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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

TERRE DES HOMMES (サンテックスのコードロン シムーン)vol.3

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引き出しの奥から50フラン札がでてきたよ。
昔々、ヨーロッパがEUになる前、フランスではフランという通貨が使われていました。50フラン札には「星の王子さま」の作者、サンテグジュペリの肖像が描かれてたから、ヨーロッパ旅行のお土産でもらったりしたんだよ。

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ディテール。(写真はクリックすると拡大できます)
50フラン札の表側左上には、緑色の帽子みたいな物体。これは「星の王子さま」の冒頭のエピソードに登場する「象を飲み込んだうわばみ」ですね。そういえば前に模写したことあったな。
その横の正面から捉えた飛行機はブレゲー14ラテコエール28 (..ではなくラテコエール25か26) 
サンテグジュペリが郵便飛行のパイロットだった時代に乗っていたものですね。飛行機の後ろを横切る空色の7本線はよく見ると、小さな文字の列です。

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裏側。星の王子さまとブレゲー14。砂漠の上を飛んでますね。
50フランというと、だいたい1000円札ぐらいのイメージでしょうか。このデザインのお札は1993に発行されてEU統合で2002年にユーロに切り替わるまでの間使われたもの。フランからユーロへの両替は2012年に終了したので、この50フラン札はもはや紙くず。もっとも、コレクターズアイテムとしては人気あるらしく、それなりの値段で売れるのだそうな。

... それで、本題のコードロン シムーンの話は?

... えっと、今回はお休みです。だって連休だし。

そうそう、そんなことより、50フラン札の星の王子さまの前にヒツジがいる、って知ってました?
偽造防止の隠れキャラなのか、透明なニスで印刷してあるので、光が当たったときだけシルエットが浮かび上がる仕掛け。この透明なヒツジは、そう、王子さまが描いてもらった「ツノのあるヒツジ」。

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Commented by かば◎ at 2019-01-14 15:17 x
2枚目の写真、シルエットで描かれているのは、ブレゲー14ではないですね(ブレゲー14は下の絵にあるように複葉機なので)。
郵便機として多用された(そしてサンテクスも乗っていた)ラテコエール(たぶんラテコエール28)ではないかと思います。

しかし、このフラン札はいいですね。いつまでも大事に持っていたい感じでです。
ウチにある外国札といったら、崩壊直前のソ連のルーブル札(レーニンの肖像入り)とか、4か国語で銀行名が書かれているユーゴスラビアのディナール札とかです(後者は昔々かみさんが行った時の物)。
ロマンが足りない……。
Commented by セータ☆ at 2019-01-14 19:36 x
これはなかなか素敵ですね。さすがはデザインの国。青の使い方なんかお札にしておくのが勿体無い(?)感じ。
ちょっと欲しいかもと思ってebayを見たら、やはりミントコンディションだと5千円くらいするみたいですね。

「象を飲み込んだうわばみ」を配するなど遊び心もイイです。大人は「帽子か?」とか思うんでしょうか。
この「象を飲み込んだうわばみ」って、フィギュアとかぬいぐるみもあるんですよね。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-14 23:35
>かば◎さん
>>シルエットで描かれているのは、ブレゲー14ではないですね

んがー。ご指摘ありがうございます。にわか飛行機モデラーなので翼の数も数えられない始末..(汗)
「夜間飛行」で乗ってるのはラテコエール28なのでしょうね。1/72でキットとか出てるのかしらと調べてみれば、S.B.SModelのレジンキットがありますね。しかし...値段にビッックリ。

旧ソ連時代のレーニンの切手もお気に入りで、大事に持ってたけど、どこにいったかしら..?
Commented by hn-nh3 at 2019-01-14 23:51
>セータ☆さん
「象を飲み込んだうわばみ」のぬいぐるみは箱根の星の王子様ミュージアムで売ってますね。これはいらないなー(笑)

