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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

TERRE DES HOMMES (サンテックスのコードロン シムーン)vol.2

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コードロン シムーン制作、その2。
サンテグジュペリは1935年12月、フランスのパリからベトナム、サイゴン間の飛行時間記録にチャレンジするも、機体トラブルでサハラ砂漠に不時着。その時に乗っていたコードロンシムーン C630。彼の搭乗機を再現してみます。激落時の写真はネットから。

キットはエレールの1:72スケール。機種としてはC635のようですが、Wikipediaをみると、C630との違いはエンジンと客席が変更になってるとのことなので、外見的には違いがなさそう。尾翼のマーキングをC.635ではなくC630とすれば問題はないか。主翼と機体に書かれている「F-ANRY」の文字とともにマーキングの再現は今後の課題。

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先ずは内部部品とキャノピーの制作から。計基盤、床板、操縦桿、座席、後部隔壁と内部パーツは至ってシンプル。1/72もいいね。当然に省略されているディテールもたくさんあるけど、どのみちキャノピーからぼんやり見えるだけなので、ここは適当に流して作ろうと思います。

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操縦桿は2本ついてますね。なんでだろう。飛行機には詳しくないので。。(汗)
実際のスケールではもっと細いと思うけど、あえて真鍮線で作り直す必要も感じなかったので、気持ち細く削っっただけ。シートは実物はスチールのフレームに皮のバンドが貼ってある構造になっていて、キットのパーツはそれらしく再現してあるけど、もっさりしていたので、フレームを少し細く削り込み。座面のクッションも少し丸みをもたせて自然な感じに。

現存機の内部写真はこのサイトを参照:Caudron C.630/635 Simoun [Avión Enlace/Entrenador]

問題はシートの配置と数。キットには4人分のシートのパーツと床面に脚部のモールドがあるけど、サンテックス搭乗機はどうなっていたんだろうか? 操縦席と副操縦席の2つは確定として、他にもシートはあったのか?
この時は一般業務ではない長距離飛行に調整していた訳だから、燃料消費を抑えるために無駄なものは積まないだろうし、不要なシートは取り払っていた可能性もある。使わないシートよりも積みたい機材もあっただろうし。

ここで立ち止まっていても仕方がないので、とりあえず他の作業を進めます。

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キャノピーは2つのクリアパーツをはり合わせる構成。クリア部品の接着って気を使います。接着材もあまりよく効かない。リキッドポリ使ってますが、少し力をかけるとパリッととれてしまったり。みんなどうしてるんだろう。

パーツではフロントガラスはゆるい曲面で成形されているのだけど、実機の写真を見るとフラットなガラス。周りの枠もフラット。エレールのキットはこの辺りの形状把握が少し間違ってます。

クリアパーツでもあるので大きく削り込んだりの修正は難しいでの、ガラス面だけ少しフラットな感じに修正。サンドペーパーで削ってなんとなくフラットに....見えるかなという程度に。

些細なところだから、本当はスルーしようと思ってたのだけど、パーツのはり合わせして枠周りの継ぎ目を消す作業をしたときにうっかりガラス面を傷つけてしまっていたこともあるので、思い切ってガラス面をやすりがけしました。

#600、#800、#1000、#4000 と少しづつ目の細かいサンドペーパーに替えながらガラス部分を磨いて、仕上げはコンパウンドで磨き出し。

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と、思って道具箱を探してみたらコンパウンドが見つからない。そういえば最近使ってなかったな。戦車模型ではあまり出番がなかったから。昔はIPodの裏面のステンレスを磨くのによく使ってたけど。

しかたなく模型店に行って買ってきました。最近はコンパウンドにも種類があるんですね。赤いキャップが粗目、青いキャップは細め。これが昔からあったやつかしら。そして白いキャップは仕上げ目。クリアパーツでもあるので、赤、青、白とだんだん細かい粒子に変えて磨き出し。

