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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

ドライデカール制作

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デカール到着。
実験をかねて、ケーブルドラムのデカールを自作してみた。1944年8月のワルシャワ蜂起の際にAK(ポーランド国内軍)が築いたバリケードで使用されたケーブルドラムのロゴを再現。

記録写真を見ながら、イラストレーターで文字を作成、アウトライン化したデーターをドライデカール(インレタ)の制作サービスしてるところで作ってもらった。
データーを送ると、中1日で制作、納品してくれる、というサービス。料金表も載ってるので、70×110のサイズなら送料合わせて3000円くらいで出来るなら、と頼んでみたら、出力用の版(ネガフィルム)が必要とのこと。料金表にも載ってるのを見落としてました。それが1900円。。
結局、送料と代引手数料、フィルム代を含めて、合計税込5400円。

うう。もちろん、払えない金額ではないけど、戦車のプラモが買えてしまうよ。。
ケーブルドラムのロゴごときに、なんたる放蕩。

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入稿した版下と出来上がったドライデカールの比較。デカールのフィルムに光が反射して写真では色が薄くなって見えますが、実際は黒一色。デカールの下に保護台紙があるので、その黄色が写ってますが、デカールを配置したフィルムは透明。

どのくらいの解像度で再現できるのか知りたくて、ケーブルドラムのロゴの余白に、製作中のコードロン シムーンの機体マーキングのデーターを配置してみました。「F-A」「NRY」「No7042」「SIMOUN」「C.630」「Avions Caudron」という文字などなど。小さな文字が潰れずに再現できるか、文字のエッジが印刷で太ったりしてニュアンスが変わったりしないか、そのあたりを確かめるために今回テスト。

きれいに抜けてますね。文字も太ったりしてなくて、版下の印象そのままに出来上がってます。
再現度は申し分ないです。あとは値段か。もうちょっと安いと、気軽にオリジナルデカールも作れるのですが、フィルム代が結構ネック。同じものを再制作するなら、フィルム持ち込みでいけるのでその分のコストを抑えられるのでお得になりますが、ケーブルドラムのロゴなんてそうそう必要になるものではないし。。。。(^^:)

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デカールのディテール。文字高さ1mmくらいの小さな文字もきれいに再現できてますね。テストのため、ちょっとづつ大きさを変えてデーターを作ってます。一番右が目標サイズ、中央がその110%、左は120%サイズ。
これがきれいに貼れるかの検証も必要ですね。ドライデカールは水転写デカールと違って、文字など図版の裏の糊だけで張り付くので、水転写デカールのような余白ができないのは魅力だけど、転写後の強度がどこまで確保できるかが課題。

ちなみに上の写真で使ってる定規は前にこのブログ記事でも紹介した「本当の定規」。

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制作したデカールを貼る準備もしないとね、と。ケーブルドラムの塗装も開始。とりあえず、ベース色まで塗ってみた段階。
木製ドラムをどんな色調で仕上げるか、ちょっと思案中。新品のドラムなら白木の色だし、使い古したものなら雨ざらしの灰色になった木の色になるし。とりあえずどちらにも転べるようなアースカラーで地色で塗装。

さて、どうしようというところで、資料を引っ張り出す。右が今回制作するドラムの参照画像。ワルシャワ蜂起のバリケードで使われているドラム。右側2つは昨年に南ドイツで筆者が撮影したドラムの写真。実際のドラム使用の程度で色調にもかなり幅があります。新品のドラムにするのか使い古されたドラムにするのか、そのミックスなのか。さて、どうする?