昔、白と水色のフェルトを買ってきて1/1サイズの四次元ポケットを作ったことはありますけど。中から便利な道具は何もでてこなかったのですが。

50フラン札は本当にきれいですよね。裏の砂漠はオレンジで砂丘の影が青。空の雲には下色でうっすらピンクがはいってたりします。大人には見えない「ツノの生えたヤギ」はどうも夜光塗料で印刷されてるようです。
Commented by かば◎ at 2019-01-15 00:10 x
エレールが一時の調子で頑張っていたら、そのうち出しそうな機体……ではあったんですけれどね<ラテコエール28

いつかAZURあたりから出ないかしらん……いや、その場合はアルカンシエルとか南十字星号とかのほうが先かな?

ちなみにラテコの28には、その前型である26、さらにその前の25というのがあって、どれもこのシルエットのようなガニマタ主脚です。
「たぶん28」というのは、サンテクスが乗っていた機体ということでよく名前が出るのは28だから、というくらいのボンヤリした理由です。この絵だと機首前面がラジエータのようにも見えるので、それだと26かな?という気もしてきますけれど。

ところでフラン札、最初にパッと写真を見た時には左右どちらかが折ってある?なんて思ったんですが、よく見ると、見慣れた日本円の札とはまるで縦横比が違うんですね。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-15 06:10
50フランに描かれている飛行機の機種について検索するものの、ほとんど言及されてないですね。「古い飛行機」とか「複葉機」ぐらいで。28か26なんてことを気にしてる人は...笑

フランス人は長財布なんか持たないからお札が短いのか知らん?と思ったけど、1993年の新デザインのシリーズ以前のフランスフラン紙幣は横長でそういう訳ではなさそう。
ユーロ紙幣はその性格上、人物肖像は排除されているので、旅先の買い物で、こいつ誰だ?という楽しみがないのが残念ですね。

AZURはチェコのメーカーなのですね。CMKと同じなのか。
飛行機ものにも手を伸ばすととこれまた広大な世界が...
Commented by hn-nh3 at 2019-01-15 07:51
指摘のように、ラテコエール26の可能性あり、ですね。

以下のようなテキストもありました。

「ブレストでも研修を終えトゥールーズに戻ったサン=テグジュペリは夜間飛行が可能になった大型の新型ラテコエール25と26型機の操縦を任された」
--ブェノス・アイレスと『夜間飛行』 平井 裕 文化論集第5号1994年9月
https://waseda.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=11556&item_no=1&page_id=13&block_id=21
Commented by かば◎ at 2019-01-15 11:23 x
>hn-nhさん

紙幣というのはコレクターもいる世界なので、図案なんて逐一「種明かし」されていそうなものですが……。

上のシルエットに関して言えば、翼端形状も、「28だったらもっと丸くなめらかに描くかなあ……」という気もしています。やっぱり26なのかしらん。

ユーロ通貨に関して言えば、確か貨幣は、片面は各国それぞれのデザインで出しているんですよね。紙幣となると、より「国境を越える」ことが多いからなのか……。

考えてみれば、各国の偉人を描くとなると、「こっちではよくても、こっちではトンデモナイ」なんてことにもなりそうなのは判りますが、味気ないのも確かですね。

だから建物なのか……と思ったんですが、その建物さえ、単に様式を現した架空のものだというのを今頃になって(wikiを読んで)知りました。うわ。ますます味気ねえ。
Commented by かば◎ at 2019-01-15 11:47 x
>hn-nhさん

改めて検索してみましたが、フランス語で、この50フラン札の図案に言及しているところでは、「ラテコエール25」としていることが多いようでした。

以下の2例はオークションサイトから。

En haut à gauche, le boa ayant avalé l'éléphant et la silhouette d'un Latécoère 25.

Sur la partie gauche du billet et de haut en bas: l’avion de ligne français “Latécoère 25”, le boa qui digère un éléphant, en minuscule un extrait du texte “Le petit prince”, le mouton (incolore) et le Petit Prince portant un nœud papillon.

