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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

なんとなく FIAT(第4降下猟兵師団のFIAT500 vol.3)

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久しぶりにプラモの話。( ...模型ブログではなかったんかい?)

製作中のFIAT500 トポリーノのバンタイプ、イタリア駐留の第4降下猟兵師団 救護部隊所属車両。と、設定まで書くと長々となってしまうので 短く ”FIAT500” でいきます。
BroncoModelsのキットは細部までこだわって表現していて、フロントグリルのエンブレムのプレートもエッチングパーツで用意してあります。だけどFIATの文字はそこに無し。大人の事情か忘れたのかは知る由もないが。

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せめてデカールでFIATのロゴが用意されていたらよかったのだけどそれも無し。エンブレムのパーツのサイズは長さ2.4mm、幅1.6mm 。何か自分で細工をするには小さすぎるけど何もしないにしてはちょっと大きすぎる余白。
なので、例の自作ドライデカール作戦は可能か検討中。欲を言えば赤とシルバーの2色刷りにしたいところだけど費用もかかるので、赤く塗ったパーツに白いレタリング文字を貼り付ける方法が有力。それなら制作構想中の車両(まだ秘密)の白いマーキングをオリジナルデカールで起こす際に、余白にFIATのエンブレムロゴのデーターを配置して一緒に制作できる。写真はイラストレーターで作ったデーターを家庭用インクジェットプリンターで試しに出力してサイズ確認しているところ。

FIAT500 の当時のエンブレムロゴはどんなのだったか調べてみると、ロゴは時代によって変遷がある。
FIAT500 トポリーノに使われていたのは下方にすぼまって尖ってる1938-59年頃のタイプか。
トポリーノA/Bタイプの生産年代(1938-47)からすれば、それが順当ではあると思われるが、実車の写真を調べてみても、はっきりしない。実物でも小さいものだからネット画像の解像度で個々に識別が難しく、現存車はレストア時にオーナーの好みで31年タイプのものに変えてしまっている例も多い。

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FIAT500のバンタイプは、運転席後部に箱型ボディを乗せて後部ドアに窓がないためにクーペタイプのようにバックミラーで後ろを確認するという訳にもいかず、左右両側にサイドミラーをつけて後方確認をしている。ブロンコのキットもサイドミラーの小さなパーツが用意されていて、ドアのサイドウィンドウのフレームに取り付ける指示。

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うっかりなくしてしまいそうなパーツのサイズ。取り付け強度を考えると真鍮線に置き換えた方が無難?
しかしそれ以上に悩ましいのが制作の参考にしている写真。

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一緒に写っている兵士がどうにも邪魔なのだけど、サイドミラーがあったらそこに手はかけないよねという雰囲気でどうみてもサイドミラーを装備しているようには見えない。実際、バンタイプの現存車でもサイドミラーがあったりなかったりで悩ましい。標準装備という訳ではないのか?

付けていないのか、とれてしまったのかは不明だが、とりあえず、今つけても塗装中に破損することは確実なので、つけるかどうかは後で考えることにして先に進もう。

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工作は完了して塗装の準備作業に入ってます。塗装下地にサフェーサー吹いて1200番のペーパーで磨いてを三回くらい繰り返し。ミリタリーモデルとはいえ、民生車だから半ツヤぐらいの塗装では仕上げたいので下地の荒れは極力少なく。
試しにフロントガラスのクリアパーツもはめてみた。クリアランスゼロ。ビタビタです。サイドウインドウのクリアパーツの勘合も確かめたけど写真撮る時は嵌めるの忘れました。ごめんなさい。

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ドアのパーツは開閉選択式。後部のドアも開ける設定にもできるように接着してません。だからずれて見えるのは仮組中の状態であって、パーツの精度が悪くてはまらない訳ではないので誤解のなく。
ドアを開けるかどうかはわからないけど、ブレーキランプの配線がドアの裏側に露出しているのもいちおう再現してあります。どうでもいいことだけど。

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運転席の助手席のシートの後ろに自作した予備タイヤホルダーにタイヤをセットするとこんな感じ。まだホルダーにきちんと止めてないので撮影中に倒れてきてしまいました。。

FIAT 500 はイタリアでは右ハンドルだったり左ハンドルだったりまちまち。ブロンコのキットでも左右どちらかを選択できるようになってました。制作の参考にしている車両が右ハンドルのタイプなのでそれに倣ってます。

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タミヤのシムカ5といっしょに記念撮影。シムカ5(サンク)はFIAT500 トポリーノをフランスでライセンス生産したタイプ。以外と細かい違いがあって、FIAT500では装備のサイドステップがシムカ5では省略、シムカ5ではバンパーがついてたり、方向指示器がFIAT500ではフロントピラーに外付けであるのに対して、シムカ5では車体側面に埋め込み装備。このあたりの話は以前にかば◎さんがブログで書いているのでそのページ "タミヤ新作、シムカ・サンク(2)”を読むとよくわかります。

タミヤのシムカ5はほぼストレート組。折りたたんだ屋根キャンバスの側面のシワを掘り込み強調したのと、省略されていた開閉フレームと引手ハンドルを真鍮線で追加工作してあります。ブロンコのFIAT500のバンタイプのキットにはクーペタイプの開閉フレームが不要パーツで入っているので、それを流用することもできたけど(先に作ってしまってたこともあるけど)今更細かいパーツを追加するのも...とそのままに。

