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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

冬のヘルシンキ

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仕事でフィンランド。秋に続いて2回目の出張は冬の季節。凍てつくバルト海。
川や湖ではなく海が凍るというのはなんとなく不思議。最近は暖冬で以前ほどには凍りつかないようですが、昔は沖合の要塞島、スオメンリンナに行くバスが氷の上を走ったとか。

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今年はここ数十年でこんなことなかったほど雪が多いのだそうな。何時になく暖かいらしく、この日も気温は0度ほど。

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冬のフィンランドといえばオーロラが有名なんでしょうが、それは北のほうに行かないと見れないらしい。今回も予定がびっしりで市内観光は朝や隙間のわずかな時間にヘルシンキ市内を少しだけ。

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街の中心部にあるストックマンデパートの向かいのアカデミア書店は、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの設計。

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室内は3層分の吹き抜けとトップライト。黒い外観に対して中は白い大理石を使った静かな空間。フィンランド語がさっぱりわからないから、ずらりと並んでる本はただ眺めるだけ。。

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ミリタリーコーナーもありましたよ。とはいえ並んでるのは英語のタイトルの「洋書」ばっかり。フィンランド軍物がずらりと並んでいるのを想像していた期待はあっさり裏切られました。まあそうだよね。アカデミア書店は日本でいえば紀伊国屋書店とか八重洲ブックセンターみたいなものだからミリタリー専門書店のような品揃えを期待するのがそもそもの間違い。

フィンランドの3号突撃砲(STRUMI)の本 "SUOMALAISTEN RYNNÄKKÖTYKKIEN KOHTALOT"とかあったら買って帰ろう、なんて勝手な想像してましたが、やっぱり人気あるのはティーガーとかパンターですね。どこの国でも。
もちろんフィンランド物コーナーもありましたよ。冬戦争関連の本とか映画"Tali-Ihanatala 1944(タリ イハンタラ1944)"のメイキング写真集なんかも。しかし、言葉が分からないと持ってても意味なさそうな本ばかりで、何も買わずに本屋を出ました。

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ヘルシンキ大学の近く、カイサニエミの地下鉄駅から続く地下道。岩盤を掘り抜いてモルタルを吹き付けただけの洞窟のような風景が不思議。ちょっとぶれてしまったけど、ラスコー洞窟のような動物の絵が描いてあってちょっと楽しい。薄暗い照明が逆に雰囲気出してます。こういう遊び心は好きですね。

ヘルシンキの地下には無数の地下トンネルがあるのだとか。目的は..軍事、核シェルター。そういうところはやっぱり海で囲まれた国とは違って、戦争で国境がいくらでも変わってしまうのがヨーロッパなんですよね。前にスイスで道端にトーチカがあるのを見かけたときに感じたその慣れない感覚を思い出しました。..どこかの国の指導者は国境に壁を建てたがってますが(笑)

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ヘルシンキの空港。出発ロビーの奥のほうで見つけた面白い待合場所。最近できたみたいで、頭上をぐるりと囲む2m×75mの360度映像スクリーンが圧巻。ゆるゆるとうねった形になってるのはオーロラをイメージしたのかしら。

フィンランドの森の四季折々の風景を360度撮影した映像が数分ごとに移り変わっていく趣向で、飛行機の時間がなければずっと眺めていたくなる場所。その下の壁には人の動きに反応してプロジェクションマッピングが投影されたり最新のテクノロジーが投入されてます。
ただちょっと惜しいのは映し出される映像が、動画(ムービー)ではなく写真(スチール)であること。写真は動いてる時間を止めるものだから、こういう場所はやっぱり動画素材が似合うと思う。たとえ動きのないフィックスショットであっても、動画で映し出されるとそこに時間の流れを感じるのだけど。静寂の雪の林の中でときたま雪が枝から落ちたり..とか。
言うのは簡単だけど。

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帰国の時間。搭乗ゲートのカウンターが美しい。たぶん人工大理石か何かの樹脂素材でできたカウンターで数字の部分を裏面を薄く削り込んでバックライトで光る数字が透けて浮き上がる仕組み。フィンランドは空港に限らず公共物のデザインがとても綺麗。

( ..って、もうとっくに帰国してこの記事を書いてます。)


Commented by かば◎ at 2019-02-19 02:43 x
お疲れさまでした。
フィンランドいいなあ。いってみたいなあ。
羨ましいです。
Commented by hn-nh3 at 2019-02-19 05:18
そんなこんなで模型製作は絶賛停滞中です。。
冬のフィンランドは、本当にバタバタで、国内に喩えるなら博多に行ってラーメンも食べずに帰ってくる、ぐらいの行程でした。1日でも時間があれば船に乗って対岸にあるエストニアのタリンなど行きたいところでしたが。

それでも普段とは違う風景や文化に触れて、発見はありましたね。このブログ的には何の収穫もない旅でしたけど(笑)

本屋にしても、現地で「そうだ、本屋に行こう!」と駆け足で立ち寄ったくらいの全く持って準備不足の突撃。。
「あったら欲しい本」のリストでも事前に作っていたら、それなりには見つけられたのかもしれませんが。

昔は海外に行くと、国内では手に入りにくい洋書の写真集なんかを買い込んで帰ったものでしたが、もうそんな時代じゃなくなりましたね。ネットの普及(..と、歳をとったり)で情報に対する飢餓感が薄れたというか。。
Commented by vol de nuit at 2019-02-19 18:40 x
冬のフィンランド、美しいですね。
随所に見られる北欧流のデザインも素敵です。

街歩きの際は、おもちゃ屋探訪もオススメです。
Commented by hn-nh3 at 2019-02-19 21:47
ついついオフな風景ばかり撮ってしまったりですが、街は趣きがあって素敵でしたよ。トラムが走ってたりで移動も便利。

地下鉄やトラムは道端にある券売機で乗車チケット買うんですが、改札はないんですね。たまに車内を係員がチェックに来てチケットもってないと罰金払うことになるようですが、滞在中には一度も係員を見かけませんでした。性善説に支えられてるシステムのようです。

しかし模型屋さんとかは見かけなかったなー。日本でも街で普通に見かける店ではなくなってしまったけど。
by hn-nh3 | 2019-02-16 17:08 | 日々 | Comments(4)