あと、これはコレクター向けサイト? とにかく、フランス銀行発行紙幣の専門サイトのようです。

http://www.fayette-edition.com/article_19.php
Commented by かば◎ at 2019-01-15 12:00 x
なお、AZURは仰るようにCMK/MPM/Special Hobby系のブランドで、同一キットのバリエーションが、これらのレーベルをまたがって出ていることがあります。昔はMPMが「親レーベル」的な感じ(というか会社名?)だったように思うのですが、最近は「Special Hobby」がメインになったらしいです。

というわけで、AZURも中身的にはいわゆる「チェコ簡易」の一派なんですが、企画はフランスで行っているため、「フランス機およびフランスで使っていた機体」がラインナップの中心を占めています。

どんどん脱線で連投済みません。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-15 20:35
Google先生は90年代のことは以外と苦手分野ですよね。インターネットの黎明期で当時のデーターも消えてしまってたり、それ以前のように歴史で語られるほどには時間が経ってなかったりで。

なるほど、フランス語サイトだったらいろいろと見つかりそうですね。表の図案はラテコエール25が「定説」のようですが、案外気がついてないだけで、かば◎さんの推測のようにテコエール26だったりするかもしれませんよ(^^)

これだけ話のネタにしたからには、ラテコエール25(or26or28)の1/72 インジェクションキットがどこからかリリースされたら、責任とって作るしかないなー(笑)
Commented by かば◎ at 2019-01-16 11:14 x
改めて50フラン紙幣の解説をあちこちで読んでいて気付いたのですが、hn-nhさんのお持ちの50フラン札は、「サンテグジュペリの名前に誤植のある版」ですね。

名前の正しいつづりは「Saint-Exupéry」なんですが、誤植版は「Saint-Éxupéry」と、誤って「エグジュペリ」のアタマのEにアクサン記号が付いています。

「すごく珍しい」というほどではなさそうですが(もしかしたら誤植の有無は半々くらい?)、とにかく、のちに訂正されているので、初期に発行されたものに見られる特徴らしいです。 ちなみに訂正版は、生没年が改行されて、この部分が2行になっています。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-16 14:53
誤植があるって話はどこかで読みました。フランス語には疎いのでその記述が正しいのか半信半疑でしたが。 ..紙幣なのにそんなことあるんですね。

隠れキャラのヒツジの位置が違う(版ずれ?)ものもあるようですね。なんだかルーズ、それもフランスらしさ?? 

そんなだから、ゴート札が混じってても気づかないよねー
Commented by みやまえ at 2019-03-17 21:36 x
星の王子様は、アントワーヌの幼くしてなくなった弟だと思うととても切ない作品ですね。
ところで、左舷の操縦系は、胴体にそって走ってるのは多分トーションバーで、操縦桿からのボーデン索による入力でシャフトを捻ることでエレベーターを作動させるんじゃないでしょうか。
操縦桿前のレバーは、燃料ポンプ用かなと思ったり。
Bf108の左右の座駅の間にあるレバーは主脚引き込み用ですが、おなじようにぜんごにうごかすだけなんじゃないでしょうか。
Commented by hn-nh3 at 2019-03-18 05:10
みやまえさん、ありがとうございます。
なるほど、後方に伸びるシャフトは水平尾翼の昇降舵を操作するものだったのですね。英語では「エレベーター」ということすら知らなかったぐらい、飛行機に関しては門外漢なので助かります。といって戦車の何を知っているのか聞かれても困るのですが...

内部はもう色を塗って閉じてしまったので、さすがに操縦桿などを可動にしようとは思いませんが、操作系の仕組みがわかると、ディテールの処理の仕方も変わってくると思います。
シムーンの主脚は引き込まれないタイプだから、可動ギミックを作らなくて済みました(^^)

星の王子様は、いなくなってしまった弟の姿が投影されてるんですね。そう思うとまた違ったものが見えてきます。
by hn-nh3 | 2019-01-14 11:37 | ヒコーキ | Comments(15)