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タミヤとブロンコのガチンコ対決。
車体裏面の作り方に両者のアプローチの違いがよく出てますね。タミヤは作りやすさを考えてパーツは極力一体化。シャーシーはボディやサスペンションのパーツに分割再現されていて、パーツを貼り合わせていくうちにいつの間にかシャーシが出来上がるようになってます。ブロンコは実車のメカニズム再現に忠実でシャーシはシャーシでパーツを用意していて、フロントアクスルもインジェクションキットでの再現の限界に挑戦しているかのような細い部品を実車同様に組み上げていくと出来上がるようになってます。ブロンコのキットは組む楽しさはあるけど細かすぎて疲れます。

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パーツ数を比較すると、エンジンやタイヤパーツをのぞいてタミヤは7個。ブロンコは18個。分割数に比例して出来上がりの違いは歴然、と言いたいところだけど精密度がパーツ数に比例しないのは、さすがのタミヤマジック。
シャーシは実際、丸い軽め穴が空いたフレームなのにあっさり省略しているのは両者共通(ICM社だったらはやってきそう)。ボディの底板にあるプレスの補強リブがタミヤのキットではそれっぽく表現してあるけど、ブロンコは省略。シムカとフィアットとの違いなのかは不明だけど、タミヤのキットではエンジン下面にオイル抜きのキャップのモールドがあります。ブロンコのキットは無し。

そうなんですよ。ブロンコはタミヤだったら絶対やらないような小さなパーツの再現にチャレンジしてくるけど、ディテールを徹底的に再現しようという志向ではないんですよね。だから平均点で考えるとタミヤのキットに軍配があがったりもするけど、このFIAT500に関してはブロンコのパーツの薄さや繊細さがFIATらしさを出しているような気はしますね。

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来週は塗装して完成した姿をお見せできると思います(..絶対に無理)

Commented by vol de nuit at 2019-06-29 04:21 x
形になるとカッコよさがグッと増しますね!

エンブレムの件はやはり大人の事情...でしょう...
箱にもFIATの文字が見当たらないですし。
その点モデルビクトリアは堂々とFIATと書いていますが、同じくエンブレムはオミット...

うーん、悩ましい。
自作ドライデカール作戦の成功を祈りますo7
Commented by me20 at 2019-06-29 06:44 x
イタレリのコロニアーレのデカールはクリアー無地に黒字でFIATと書いてありますよね。小さすぎてほぼ読めませんけど....。
Commented by hn-nh3 at 2019-06-29 08:35
vol de nuit さん
タミヤがFIATではなくSIMCAにしたのは、やっぱりそのあたりの問題を回避するためなんでしょう。
MM no.219 のウィリスMBジープは店頭で販売してるけど、タミヤのカタログには載ってないらしいですしね

haulerの508CM用のエッチングパーツにはエンブレムのパーツも入ってるようですが、写真ではFIATの文字が再現されてるかどうかまでは判読できません。あったとしてもそのためだけに買おうとは思いませんが(笑)
http://www.hauler.cz/photos/catalog/HLU35067.jpg
Commented by hn-nh3 at 2019-06-29 08:45
me20さん
イタ車のことなら、先ずはme20さんい聞くべきでしたね (^^)
言われて、はたと508CM/コロニアーレのデカールをよく見てみたらエンブレムがありました。情報ありがとうございます。

黒ベースのエンブレムは軍用バージョンなんですかね?
現存車の写真を見て回ると確かに黒地のエンブレムをつけてる車両もあります。しかし標準的な赤ベースのをつけてる車両もあって、当時、黒いのと赤いのが混在してたのか、レストア時に赤いのしか入手できなかったのかはわかりませんが。

イタレリのデカールを見ると、エンブレムの形は1938-59年の「下とんがり」タイプですね。この形が当時の標準と考えて大丈夫そうですね。 イタレリだけにFIATの文字が書いてあるデカールをいれてきたのは流石だと思いますが、微妙に文字が読めないのは、やっぱりそういうことなんですかねー
Commented by デビグマ at 2019-06-29 18:28 x
次回はぜひ後部ドアを開けた画像をお願いします。

ブロンコって、確かになぜここを省略する?ってとこ
ありますね。あと防盾などの可動部分のパーツ割りが
下手、というかほとんど可動しない・・。
Commented by hn-nh3 at 2019-06-29 19:21
デビグマさん

ブロンコは変なメーカーですね。かつてはMiniArtのOEMやってたりとか技術力はあって、設計チームもCV33の履帯の鋳造ロゴを再現したりと熱量は感じますが、組みにくかったり。再現度にばらつきがあったり。。個々のチームは優秀だけど統括する人間がいないのかなーと思ったり。
ズリーニーとかトゥラーンとか欲しいのですが、微妙に残念な出来なのが残念です。

FIAT500の後部ドア。そういえば、省略されてたドアのロック機構部もデッチアップしたの思い出しました。塗装の時に、紹介できればと思います(もちろん可動はしません)
by hn-nh3 | 2019-06-28 20:12 | FIAT | Comments(6)