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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

TERRE DES HOMMES (サンテックスのコードロン シムーン)vol.4

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コードロン シムーン制作記その4。機体のマーキングを自作するの巻。
サンテグジュペリの搭乗機のコードネームは「F-ANRY(“ ANtoine de SaintExupéRY”)」翼と機体に描かれてるロゴをイラストレーターで作ってみます。左の文字は似たようなフォントを配置してみたもの、それを右のように実機に描いてあった書体に近づくようにフォントを改造してみました。フォントでは横ラインが縦より微妙に細かったのを等幅に。Aの横線の位置を少し下げて、Yの交差ポイントを少しあげて...文字が全体的に少し太く。Rの斜めの棒は垂直に近く修正。

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尾翼に描かれている文字も解読。①②:F-ANRY は機体の左右両側に描かれているのを確認。主翼の上面、下面に大きくF-A、NRYと左右の翼に分割配置。尾翼には③:No.7042、④:SIMOUN  ⑤:C.630 ⑥:Avions Caudron。左右両側に描かれてます(たぶん)

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マーキングの復元作業はイラストレーターに図面と写真を配置。それに重ねるように文字を調整してます。下敷きにする写真は必ずしも真横から撮ったものではないのでフォトショップで遠近補正をかけて正面から見た姿に近づけてます。
③の機体No.7042と ⑤の型番 C.630の文字は実機通りのサイズで配置すると1/72では小さすぎて文字が潰れてしまうので、少し大きめにデフォルメ。それでもかなり小さいので、これをドライデカールで起こすときに再現できるかは要検証。

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工作も少し進めます。機体の内部カラーは赤。組み立て説明書に"ROUGE"って色指定されてます。ルージュ、フランス語わからないと言っても、それくらいは読めます。

博物館に現存する機体の内部写真をみると、びっっくりするぐらい鮮やかな赤ですが、模型的には内部は少し彩度を抑えてます。機体の外から見ると内部は光の加減で暗めに見えるので、塗装で明暗の補正。

このページ:MUSEE AIR ESPACE>CAUDRON C635 SIMOUN で、コクピット内をぐるぐると360度見ることができます。
もっとも、視点が一つなので、コクピット前方の操縦席足回りが隠れてしまってるのが少し残念。

操縦桿はどうなってるのかなど悩んでいたら、かば◎さんがコクピットまわりの写真を送ってきてくれました。書籍からのスキャンなので版権の問題があり、ここにはアップできませんが、操縦手のシート座面には操縦桿を引き寄せるためのV字型の切り欠きがあることがわかりました。フットペダルも操縦手、副操縦手ともに配置されてました。

副操縦手のシートには翼の桁材との関係で切り欠きがないのですが、副操縦手の操縦桿をクランクした形状のものにすることで対処したようです。

操縦手の左上部の天井を後部まで伸びるシャフトがあるのですが、これは何の用途なのか。
このページ:Caudron C.635 Simoun No. 8519.428 F-ANRO でも内部写真が見られます。機体後部の内部構造を写した写真もあって、それを見ると、謎のシャフトが後部に続いているのが確認できます。尾翼の軸に繋がってるので、尾翼の角度を調整する用途のものと推測。

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コクピット周りの追加工作。操縦手席の座面にV字型の切り欠き、操縦手と副操縦手の操縦桿を0.6mm真鍮線で自作。先端に1mmプラ棒を薄くスライスしたものを接着。操縦手の操縦桿の先端にはボタンのようなものがあるので、プラストラクトの0.3mmプラ丸棒を小さく切って接着。

フットペダルはキットでは操縦手のものしかモールドされてなかったので、副操縦手用にも同じ形で再現。本当はフットペダルは足掛け部分もパイプで構成されているのですが、1/72スケールだと工作限界にもなってくるので単純化。両足のペダルをつなぐパイプだけプラ棒の太さの違うものを配置して、それっぽく再現。

操縦手の操縦桿の前にはハンドブレーキみたいなレバー。その前にある長方形のプレートで囲われた機器はプラ角棒で代用。
このほかにも実際にはあれやこれやとディテールがあるのですが、作り込んでも外から見える保証もないから、内部工作はこのくらいにして、サフェーサー吹いて塗装の準備。

せっかく内部がよく解る写真を送ったのに結果がこれかよ..と言われてしまいそうですが。。

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1/17 追記:
指摘を受けて"F-ANRY"のロゴを修正。Aの三角の抜けを小さく、Rの抜けを小さく、Rの斜め棒を少し内側に、などなど
尾翼の”SIMOUN” "C.630"も文字の横幅が少し詰まってるように見えたので、横幅だけ110%拡張

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Commented by かば◎ at 2019-01-16 19:00 x
着々と進んでますね。

うーん。私よりもよほど「飛行機モデラー」っぽい……。

ちょっとだけ(偉そうに)突っ込みを入れさせていただくと、「F-ANRY」のAの字の中の三角は、実機ではhn-nhさんのロゴデザインよりももっと小さいですよね(三角の横幅が、文字の線の幅と同じくらいしかない)。
文字全体のアウトラインはよく似ていて、横棒位置も正しく、文字の太さも一見ほぼ同じように見えるのになぜ……。
白字(黒地)と黒字(白地)では、文字の太さが違って見えるのかもしれません。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-17 04:27
>>「F-ANRY」のAの字の中の三角は

やっぱりそう思いますよね....(^^:)
印刷で文字が太る可能性も考慮して少し実物よりもスリム気味には作ってあるのですが、AとRの中抜けのバランスは実機と印象が違ってしまっているのは、自分でも気になってました。

文字毎にパーツの太さが変わってしまわないようにと、全体での均一な修正に留めていたのですが、そこに拘らずにAとRは少しパーツを太らせたほうが実機の印象に近づくと思います。

ありがとうございます。修正版を記事に追記してみました。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-17 04:33
「F-ANRY」のロゴを再現したものは、さまざまなイラストや模型の作例などでも見ますが、再現度にはけっこうばらつきがありますね。手描きで再現したものは実機の印象に近いですが、既成フォントを利用したものは、Rの書体が実機とは異なる場合が多いです。Rの斜め棒の角度が大きかったり、などなど、フォントによってRの作り方に個性がでますね。
by hn-nh3 | 2019-01-16 18:15 | ヒコーキ | Comments(3)