断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

ソ連戦車兵改造

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ソ連戦車兵のフィギュアを作る、の巻。製作中のT-60戦車に添える予定の2人組。どちらもMiniArtのソ連戦車兵のセット(Soviet Tank Crew at rest)から。少し大きめのヘッドをタミヤから出ているアメリカ戦車兵セットのものに取り替えてます。


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このフィギュアセット、Miniart初期の傑作フィギュアですが、昨年に装備品の新規パーツ追加でリニューアル再販されてます。

ボックスアートを見ると、ちょっぴり素朴なイメージで、どうなのかなと思ってしまいますが、なかなかどうしてプロポーションは抜群。モールドもドラゴンやタミヤの近作のようなシャープさには及ばないものの、Miniartのフィギュア特有のリアルな皺の表現など、現在の目で見ても十分に通用する水準。

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その中でも白眉はコレ。写真は試しにストレートに組んだものですが、なんとも存在感があります。この彫刻的な身振りを見ると、ドラゴンのフィギュアなんかはモールドはキレキレでも、ただの良くできた人形に見えてしまいます。
このフィギュアの特筆すべきことは、そんなことよりも、手が3本あることです。このシルエットには驚かされます。もちろん本当に腕が3本ある訳ではなく、ツナギを着る途中のポーズのため、袖に通しかけの腕と、まだ腕を通してない袖がぶら下がっているだけですが、この翼がついたような身振りに、なんとなくサモトラケのニケを思い出す。

インジェクションの都合で再現できなかった袖口を掘り込んだり、側面のモールドが甘くなってしまっている革ヘルメットをアフターパーツに取り替えるぐらいで十分に使えます。ヘッドも少し大きめでゴリラ顔ではあるけど個性豊かな表情で捨てがたいものがありますが、今回はもう少しカスタマイズしてみます。

d0360340_19595833.jpgタミヤの近作、アメリカ戦車兵セットからヘッドを流用しました。3Dスキャンを駆使して、最新のドイツ戦車兵セットとともに素晴らしい出来です。目元もちゃんと上瞼と下瞼がモールドされてたりします。

赤く囲った2人をスカウトしました。Miniartのフィギュアの中の人と代わってもらいます。アメリカから人材派遣、いわば人間レンドリースですね。

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このアメリカ戦車兵セットのヘッドはタンクヘルメットを被ってる関係で上頭部と耳がないのでエポキシパテで造形します。耳はロシアのガレージキットメーカー:TANK(タンキ)のレジンヘッドを「おゆまる」で型取りしてエポキシパテを詰めて複製したものを移植しました。1人はスキンヘッド、1人は革ヘルメット姿で再現します。ソ連戦車兵のヘルメットは同じくTANKのものを使用。

d0360340_23044452.jpg今まであまり意識してなかったのですが、人間の頭の形って、小判形ではなく洋ナシというような、こめかみのあたりから後頭部に向かって幅が広くなる形をしてるんですね。パテを盛って何か違うなと、この骨格の話に気がついて修正したものだから、最初につけた耳はパテの中に埋まってしまって、結局耳の大部分はエポキシパテで造作する羽目に。

ん? 耳のディテール? 意地悪なことは聞かないでください。今のところこのくらいが精一杯。

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ヘッドを仕上げるに当たって、ソ連戦車兵のイメージを固めます。こんな奴らがいいかな。1人は左の彼。もう一人は真ん中の人をベースに右の太っちょさんのイメージも加えてみます。タミヤのアメリカ戦車兵はやっぱりアングロサクソンっぽいので、もう少しスラブ系の顔にするために頬骨、眉骨を少し強調。鼻筋も少し低く。それで冒頭の写真のような感じに調整。

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一人目。左がオリジナル。右が改造後。ヘッドのすげ替えの他に、襟元を修正しました。キットのものはM43チュニック、通称ルパシカと言われる立襟のタイプ。これをM35、ギムナスチョルカと言われる普通の折襟の形にエポキシパテで改造。
オーバーオール(つなぎ)のエッジも掘り込んで上に着込んでいる感じになるようにディテールを強調。

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二人目。左がオリジナル。右が改造後。頭が一回り小さくなってバランスがよくなりました。腕やつま先の角度も調整。
こちらも襟の形を修正。手の指先などインジェクションの都合でモールドが甘くなってる’部分を彫り起こしてます。トカレフのホルスターはリニューアル版で追加されたものから。スライド金型使って側面もしっかり抜いてきてます。
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プライマーサフを吹いて、この後油彩で仕上げます。作業用のホルダーは洗濯挟み。
この辺りの制作環境は以外とローテク。



by hn-nh3 | 2018-03-22 23:45 | 人々 | Comments(0)