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Commented by セータ☆ at 2019-01-20 16:28 x
ドライデカール、私も製作してみたいと思っていたので参考になります。
コアな鉄道模型モデラーは以前から製作しており、ということは相当小さい文字も再現可能ということですが、実際の仕上がりも充分みたいですね。

飛行機モデルの場合、エースの機体など「個体」を再現するケースが多く、対応するサードパーティー製のデカールも豊富ですが、AFVではそういうケースは比較的少ないですよね。リベットの1つにこだわる様なモデリングの場合、マーキングの書体や線の太さにこだわるのはある意味当然だと(個人的には)思っています。

市販のデカールも精査すると割と大らかで、例えばティーガーIのような超メジャー車両用のデカールでも、書体や太さが実物と微妙に異なっていたりします。
手前味噌ですが、以前ティーガーIを作ったときはやはり市販デカールの線が細く感じたので、実車記録写真を1/35にプリントアウトし、塗装用のマスキングを製作して再現したりしました。まぁそうした拘りが模型作品の出来に反映されているかは別問題(^^;)ですが、これは「そういう遊び」だと思ってますので。

貼付けですが、Miniartの木目はちょっとオーバー目なので、木目モールドの凸凹にうまく密着させるのがキモになりそう。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-20 19:50
書体が実物と似て非なるものになるのは実際に作ってみると、理由がわかります。既成のフォントを利用して縦横変倍でプロポーションを似せて、文字パーツのバランスを調整するくらいまでなら比較的簡単ですが、太さを微妙に変えたり曲線のニュアンスを変えるのは以外と手間がかかります。どれだけ根気よくできるか...製作者の思い入れ次第。

私だって、シムーンの「F-ANRY」のロゴをかば◎さんにちょっと違うんじゃね?ってツッコミいれられなければ、このくらいでいいよね.. なんて妥協しかけてましたし(笑)


ドライデカールは、思った以上に精密に文字が再現できることがわかりました。
曲面や木目モールドのような凹凸のある面に貼るのに、マークソフターなどが使える/耐えられるものなのかをこれから検証してみます。

そのあたりの実用性が確認できれば、シムーンの白文字デカールを実行に移します。そして次なる目標としては....

ワルシャワのケーブルドラムを作ったからには、やっぱり主役たるHetzer Chwat号のロゴマークを作ることになりそうだし、それだけだと勿体ないから、白文字のロシアンスローガンも同じ版に載せようかと..(^^)

セータ☆さんも希望のマーキングあったら、資料いただければ再現できる範囲でデーター作って出力、お渡ししますよ。

100×130サイズに納まる内容で、白刷り、どうせなら赤も入れた2版刷りにチャレンジしてみる野望も...

作りかけのKV-1用として
"Отомстим за наших девушек"(少女たちのための復讐)
などなど。
Commented by セータ☆ at 2019-01-20 23:59 x
>>"Отомстим за наших девушек"

赤字に白影みたいで手書きはキツそうだからデカール作成はいいかもですね。
それこそタミヤのM3 スカウトに入ってる「我々は…」号の「車体反対側」とか面白そうですが、まずもって写真が無い(本当に反対側にも書かれてたかすらワカラナイ)のがネックです。

ドライデカールは割と保存寿命が短いという話も聞きます。糊が付かなくなっちゃうとかパリパリに割れちゃうとか。真偽は不明ですが、バシバシ作って使用した方が良いのかも?
Commented by hn-nh3 at 2019-01-21 06:15
ドライデカール(インレタ)は印刷図柄(文字)の裏に圧着性の糊が露出しているため、保護の裏紙なしで保管したり、空気や紫外線にさらされるところでの長期保存は難しいのかもしれません。印刷の劣化というより糊の接着力低下ですね。
袋に密封して1〜2年以内に使うのが正しい使い方でしょう。(水転写デカールだって本来ならそのくらいの使い方で長期に渡り積んでおくのは....笑)


赤軍車両のスローガンは「車体反対側」の考証が課題ですね。
同じようにあるのか、片側なのか、裏は別のマーキングなのか。

例の「我々は…」号の「車体反対側」にも同じメッセージが書かれていたという説のソースが明らかになるいといいのですが。..誰かが不鮮明な裏焼き写真を見て「裏側も同じだー」と勘違いした可能性もない訳ではないし。

昔、近所のトラックに貼ってあった「自家用」シールのように反対側では「用家自」ってなってたりして...
Commented by かば◎ at 2019-01-21 06:21 x
>>「F-ANRY」のロゴをかば◎さんにちょっと違うんじゃね?ってツッコミいれられなければ、