ピカピカになったけど、映り込みがぐにゃりと歪んでます。フラットにするのは難し。

Commented by hiranuma at 2019-01-10 21:33 x
このスケールのしかも古いキットでクリヤーパーツのレベルを上げるのはそれなりに難しいでしょうね。
1/35の戦車であれほどの精度を体験すると飛行機の繊細さを甘いモールドでスルーするのは眼が許さないのでは?
写真を見てもキャノピー(?)周辺の薄っぺらな感じやスライドする窓ガラス(?)もスケール的には0.1mmの世界の精度のを求めます(決してそのレベルで作れとは言っていません)。だからクリアパーツをヤスリで均してコンパウンドで磨くのはよく分かり理解できます。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-11 06:36
このエレールの往年のキットは、解像度はともかく成形に関しては射出成形の圧は低くないので、タミヤの往年のキットと同様、モールドはカリっとした出来ですね。なので現在でも十分に通用する素材です。

>>0.1mmの世界の精度

なるほどー。具体的な数値目標を設定するのがHhiranumaマジックのコツなのですね。なんとなくノリで部分ごとにディテールアップすると全体としての精密度にばらつきがでてしまうことがよくあります。達成できるかは別にしても、ディテールの解像度、精度に具体的な数値のメッシュを設定しておくのは重要だとあらためて思いました。

今回のモデリングのテーマは塗装になると思います。1/72スケールの粒子感のため、サフ下地のペーパーがけ、塗装下塗りの磨き、セミグロスの仕上げとわずかなウェザリング。
来るGAZ-M1の塗装の習作を兼ねて。
Commented by かば◎ at 2019-01-11 12:29 x
私、サンテクスの乗機が初期型の630だって把握していませんでした……ヌルいなあ。

長距離飛行用なので、後部座席は撤去して増加燃料タンクとか置いていそうですが、その辺はどこかで写真が発掘されない限りは判りようがありませんね。


エレールのコクピット内の造作ですが、「操縦桿2本」は確かに謎ですね。
コクピット写真は、ネット上で出回っているのは基本、Musée de l'Air et de l'Espaceの635のもののようですが、これを見ると、手前に操縦桿があり、その向こう側に、(キットでは同じ長さになっちゃってますが)握り分か、それよりさらにやや気持ち短いくらいのレバー(用途不明)がある、という感じのようです。

キットだと、遠いほうのレバーに曲がっているものを使用するよう指定されていますが、実機写真だと手前の操縦桿の根元が緩くS字、向こう側のレバーはまっすぐに見えます。
また、座板前部中央は、操縦桿の動作の邪魔にならないようV字型に切れ込んでいます。

なお、キットは左前座席だけに操縦装置がありますが、博物館の実機では、右側の一段下がった座席にも副操縦装置があります。
72だと、組んでしまうとほぼ見えないと思いますが、話のネタとして。

hn-nhさんが貼った以外に、コクピット内写真のあるページのURLを2本ほど。
http://www.pyperpote.tonsite.biz/pages/simounpag.html
http://lapatrouillesimple.forumgratuit.org/t558-recherche-photos-interieur-caudron-simoun-c630-635
Commented by hn-nh3 at 2019-01-11 13:43
>座板前部中央は、操縦桿の動作の邪魔にならないようV字型に切れ込んでいます。

なるほど、そういう理由があるんですね。他の飛行機もそうなってるの多いですね。そんな知識もなかったので、シムーンの操縦席でチラット写ってる座板の写真見て、クッションずれちゃってるのかなー程度に考えてました。(笑)

まだ記事としてはアップしてないのですが、自作ドライデカールでサンテックス搭乗機のマーキングを再現しよう、作戦を密かに進行させてました。それで尾翼のマーキングにもC.630と描かれてることを当時の写真から同定しました。機体ナンバーは7042ですね。

Commented at 2019-03-08 19:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hn-nh3 at 2019-03-10 07:28
Lさん こんにちは。
このところ仕事でテンパっていて模型をつくるどころか、ブログの更新もままなりません。記事にしたいネタもいろいろあるんですけど。。 そんなこともあって、いただいたコメントのレスも気まぐれになることご容赦を。すぐにリアクションしたいコメントばかりですが (^^!)

