/26:燕子花図屏風

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最終日に行ってきました根津美術館の「燕子花図と夏秋渓流図」展。もっと早く行けばいいのに、展覧会とか映画見るのはいつもだいたいこんな感じで今回も駆け込みセーフ。展示の目玉は江戸時代の琳派の巨匠、尾形光琳の国宝「燕子花図(かきつばたず)屏風」と鈴木基一の「夏秋渓流図屏風」。

d0360340_18391523.jpg燕子花の屏風は毎年この季節にお披露目の恒例行事ではあるけど、今回は、江戸琳派のスター、鈴木基一の夏秋渓流図も並んで展示するとあって、この風景は見ておかねばと行ってきた次第。鈴木基一は去年、サントリー美術館で朝顔図屏風を擁した大展覧会があったりして、ちょっとしたブームなのかしら。

語ればそれも面白いのだけど、今回のお題は切手。
展覧会にあわせたのかどうかはわかりませんが、今年の切手趣味週間の切手の図柄は、尾形光琳の燕子花図屏風。

六曲一双の屏風の図柄を上下二段に配して端正なレイアウト。近所の郵便局のお姉さんも「これまでで一番コンパクト」と言ってました。シート上部には左右一対の屏風を並べた全体図、その下の正方形に近いフレームの中に切手が並んでます。なんだかランナーにパーツがついたプラモみたいで、とっても綺麗なデザイン。

本来は屏風を正確に再現するためには6+6、合計12枚の切手が必要なものを、記念切手の10枚1シートというフォーマットがあったのか、それぞれ屏風の端部の一枚を省いて、5+5枚の画面で再現してあるのはちょっとだけ残念。切手として縦方向の長さの制約もあるのか、上下も画面が微妙にトリミングされています。

切手の横幅を細くすれば画面全体をレイアウトできたのでしょうが、このあたりは切手として一枚一枚にバラしてもデザイン的にきれいに見えるように「デフォルメ」したのだと思います。封筒に貼られた1枚の燕子花の切手から、屏風の全体像を思い浮かべるのもよし、残りの9枚の燕子花が今頃どこで花を咲かせているのか想いをはせるのもよし。
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シートから切り離すのがちょっともったいない気もしたけど、ミシン目で折り曲げて屏風のように立ててみました。縮尺は実物の約1/26。ここはもうちょっと頑張って1/24で再現してほしかったな。(..完全にモデラー視点)

行く春の尾やそのままにかきつばた(千代女)

風薫る五月のキットレビューならぬキッテレビュー。でした。

by hn-nh3 | 2017-05-14 20:42 | 草花 | Comments(0)