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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

日常とバリケード

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ゼンゼンゼン回の記事に取り上げた映画"Miasto44""のメイキング映像を見つけた。バリケードのシーンなどは実際の街の中でオープンセットを組んで撮影していたようだ。ポーランド西部、ブラツワフ ブロツワフ( Wrocław)という街のこの辺り


バリケードって何だかワクワクします。瓦礫やらガラクタで道が封鎖されると風景は一変。見慣れた「街」が見知らぬ「都市」に変貌する、というような。
もっとも、ヨーロッパみたいな街区型の街じゃないとそれは無理なんでしょうけど。


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映画でのワルシャワ蜂起の再現度合いは凄まじいものですが、兵器や装備の類も綿密な考証を元に再現されているようです。
↓こんなサイト。映画に登場する銃器をリスト化しています。





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このところ、vol de nuitさんのサイトでワルシャワ蜂起で国内軍(AK)が使用した車両を追跡した記事 ”Archive: Vehicles in Warsaw, 1944” やそれに関連してかば◎さん関連記事をアップするなど、なにやらワルシャワ方面が気になる状況。

voi de nuit さんの車両追跡で、Opel Kapitänの写真がなかなか見つからないのですが、こんな映像を発見。
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シトロエンtype23の後ろにいるセダンはオペル・カピテーンですね。
と、言ってもこれは当時の記録写真ではなく、上記の映画"Miasto44''の1シーン。

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https://www.imcdb.org/movie.php?id=3765326

IMCDBは映画やテレビ番組など映像に登場する車両のデータベースとしてソフトスキン類の写真を探すときに便利なサイトですが、"Miasto44”もカテゴリーページが作られてました。ページはまだまだ整備途上というところですが、しかし、この映画。登場する戦車や装甲車ならともかく、チラっとしか映らないこんな乗用車でも当時実際に使われていた車種にもこだわるなど、つくづくマニアックな映画だったと、あらためて感心。

Commented by vol de nuit at 2019-02-09 23:05 x
非常に興味深い記事をありがとうございます!
これはジオラマ製作のヒントにもなりますね。

"Miasto44”は、改めてじっくり観ようと思います。
以前観た際はヒロインのゾフィア・ヴィフラチュに見とれてしまったので。(笑)
Commented by かば◎ at 2019-02-10 10:39 x
シトロエン23は、ぱっと見、ポルスキ・フィアット508 IIIかと思いました。ラジエーターグリルの感じがよく似ています。しかし、暗くて判りづらいですが、よく見ると確かにダブル・シェブロンが……。

これは逆に、「これまでポルスキ・フィアット508 IIIだと思っていたのがシトロエンだったりしないのか」と不安になります(笑)。

他にもシトロエン・アヴァンとか、フランス車が多いですね。やはり、「現在残っている、当時の車」となると、その辺の率が高くなるのでしょうね。
Commented by かば◎ at 2019-02-10 19:52 x
>>ポーランド西部、ブラツワフ( Wrocław)という街

これは「ブロツワフ」と書く方が正確ではないでしょうか(wikipediaにもその名前で立項されていますし)。
ドイツ語で言うところのブレスラウですね。

ブラツワフと書くと、現ウクライナ領の街(Bracław)の方を指してしまいそう。

ロケがワルシャワでなくこちらなのは、単純に、「交通を止めて撮影するのに都合がいいから」なんでしょうかね?

ワルシャワもブロツワフも、大戦でめちゃくちゃに破壊されて、その後、復興時に、ものすごく労力を割いて破壊前の姿を復元した、という条件は同じらしいので、光景としてはワルシャワそのものでのロケでもよさそうですが……。

あるいは、ワルシャワの場合、古い町並みが再現された「ワルシャワ歴史地区」は、世界遺産に登録されているので「セットを組んでロケ」とか、あまり勝手にできないとか……。
Commented by hn-nh3 at 2019-02-11 11:13
>vol de nuit さん
繰り返し観るにはしんどい描写も多いので。。半分ぐらいに編集したらわかりやすい映画になるのでしょうが。

劇中、T-55ベースとみられるプロップパンターの動画見つけたので、項をあらためてリンク貼っておきますね(^^)

>かば◎さん
チラッとなら、ポルスキ・フィアット508 IIIにも見えなくはないからシトロエン23を使ったのかもしれませんね。
フランス車はドイツ軍で本当によく使われてますが、ヴィシー政権下で継続生産されてたりするのも理由なのでしょうが、それ以上に愛される要素が多かったから、という気もしますよね。

Commented by hn-nh3 at 2019-02-11 11:32
>>これは「ブロツワフ」と書く方が正確ではないでしょうか(wikipediaにもその名前で立項されていますし)。

ポーランド語の発音がまったくわからなかったので、コピペしました。たぶんブラツワフと書いてる記事があったのだと思います(笑)

「ブロツワフ」は戦前はドイツ領の「ブレスラウ」だったんですね。そちらは聞き覚えのある名前で腑に落ちました。
戦後ポーランドの国境が、東も西も「結果」でしかないのは、島国視点ではわからないところでしょうね。

映画の撮影がブロツワフで行われたことは、監督が何かの記事で語っていますが、ポーランド語に不案内なのでいまひとつニュアンスが理解できていません。フィルムコミッションとかも絡んでたりもするのかとも想像しますが、実際面でもワルシャワの特定の街角セットにすると、考証的な制約がでてしまうのを避けたかったということもあるかもしれません。

映画では、ワルシャワ固有の建物をCGで加えたりして当時を再現しているようです。


Commented by かば◎ at 2019-02-11 17:01 x
ブロツワフ(済みません、wikipediaの項目名はヴロツワフでした)は、ポーランドの行政区域で言うとドルヌィ・シロンスク県の県都(日本風に言えば県庁所在地?)なんですが、このシロンスクというのは、いわゆるシレジア(シュレージエン)のことで、これまた「ブレスラウ」同様、歴史の中でよく聞く名前かと。

>>戦後ポーランドの国境が、東も西も「結果」でしかないのは、島国視点ではわからない

確かにそうで、ただ、「ドイツの都市だったのに戦後はポーランドになっちゃった」というのもここ100年の話でしかなく、もともとブロツワフはボヘミア公国の街として建設され、その後もポーランド領だったり、ポーランド系の領主がいるボヘミアの街だったり、だいぶややこしいです(ただ、民族的にはスラブ系優勢の土地ではあったようです)。

ボヘミアからオーストリア・ハンガリー領になって、そこからプロイセンが分捕って、その後ドイツ領に、という流れのようですね。
Commented by hn-nh3 at 2019-02-12 18:32
その昔はチェコ系のボヘミア王国だったとは、なんともややこしい。。。

ボヘミア王国の旗は赤と白(銀)でポーランドの国旗も同じ配色。ワルシャワ蜂起の国内軍(AK)の識別腕章にも使われてた色ですね。

チェコの国旗はというと、赤と白に三角の青を組み合わせたものですが、建国当初はボヘミア王国と同じ赤と白の2分割だったとか。それではポーランドと紛らわしいので、スロバキア、モラビアの青を加えたという経緯があるようです。
そのチェコも現在はスロバキアが分離独立してしまってますが。。何ともややこしい。
Commented by みやまえ at 2019-03-17 19:20 x
消火器のオンパレードが圧巻ですね。
モーゼルHScとか出てくるとときめいていまいます。
あとPIAT.。
Commented at 2019-03-18 04:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by hn-nh3 | 2019-02-09 14:12 | 資料 | Comments(9)