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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

OVM色

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だいぶ前に書いたドイツ軍戦車のOVM(車載工具)の塗装色に関する記事は、訪れる人も少ないこのブログの人気コンテンツになってるようだ。確かに模型を作っていて悩んだりするもんね。


簡単におさらいすると、大戦前期のパンツァーグレーの車体色の時は工具類はいわゆる「工具色」。 ここでいう「工具色」とは工具の鉄部は黒染めか黒塗装、柄など木部は木生地にニス仕上げという工具の一般的なイメージ。タミヤのキットだと鉄部はメタリックグレー、木部はレッドブラウンで塗ることになってるアレです。

車体色がダークイエローに変更された1943年の夏頃からは、工具類も車体色と同じダークイエローに塗りつぶされた事例が多くなります。その前段階の移行期には、例えばアフリカ戦ではイエローの車体色に対して工具は「工具色」のまま。1942年夏のロシア戦線でイエロー塗装が先行して実施された時もOVMはまだ「工具色」。

それがクルスク戦やイタリア戦の頃に車体色と同じ色で塗りつぶされるようになるのは、おそらくはアフリカ線で米軍車両のOVMが車体色で塗装されていて迷彩効果が高かったのを見たからなんじゃないかと想像してます。イエローベースの工具は現場で塗ったというより工場納品時にあらかじめイエロー塗装された状態で装着されるようになったと思われ、その上から部隊ベースで3色迷彩をしていたのでしょう。

しかし、1944年の秋頃より迷彩塗装が工場出荷時に行われるようになり、グリーンの迷彩の比率が大きくなると、工具の色もイエローベースではなくなっていく傾向が.. というようなことを書いた。


この前、この記事を読んでいただいたみやまえさん:ハードな冒険 から迷彩塗装を現場でする時に「OVMを車体につけたまま迷彩塗装をするか、作業の前に工具を外してから迷彩塗装するか、乗員の性格がでそう」というようなコメントをいただいた。

確かにその通りで、いろいろな事例があったと想像します。面倒臭がりの乗員は絶対に工具つけたまま迷彩塗装したはずだし、むしろその方が迷彩効果が高まっただろうし。

その場合、塗装後に戦場で工具をなくしたりすると、工具が取り付けてあったところだけベースのイエロー色が工具の形で煮るの越されてたりするんでしょうね。例えていうなら、夏が終わった時の日焼けの水着の跡。のような。

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そんな写真はあるかなと探してみたら...ありました ! OVMの痕跡が。
冒頭にも載せた写真はワルシャワ蜂起の際にポーランド国内軍に鹵獲されたヘッツァー駆逐戦車。回収修理されてChwat号と名付けられた車両のバックショット。時を同じく撮られていた動画からスクリーンショットで部分拡大。

イエローベースの車体にグリーンとブラウン縁取りの雲形迷彩。写真のアングルによっては刷毛塗りのハードエッジ迷彩のように見えるものもありますが、この写真を見ると、ボケ足の非常に少ないスプレー塗装であったことがわかります。それも標準装備のOVMを装着した状態で迷彩塗装が行われたことも。

車体後部中央には牽引ロープのタグアイの形が綺麗にマスキングされたように塗り残しの痕跡として。その左側には予備履帯をつけたまま塗装した痕跡も。

d0360340_09204028.jpgこの写真はChwat号ではなく、後期生産型を上から撮った詳細がわかる有名な写真。
車体後部中央には牽引ロープと予備履帯をこんな感じで標準装備していた、ということがよくわかるので引用してみました。

この車両は後期迷彩のグリーンが主体の塗装色で予備履帯は写真で想像する限りは周囲との明度差からグリーンで塗装してあったと推測。ジャッキもイエローではなく、グリーンで塗ってあった可能性が大。
ワイヤーロープはみやまえさんによると、ワイヤーにはオイルを含ませた芯が入ってるとのことで、塗装はのらないから鋼材の生地色か亜鉛めっき色かと思われます。

この写真でちょっと面白いのは、車体側面向かって右のジャッキの上についてるバールが車体の迷彩にあわせてグリーン、イエロー、ブラウンと几帳面に塗り分けられていること。

チェコ人もなかなか几帳面。

おまけで特典映像:Chwat号の回収、修理、お披露目時の動画
Chawat 回収-2 https://imgur.com/7iX8L1c                       

# by hn-nh3 | 2019-04-14 10:07 | 資料 | Comments(4)

本町風景

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相変わらず模型作る暇なし。ひょっとして過労死するかも、という状態は脱しつつあるけど。
そんなこんなで、ちょっぴり気持ちの余裕も出てきたこともあって大阪出張ついでに、ちょっと寄り道してきたよ。

