レイアウトと解像度
2021年 03月 16日
郵便受けに入ってたAmazonから届いた本を見てちょっと驚きました。
CDジャケットより一回り大きいだけの小さな本です。買う時にサイズを確認してなかったけど、まさかこんなに小さいとは。
撮影 Eugeniusz Lokajski "Brok":出典 ワルシャワ蜂起博物館
ポーランド語のメールが来ました。1ヶ月くらい前にワルシャワ蜂起博物館のサイトでこの写真を買ったのですが、待てど暮らせど音沙汰なくて諦めてたけどようやくダウンロードページのURLが届きました。写真は 300dpiで横2400×縦3500px。 お値段は非営利WEB使用の目的で50PLN(約1420円)。決済が銀行振込みで海外送金か..手数料高いし面倒だなと、勝手にPayPalで送ってみました。向こうも困ってたんでしょうね。ごめんなさい。
<ワルシャワ蜂起博物館 写真アーカイブ>
高画質の写真が欲しかった理由はコレ。国内軍が蜂起2日目に鹵獲したヘッツァーCHWAT号がバリケードに使用されているのが広場の奥に小さく写ってます。このバリケードは10カットぐらい写真が残ってますが、全景が正面から写してあるのはこの1カットのみ。このバリケードを模型で再現するための分析に使いたかったのです。ブログにアップした写真は2400px/300dpiを1600px/350dpiにリサイズしてます。
比較するとこんな感じ。左が購入した高解像度の画像、中央がネット画像、右がネット画像にダスト加工した物。フィルムの粒子の質感が「解像度の単位」になるので画質の甘さが気にならなくなります。自分の撮った模型写真なんかもピントが甘かった時はこっそりこの加工をすることもあります。
< Kubuś >
小ぶりなパッケージの1/72スケールのキットは、手にしたときに思わず衝動買いしたくなるサイズ感があります。1/35スケールのAFVキットだとひと抱えになる大きさのパッケージにこれ買って積んでおく場所あるかなと思わず自分の部屋を想像してしまいますが、1/72スケールのキットは本棚に差し込んでおいても絵になるサイズ。まあ本も読まないのは捨てないといけないんだけど.. とりあえず一家に一台”クブシュ”。
車両の説明はポーランド語と英語のダブルテキスト。だけど何この文字の小ささ! 必要な情報を入れるのは大事だけど読むことを拒否するサイズ。1/35スケールのキットのフォーマットを1/72スケールの箱のサイズに合わせてそのまま縮小印刷したのかしら。まあ読まないからいいけど。
詳しいキットレビューはまた今度ね。
いつもは1/35ばっかり作ってるけど、たまに違うスケールのキットに手を出すのもいい刺激になります。スケールによってディテールの解像度が変わるのは当然としても、情報圧縮のルールが違ってくるのは面白い。プラスチックのパーツとして再現できる大きさにデフォルメするのか省略するのか.. それに戸惑うこともあるけど、単一のスケールのモデル制作ばかりだと見失っている模型の意味が見えてきます。
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vol de nuit
at 2021-03-16 19:34
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72のクブシュ、35よりも気軽に組めそう。
気になるのは6穴ホイールですね...
気になるのは6穴ホイールですね...
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hn-nh3 at 2021-03-17 05:12
1/72の飛行機を作るのと一緒でサクサク作れますよ。細かいところ気にしても仕方がない。こういうだと割り切る。
ホイールはね。これは違うでしょという気はします。本物はフォード形のオニギリ穴のはず。
でも本物でホイールが確認できる写真って無いんですよね。フェンダーの影になってるし、 捨てられた時はホイール持ってかれちゃってるから、実際どんなホイールだったかは時間の向こう側の話。
模型ではホイールは民間車仕様ということでカラーを黒で塗ってしまえば、写真にはほぼ写らなくなるハズ(笑)
ホイールはね。これは違うでしょという気はします。本物はフォード形のオニギリ穴のはず。
でも本物でホイールが確認できる写真って無いんですよね。フェンダーの影になってるし、 捨てられた時はホイール持ってかれちゃってるから、実際どんなホイールだったかは時間の向こう側の話。
模型ではホイールは民間車仕様ということでカラーを黒で塗ってしまえば、写真にはほぼ写らなくなるハズ(笑)
入手されたヘッツァーの写真、解像度的にはバリケードのレイアウト以上のディテールはよく判りませんが、広場を背中に、「ここを守っちゃるで!」的な決意がにじみ出ているようで、心打つものがありますね。
手元の「ワルシャワ蜂起」(梅本浩志・松本照男著、社会評論社)という本に8月4日時点の市内の(非常に大まかな)勢力分布地図が出ているのですが、それを見ると、ヘッツァーが頑張っているちょっと前方を横切るイェロゾリムスカ通りは、ごく短い区間を除いてドイツ軍の勢力下にあり、「なるほど、(後の)フファットはそちらからの攻撃に備えていたのか」というのが判ります。
ミラージュの72クブシュ、確かこのキットは私が持っている35版とほぼ同時期に発売されたもののはずで、キット内容もおおよそ35の縮小版という感じ……?(っていうか、35版が72並みの構成?)
ちなみに35版の実車解説シートはこのようになっています。
https://kabanos.cocolog-nifty.com/photos/temp/20210319_130622.jpg
一行の字詰めがちょっと違う程度で、基本、中身は同じですね。
手元の「ワルシャワ蜂起」(梅本浩志・松本照男著、社会評論社)という本に8月4日時点の市内の(非常に大まかな)勢力分布地図が出ているのですが、それを見ると、ヘッツァーが頑張っているちょっと前方を横切るイェロゾリムスカ通りは、ごく短い区間を除いてドイツ軍の勢力下にあり、「なるほど、(後の)フファットはそちらからの攻撃に備えていたのか」というのが判ります。
ミラージュの72クブシュ、確かこのキットは私が持っている35版とほぼ同時期に発売されたもののはずで、キット内容もおおよそ35の縮小版という感じ……?(っていうか、35版が72並みの構成?)
ちなみに35版の実車解説シートはこのようになっています。
https://kabanos.cocolog-nifty.com/photos/temp/20210319_130622.jpg
一行の字詰めがちょっと違う程度で、基本、中身は同じですね。
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hn-nh3 at 2021-03-19 20:52
イェロゾリムスカ通りというと、南に300mくらいの場所ですね。目と鼻の先にドイツ軍がいたのですね。修理して走れるようになっても(前線に出るための)バリケード解体が許可されなかったというのは、そんな事情があったのですね。地理的に考えるとよく分かります。
ポーランド側から撮った写真で通りの先にドイツ軍のブルムベアとボルグヴァルト爆薬運搬車がいるのが写ってるのがありますが、そんなのに撃たれたらたまらないな...
1/72 kubusは、説明書の弾痕図を見ながらドリルで穴開けたりしてます。いずれ紹介しますね。
ポーランド側から撮った写真で通りの先にドイツ軍のブルムベアとボルグヴァルト爆薬運搬車がいるのが写ってるのがありますが、そんなのに撃たれたらたまらないな...
1/72 kubusは、説明書の弾痕図を見ながらドリルで穴開けたりしてます。いずれ紹介しますね。
by hn-nh3
| 2021-03-16 10:04
| 写真
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