ROSTOV 1942.8 :T-60 (Plant no.264) INDEX

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T-60軽戦車 第264工場製(全鋼製転輪・丸型ハッチ仕様)完結編。
SUMICONでは先に公開したジオラマですが、再録にあたり備忘録がてら、これまでの製作記のインデックスとマテリアルリストを文末に追記。
写真は全てクリックで拡大(1600px)

ROSTOV 1942.8

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1. 19427月25日。ロシア南部の要衝、ロストフ陥落。

  スターリングラードへと退却していく赤軍の戦車部隊。


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2. エンジントラブルで道路脇の麦畑で停止中のT-60軽戦車。

  原因はラジエーターの水漏れによるオーバーヒートか。


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3. 僚車の救援を待つ間、束の間の休憩をとる乗員2人。

  配属されて数ヶ月。幸いにして大きな戦闘には未遭遇。


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4. 地平線の彼方まで続く8月のライ麦畑。

  後にしてきた街を思い出す。


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5. 8月23日。ドイツ軍はスターリングラードに総攻撃を開始。`

  彼らの乗る5号車についての記録は残っていない。



記事INDEX

[T-60製作]

T-60 (Plant no.264) vol.1

264沼(前編):T-60 (Plant no.264) vol.2

264沼(後編):T-60 (Plant no.264) vol.3

重箱の隅:T-60 (Plant no.264) vol.4

内部塗装:T-60 (Plant no.264) vol.5

264+264T-60 (Plant no.264) vol.6

諸々:T-60 (Plant no.264) vol.7

ひとまず工作完了:T-60 (Plant no.264) vol.8

4BO+5T-60 (Plant no.264) vol.9

増加装甲を作る:T-60 (Plant no.264) vol.10

フェーディング1回目(油彩):T-60 (Plant no.264) vol.11

フェーディング2回目(油彩):T-60 (Plant no.264) vol.12

泥とか埃とか:T-60 (Plant no.264) vol.13


[ジオラマベース]

[フィギュア]

[その他考察]

4BO


[DATA + MEMO] ※more.. クリックで追記が開きます。





[使用キット]
T-60軽戦車 (第264工場製):MiniArt 35219
T-60軽戦車 (第37工場製):MiniArt 35224 ※丸型ハッチ流用
ソビエト戦車兵休憩中:MiniArt 35246
アメリカ戦車兵セット(ヨーロッパ戦線):TAMIYA 35347 ※ヘッド流用
ソ連軍戦車兵用ヘルメット:TANK(タンキ)レジンキット
その他:ゴーグルはTAMIYA BT−7クリアパーツより

[ベース素材]
ベース木材/ヤマザクラ120×180×18:ホームセンターにて調達
塗料/ワトコオイル:W-13 ダークウォルナット: HOXAN(北三株式会社)
コルクシート/t-3mm :DAISO
石粉粘土/ラドール・プレミックス:PADICO(パジコ)
小石:近所の公園で採集

ウェザリングペースト/WP-01マッドブラウン+WP-02マッドホワイト:Mr.HOBBY
ピグメント/P07 ライトダスト+P034 ロシアンアース:MIG

スタティックグラス/日本の草はら>415ブレンド+412萌黄色:KATO
草素材/フィールドグラス 336 明緑色:KATO
草素材/彩葉MS017 穂の出た植物セット2:MS Models
草素材/彩葉MS009 穂の出た植物セット:MS Models

[塗装]
車体色(アクリル塗料)/MMP-031,028など MMP(ミッションモデルズペイント)
ウェザリングは油彩とAK interactiveのフィルター塗料、ピグメントなど
フィギュアはアクリル塗料下地(ライフカラー)に油彩(ホルベイン)

[主な追加工作]
・エンジンのプラグ配線/室内のブレーカースイッチ自作、配線用配管追加
・車体上面装甲板継ぎ目の溶接線追加、パネル継ぎ目のスジ彫り
・砲塔ハッチを丸型ハッチに換装(第37工場製 キットのものと交換)
・誘導輪基部に真鍮線にて調整用の回転軸打ち
・排気菅吹き出し方向を後方吹き出しに変更
・前照灯は未装備/ホーンのみのタイプを選択
・ワイヤーロープのワイヤー部分取替え(EUREKA XXL 金属ワイヤーセットより)

[保留項目]
実車では砲塔内部リング部分と砲塔ハッチのエッジ部分に(キットでは未再現の)保護クッション材が装着されていると思われますが、第264工場製車体での装備状況がいまひとつ判明しなかったので追加工作は保留。

製作中のもう一台のT-60:砲塔8角ハッチ・増加装甲タイプもぼちぼち再開したいところ。

Commented by hiranuma at 2018-04-18 11:18 x
戦車の工作と塗装はパーフェクトですね。
それとは別に麦が秀逸で素晴らしいです。
片袖の兵士は魅力的で私もストックしています。
いつかKVⅡを作るときに平原の路肩で擱座した情景に麦とこの兵士を、、しかし擱座していたらドイツ兵か!?
シーンを考え直さないと。
Commented by hn-nh3 at 2018-04-18 20:00
hiranumaさん
その折は、麦の相談にのっていただきありがとうございました。穂先に光を孕む細いヒゲが密生している様子を再現できればよかったのですが、時間も知恵もなく「見立て」になってしまったのは少し心残りです。

風の中で麦畑に光の波が通り過ぎる... タルコフスキーの映画を思い出すような映像的イメージを喚起できたら理想でしたが..
とはいえ、草原を渡る風、空に流れる雲を見ると宮崎駿の映画を思い出すくらいに記憶は書き換えられてしまったのですが...
だから、金色の野に降りたつのは蒼きオーバーホールを着ている必要がある訳で...

麦畑に擱座したKV-II ! 魅力的な風景です。記録写真に残っている、ドイツ兵がチョークで落書きしたマーキングなど食指が動くモチーフですが、畑の中に見落とした低地の泥濘に足を取られてしまってまたかという戦車兵の表情、というような記録には残らなかった映像を再現するのもまた模型の楽しみかもしれません。
by hn-nh3 | 2018-04-18 06:25 | T-60軽戦車 | Comments(2)