うはははははは(^^;) 申し訳ない。

>>主役たるHetzer Chwat号のロゴマークを作ることになりそう

現時点でヘッツァーの初期型を作る場合、ほぼドラゴンのキットを選ぶことになるのではと思いますが(いや、でももしかしたら初期型は生産休止中か)、ドラゴンの初期型キットには「Chwat」のデカールが最初から付属しています。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-21 07:56
ヘッツァーはタミヤのキット(中期型)を改造して作ろうかなとぼんやり考えてました。防盾を初期型の形状に修正して、マフラーにパンチングメタルの放熱板を貼ったらいいのかな、と。

ドラゴンの初期型に「Chwat」のが入ってることは知りませんでした。しかし見ればマークとロゴが1セットだけなので正面と側面に貼るには不足。それにオールドキットでもあるので、あえて在庫を探し出す価値があるのかというと微妙。

アカデミーの「前期型」に「Chwat」のデカールが正面、側面そろって入っているようです。それを手に入れるのが近道のようですが、同社のプラハのヘッツァー仕様の後期型キットを見る限り、転輪や履帯など足回りのディテールはタミヤのキットのほうが雰囲気に勝るので、これまた微妙な選択肢。
サンダーモデルがベルゲヘッツァーのパーツを利用してちゃんとしたヘッツァーをリリースしてくれないかしら。

しかし、「Chwat」のマーキングが施されるのはバリケードから回収、修理された後だと思われるので、ケーブルドラムのバリケードに組み込まれて時点ではまだ無印のヘッツァー初期型でしかないんですよね。。たぶん。
Commented by かば◎ at 2019-01-23 19:54 x
確かに。
ヘッツァー初期型=ドラゴン、という硬直思考に陥っていましたが、ドラゴンのキットとしてもちょっと古めなので、タミヤをいじってしまったほうが、いっそ楽なのかもしれません。
防盾とか、どこからか改造パーツ出てましたっけ。それとも標準型から盛ったり削ったり?

アカデミーのヘッツァーは、ちょっと「う~ん」と唸っちゃう、微妙なキットですね。
一部で確かめもしないで揶揄する人の「タミヤのコピー」説は誤りで、独自設計で、選択できるパーツも豊富……というところまではいいんですが、あらゆる部分でちまちま寸法が変という……悩ましすぎます。
私もプラハ蜂起版を持っているのですが、そのまま作るか、タミヤに小物とデカールだけ流用するか、ちょっと悩んでいます。
まあ、プラハ蜂起のヘッツァーで、寸法・仕様の「正確さ」を追求するのも、なんだかちょっと道を誤っているような気が(笑)。
Commented by hn-nh3 at 2019-01-25 11:27
>プラハ蜂起のヘッツァーで、寸法・仕様の「正確さ」を追求するのも、なんだかちょっと道を誤っているような気が

同感です。私も同じキットを持っていて、後部ハッチの大きさがおかしいのとかはチマチマと修正したりはしましたが、アカデミーのキットで車体寸法など指摘されていることには目をつぶって工作を進めていました。いっそのことタミヤのコピーだったらよかったのにとつくづく思います(笑)

タミヤのキットの転輪が秋葉原YSのバラ売りコーナーで手に入ったので、ボルトを一個飛ばしにして換装しましたが、全体をタミヤのキットと2個イチにしようとかの気にはなりませんね。実車がそもそも組立途上の非正規車両ですから、完全な再現を追求することに意味があるのかが。。

そんなこともあって、タミヤのキットも一度組んでみたいなと思ってたこともあり、Chwat号を再現するならタミヤのをベースに防盾を削ったり盛ったりしてみるのも楽しいかなと。
これも履帯をサードパーティのものに替えたり、高価なアフターパーツを投入する意味のある車両ではない気もします。
by hn-nh3 | 2019-01-20 05:03 | 資料 | Comments(8)