クリアパーツやグロス塗装のフィニッシュはワックスをかければいいんですね。埃まみれのAFVばっかりつくってると、そんなノウハウも身につきません(汗)

Lさんは飛行機モデルも作られてるんですね。キャノピーは確かに課題ですね。ヴァキュームフォームは透明プラよりも表現力ありそうですが、エッジを本体とすり合わせるのが想像以上に難しそうです。木型を自作すればヒートプレスでも原理的には制作可能ですが、エッジの絞り込みが難しいですね。エッジ部分を外側から押さえ込む「雌型」が用意できるか、でしょうか。
Commented by hn-nh3 at 2019-03-10 07:41
>Lさん

シムーンのオリジナルデカールの発注はそんなこんなでまだななので、Lさんの分も考えておきますね(^^)
本当は2月中に完成させる目論見でしが、桜の咲く頃までにできるかどうかも怪しい。。。

ところで、メールアドレス書いていただいてますが、スパム対策で消した方がいいのかなと思ってます。ただ、コメント内容は残しておきたい情報に満ちているのでどうしたもんかと。。
エキサイトブログの仕様は編集者にもコメント編集ができないんですよね、消すか残しておくかの二択。。
個人情報に絡むものは非公開コメントでいただいたほうが助かります(^^)

ちなみにメールホストはAOLなんですね。私も大昔はAOL使ってました。専用のメーラーなど用意されていてスタートは楽なんですが、他のメーラーとの相性で... けっきょく他に乗り換えてしまいました。最近はほとんどGmail。

Yahooブログのシステムが年内で終了するようで、あちこちで騒ぎになってますね。時代の移り変わりを感じます。
Commented by hiranuma at 2019-03-10 09:00 x
hn-nhさん

あれ、デカールまだ注文していなかったのですか?
もし、もしか時間のある(笑;!)様だったら、、、ついでに
1/35サイズのものを片隅になんて。
イラストレーター使ったことがないので。
Commented by at 2019-03-10 14:15 x
 こんにちは。もちろん消してしまってかまいませんが、何なら必要部分をコピペして hn-nh3名義で載せて頂けたらと。一応、非公開でコメントを送っていて私のPCでは非表示ですよ。

 メールの方はフリーも使ったことはありますが、セキュリティ的にどうなの?とひと手間に負けて、プロバイダーの?メルアドを使っています。ニュースを見ていると、そんなに大きな意味はないようですけど。
メーラーはサンダーバードですが、使いやすさはともかく割と不安定ですね。なぜか、受信自体を理由不明に蹴るし(AOLのせい?)。最近、某模型屋にメールしたんですが返信が来ず、電話したら”メール発信が蹴られた。電話番号くらい書いてくれ”と叱られちゃいました。

 小生はAFVは大好きでキットも多量に抱えているのですが、90年代以降の進化にビビり実作に及んでいません。最期に作ったのが70年代後半のタミヤのM3スチュワートですよ。重曹に茶色の塗料を混ぜて汚しをしたり、銀擦れを入れたくらい。墨入れはしてません。缶スプレーで塗ったのですが、隅に溜まった複数の顔料が少し分離してサビのように見えたのがいい感じでした。金子辰也さんがデヴューした画期の時代でしたので満足はしませんでしたが、それでも中学生の私はごく初期のAFVの会に入場券代わりに持って行きました。あ、最近、1/72でアカデミーのジープとケッテンクラート、イタレリのキューベルを組みました。ガンダムのウェザリングマーカーは便利ですね。
 で、小生は1/72飛行機を主に擦っています。http://www.webmodelers.com/201801demodorihotspa.html
Commented by hn-nh3 at 2019-03-13 06:05
hiranumaさん、シムーン用のオリジナルデカール(1/72 サンテックス搭乗機)は黒版でのテストまでで、白刷りの出力はまだ頼んでない状態です。ちょっとバタバタで、版下用のデーター校正する時間的な余裕がないもので...

