断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

築地市場 最終日のターレットトラック

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2018.10.06 築地市場場内にて(以下全て同日撮影 @hn-nh)

先週の土曜日、築地市場の最終日。この風景が好きで長年通い続けた場所だけに、もう見られなくなってしまうのかと思うと、どこか寂しい。
最終日だからといって、場内は特に普段と変わらず。市場の人も忙しく働いているものの時折、携帯をポケットから出して写真を撮ってたりして、やはりどこか空気が違う。

このところ停滞気味のこのブログになぜかアクセス数が増えていて、どうしたのかと思ったら理由は「ターレ」でした。築地から豊洲新市場へのターレの引っ越しなどのニュースを見て気になって検索する人が増えてるのかしら。

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ニチユ製の「エレトラック:HT10-70F」と関東機械センター製「マイテーカー:BN-1」

「ターレ」というのは市場構内運搬用の小型車両。前輪の上部のエンジンを納めた円筒型のボディが車輪もろとも360度回転して狭い通路でも曲がれるギミックが「ターレーットトラック」と呼ばれる由来。最近はバッテリーモーターで駆動するタイプが主流で以前のガソリンエンジン車は築地では少数派。
このあたりの話、詳しくは 過去記事:「ターレについて知ってる20か30の事柄」 を参照のこと。

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「ターレ」の名前の由来となった旧朝霞製作所製の「ターレットトラック」。築地市場では既に新規の登録ができないガソリンエンジン車で、築地市場で2018年6~9月に確認できていたのは旧式の丸いへッドランプのタイプが1両、角形ライトでオレンジ色のボディの車両が3両ほど。
市場移転先の豊洲新市場では閉鎖型の構内環境のためガソリンエンジン車は使用できないことになっているので、これらは廃棄処分になってしまうのだろうか。波除神社横の駐車場棟からターレのリースとメンテナンスを行っている榊オートの整備工場に抜ける道の傍に破損したターレの部品やガラクタと一緒にガソリンエンジン車のターレが1両、放棄されているのを発見。

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ディテールを撮影しようとするも、荷台にフォークリフト用のパレットの残骸やら古タイヤなどが乱雑に積まれていてどうにもこうにも。おそらくはこのまま廃棄処分なのか、きれいにレストアしてどこかに持って行こうという感じではない。
お願いしたら多分、破格で譲ってもらえそうな気もするけど、貰ったところで家に置き場はないからあれこれ写真を撮ってサヨナラ。

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ぼろぼろになったバッテリーモーター車「エレトラック」もスクラップヤードで発見。築地市場では卸売場の洗浄に海水を使っていたせいか、ターレの寿命はバッテリーの劣化か車体の腐食によるのだとか。この車両も荷台の天板がぼろぼろになって抜け落ちる寸前。荷台下のバッテリーボックスのアクセスハッチが開けられていて内部の構造がよくわかります。バッテリーの変わりに電気釜やら一斗缶やら粗大ゴミが詰まってますが..... ハッチの裏側の補強リブなど普段は見えないディテールがわかるのも貴重。まあ、こんなの見て喜ぶ人は少ないと思いますが。

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by hn-nh3 | 2018-10-11 11:10 | ターレットトラック | Comments(0)