オープントップ (3cm MK103 auf sf.38(t) vol.8)

オープントップ (3cm MK103 auf sf.38(t) vol.8)_d0360340_17443477.jpg
8月始まる。グリレ改造FLAKの制作もいよいよ佳境。って、ここまでくるのに何ヶ月かかってるんだって感じですが、仕方ありません。お尻に火がつかないとエンジンかからないタイプなもんで。外では蝉の声。

とはいえ、盆前にはある程度の形にはしておきたいので、細部の工作もそこそこに、これまで作った部品、戦闘室の側壁を組んでいきます。オープントップの車両は、この辺りの作業が一番楽しいですね。
華奢なシルエットに細々とした部品類。重戦車にはない魅力があって、こんなのばっかり作ってる気が..

こういう車両の場合、工作と並行して塗装しながら組んでいくのが定石ですが、戦闘室側壁に成型時の歪みなのか嵌合の設計がうまくいってないのかで、ピタっとは決まらないところが多くて、無理やり接着しながら組む必要がありました。接着剤ベタベタ、隙間埋めのためには塗装は後に回した方がいいと判断しました。
塗装はちょっと面倒くさいことになりそう。

オープントップ (3cm MK103 auf sf.38(t) vol.8)_d0360340_17561467.jpg
細部の工作あれこれ。スキーのストックのようなパーツは雨天時のシートを張るためのマスト。キットにはプラで用意はされてましたが、こういうのは作業中に絶対に折る自信があるので、真鍮棒で置き換えました。先端は少し直径が小さくなってるので、真鍮線をピンバイスに挟んで、簡易なドリルレースの要領で先端をヤスリで細く加工。ポンチで撃ち抜いたプラ板に穴を開けて先端に装着。

オープントップ (3cm MK103 auf sf.38(t) vol.8)_d0360340_18042869.jpg
戦闘室内には護身用のMP40短機関銃のラック。再現車両の設定が放棄鹵獲車両なので、当然にMP40は紛失して空のラックのみ再現。プラストラクトのプラ材を2列のL型に組んで、ホルダーの部品をキットのパーツから削ぎとって移植。

プラストラクトのプラ材は秋葉原のラジオ会館のボークスで購入。よくみんな使ってるけど、どこで売ってるのかしらと思ってたら、なんだこんなところにあったのですね。そしてまた大散財..

オープントップ (3cm MK103 auf sf.38(t) vol.8)_d0360340_18170720.jpg
せっかく買ったプラストラクトのプラ材でいろいろと細かい細工。そこにディテールがあるから作るのか、材料があるから作るのか。

ミッドシップのエンジングリルから車体後部に伸びる排気管は実車では途中に継ぎ手があって、バンドで差し込み口を固定しているようなので、これを再現。

オープントップ (3cm MK103 auf sf.38(t) vol.8)_d0360340_18245925.jpg
運転席周りのインパネも作ってみました。操縦主クラッペの直下にあってから出入りのハッチからもよく見えるのでそれらしく再現。メーター類はポンチで抜いたプラペーパーをパネルに貼って、ピンバイスで中央に穴を開けて、丸ヤスリでグリグリ穴を大きくしてメーター周りのリムを表現してみました。

オープントップ (3cm MK103 auf sf.38(t) vol.8)_d0360340_18350478.jpg
ようやくここまできました。この次は最大の山場。MK103 3cm機関砲の簡易砲架のスクラッチが待ってます。




Commented by かば◎ at 2017-08-02 20:56 x
進んでる!
格好いい!

だいぶ形になりましたね。ディテールの密度も高く、この状態でもじっくり眺めて楽しみたい感じです。

「スキーのストック」の前側にあるダウジングの棒も幌骨ですか?
Commented by hn-nh3 at 2017-08-03 06:25
そろそろ形にまとめていかないと締め切り間に合わないですから、無理やり組んでみました。追加工作なんかしなければここまで3日もかからない工程なのでしょうが.. (笑)

>>「スキーのストック」の前側にあるダウジングの棒も幌骨..
ダウジング... 真下に地雷が埋まってるところにくるとスーと開く仕掛け、というのは嘘で、開閉式の幌骨です。

兄弟分のMarderlllでは左右がつながったルーフレールのような形になってますが、グリレは15cm重歩兵砲の最大仰角時の干渉を避けるため、中央から分かれて回転するような仕掛けになってます。
片側のパイプの中にかんぬき棒が入っていてライフルのボルトレバーのようなハンドルでロックできるようになっていると思われますが、はっきりわかる写真が見つからなくて、そこはひとまず保留。詳細がわかって時間に余裕があれば再現してみたいところなのですが。
Commented by かば◎ at 2017-08-03 09:27 x
>>15cm重歩兵砲の最大仰角時の干渉を避けるため

なるほど!
幌骨ならなんで左右が繋がってないんだろう、と思ったのですが、そんな納得の理由が。
Commented by hn-nh3 at 2017-08-04 07:55
>>そんな納得の理由が。
とは言ったものの、改めて見てみると砲身は最大仰角でもギリギリ干渉しなさそうな感じで、むしろ周辺で立位作業する砲兵が頭をぶつけない配慮なのか、砲架の交換作業のためなのか...

理由が後者であるなら、頻度は少ないのでバーの根本から取外せるようにしておけばいいはずなので、やはり砲撃作業時に頭をぶつけてクラクラしないようにするためでしょうか。

それなら、幌骨のバーの位置をもっと高くしておけば問題なさそうな気もしますが、できない理由があったのかもしれませんね。例えば、あまり高くするとプラハの市電のガード下の抜け道(そんなのあるのか不明..)を通れなくなるとか..
by hn-nh3 | 2017-08-02 18:41 | 38(t)系列 | Comments(4)