それとは別に1/35AFV用のオリジナルデカール(ex Chwat号)などもおいおい作ろうと思ってます。あれこれとマーキングの混載で発注しようかしらんと考えてるので、 hiranumaさんも何か欲しいものがあれば(^^) その時はまたお声がけしますね。
Commented by hn-nh3 at 2019-03-13 06:12
Lさん、別のPCでみたら非公開コメントになってましたね。ログインしてるPCでは公開と非公開の違いなく表示されていたもので気がつきませんでした。

有用な情報については、公開させていただきますね(^^)

--以下 Lさんコメント(抜粋)
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 ご無沙汰しております。シムーン、素敵ですねえ。昔、MAでジャピー機の作例が出てました。確かキャビンに増加タンクを設えてましたよ。
 ご案内とは思いますが、透明パーツは”ケミカル”で処理するのが流行りですね。(1)フューチャーワックス(2)Mrホビーのモデリングワックス(3)ハセガワのコーティングポリマーであります。小生は(2)(3)を愛用していますが効果覿面で思わず笑みが浮かぶくらい透明度がアップします。
 後、FALCONのClear-Vax Canopies 1/72ScaleSet No.26 FRANCE Part1にコードロンC.635シムーンのヴァキュームキャノピーがセットされていますよ。
 もし見つけられなかったら、小生のVキャノピーとデカールを交換して下さい💛
 小生は勇気が足りなくてバーゲンでいくつもVキャノピーを買ったし簡易キットも抱いていますが、使ったことがありません。丁寧に言えば、大学生の時、キットのキャノピーを型にして塩ビを絞り交換したことがあるのですが、うまく削り合わせが出来ず、スッキリと仕上げられませんでした。今も、”スピット作りたいし、マルコムフードはヴァキュームじゃないと決まらないけど、キットに合わせられるかなー”と無駄に悩んでるくらいです。
Commented by hiranuma at 2019-03-13 09:43 x
hn-nhさん

デカール欲しいものがあるので一緒にお願いできるとうれしいです。でも、いっぱいだから、、
Commented by hn-nh3 at 2019-03-14 05:26
オリジナルデカールで特定車両のマーキングを再現する際には、やはりイラストレーターでトレース可能な実車写真のなるべく鮮明な画像が必要ですね。マーキングを完全に正面から写したものでなくても、ある程度ならフォトショップで画角補正は可能です。あとは車両の図面などマーキングの大きさを対照できる資料があるといいですね。
Commented by hiranuma at 2019-03-14 10:17 x
白文字、黒文字は大丈夫かと思うのですがカラーのマークは大丈夫でしょうか?
お願いできるかどうか分かりませんが資料を準備してみます。
多すぎて自分でやることのになるかもですが、、、
Commented by hn-nh3 at 2019-03-16 18:37
ドライデカール(インレタ)は制作会社にデーターを送って、オフセット印刷のような刷版を作ってもらって、選んだインクの色で刷ってもらう仕組みです。白や黒、その他カラーなど用意されている色から選んで単色刷りは比較的簡単につくれます。
カラーの多色刷りとなると、それぞれの色版用のデーターを用意して重ね刷りしてもらわないと再現できず、小さい図柄だと版ずれなどが起こる可能性もありますね。

多色印刷を安価で制作するサービスもあるようですが、おそらくはオンデマンド印刷のようないわゆるカラープリンターで印刷する形式なのかと想像します。その場合、印刷の解像度がどの程度なのかがきになるところです。スケールモデルで要求されるような精密再現ができるか。

前に「夜間飛行」の1/35本をプリンターで作った時に1/35の活字サイズよりプリンターの色ドットのほうが荒くて拡大視に耐えられるものではなかったこともあるので。
Commented by hiranuma at 2019-03-16 20:29 x
なるほど、、BMWのロゴは難しいのかもしれませんね。
by hn-nh3 | 2019-01-09 14:15 | ヒコーキ | Comments(16)