ロコムモデル
2018年 05月 23日






ブログ記事に引用したロコムモデルのティーガーの写真を見たときに何かを思い出したのはそんなことだったか。
無塗装、未完成の模型に覚える感覚はトルソー(発掘された古代彫刻の手足や頭部を失った不完全なボディ)に見出す美と似たものがあります。目の前にないことが想像力を掻き立てます。手を失って翼だけになった大理石の欠片は「サモトラケのニケ」という古代彫刻の傑作としてルーブル美術館で崇められてますが、これに手や頭部を復元して当時の色彩を施したら、ただの巨大美少女フィギュア、なんでしょうね。

製作中のKV-1は、PEパーツの調達で時間がかかってしまってますが、その間にフェンダーとか足回りを組みたてればいいのでしょうが、なんというか、車体と砲塔だけの姿がなんとも美しくて、しばらくその姿を眺めてます(笑)

と、ここまで書いて上から目線なのに気付き少し恥ずかしいですが…。
P40、集合写真では居るのに詳細が見られないのが残念です。
キットの足りないものを見定めて、仕上げのイメージを決めたら、必要なところにだけ注力するという作り方でしょうか。なんていうか大人なモデリングです。
塗装も非常に理知的で、一目見て好きになっちゃいました。密かにネタ本に止めておこうとも思いましたが、自分の口は羽根より軽い(& 悪い..)ので、つい人に話したくなって記事に書いてしまいました。
me20さんは集合写真のP40が気になってますね。たぶん砲塔のリベットを削ったまま打ち直してないから紹介してないんじゃないかしら(笑)その前方のAB40も気になります。