大阪は本町、大きなオフィスビルの並ぶ広い通りから一本入ると、わちゃわちゃとした小さなビルの並ぶ一角が現れて空気がふうっと変わる。青いテントの細い階段が「ホビーランド」の入口。知らなければ不安にかられるような細い階段を登った奥に店がある感じとか、どことなく四谷仙波堂のあり方を思い出します。

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入口はガラスの扉。商品の並びも整然としていて、どうやら魔窟ではなさそう。ネットショップで見て、ガレージキットの取り扱いの豊富さを知って、一度来てみたいと思ってました。

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そしてお買い物。新製品はないよ。リリースされてからずいぶん時間のたったレジンキットをあれやこれやと。。またつまらないものばかり買ってしまいました。

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ハンガリーのメーカー、SBS modelの1/72 Polikarpov I-153 チャイカ用エンジンカウル、エクステリアセット。


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前に飛行機モデラーでもないのに思わずジャケ買いしてしまったICMのキットのアップグレード用パーツですね。

エンジンカウルには、ぐるりと排気管があるのだけど、ICMのキットでは1/72というスケールとインジェクションの金型の制約で表現されていないから、作る時はこれを再現しないとなーと思ってました。

SBSモデルのレジンパーツは、シリコン型の特製を生かして見事にそこを再現できてます。

...そのぐらい自分で工作できるだろ、という声が聞こえないでもないけど、アフターパーツに頼ってちょこっと楽させてもらうつもり。エンジンのシャターや張り線の基部などエッチングパーツで用意されているのもちょっと惹かれましたよ。

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ロシアのメーカー、タンキ/TANK から、みんな大好きハリコフ戦のフィギュア。1943年春の第三次ハリコフ戦での防寒ヤッケを着たレジンフィギュア2人組。兵士にとって隣り合わせにあるけど、模型世界では巧妙に遠ざけられている死が表現されているフィギュア。これを最初見た時はドキッとしました。果たして模型であえて表現する意味があるのか、露悪的になる必要もないとは思うけど、それ以上に銃弾を受けて崩れ落ちる姿を表現した造形の強さは見事ですね。ジオラマで使うつもりもないけど、これはちょっと欲しいなと思ってたので。

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シャープな造形。レジンならではの彫りの深いディテール。Miniartのフィギュアがシャープになったような出来ですね。同じ原型師なのかな。

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PanzerArtのスチュードベーカー用ホイール。ICMのキットはリリースされた時、タイヤのトレッドパターンが本来は左右のトレッドパターンが段違いに並ぶところが、左右揃ってしまっているという間違いが指摘されて、その後直したようですが、このレジンタイヤはもちろんそんな間違いはなし。

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インジェクションでは表現しきれないリムを止めるビスなども再現。軽め穴のディテールも向こう側のリムとの段差がしっかりと表現されていて好感度大。

あ。本体のICMのスチュードベーカーはまだ買ってません。。

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チェコのメーカー MMK のストリートセット。ツリーサークルと時計がこのセットの主役なんだろうけど、お目当はゴミバケツ。それこそダイレクトに再現したバリケードセットも出てますが、ゴミバケツはバリケードに欠かせないアイテム。
こんな何の変哲もないバケツの形なんてスクラッチすればいいのだけど、実際のサイズがわかる資料がネットでは見つからないだけに、キットがあると助かります。これを原型に作り込めばいいのだから。

ん、こんなバケツを何に使うかって? それは秘密。

# by hn-nh3 | 2019-04-11 22:03 | 日々 | Comments(6)

タルチンスキ本

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先月ポーランドの本屋さんから購入した”Pojazdy Powstancow Warszawskich-1944”
ワルシャワ蜂起の研究家:ヤン・タルチンスキさんの著書「ワルシャワ武装勢力の車両1944」2009年刊

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17×24cm 厚みは1.7cm 168ページ ハードカバー。A4より一回り小さなサイズとはいえ、ずっしりとした本で測ったら540g。これで送料含めて2,800円ならお買い得か。

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しかし、テキストは完全にポーランド語。全く読めません。。その意味では「可食部」は写真に限られるので、コストパフォーマンスはぼちぼち。せめて写真のキャプションに英語併記してほしかったよー。

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目次。2ページに分かれていて、写真はその前半部分。1944年のワルシャワ蜂起でポーランド国内軍が鹵獲使用した車両が、車両ごとに解説されてます。記述は詳細なのでポーランド語が読めるとこの本の価値がわかるのでしょうが。。

ちなみに、著書のヤン・タルチンスキさんは1994年に”Pojazdy Armii Krajowej W Powstaniu Warszawskim” という本を出してます。その本は未見ですが、ネットで部分を確認する限りは構成は同じ。
今回購入の2009年版の本は、1994年版の増補改訂版になるものと思われ、どうやら新編集の本ではなさそう。

それはともかく、蜂起軍が使用した車両が1冊にまとめられていることは重要。写真の大半は現在ではネット上でも収集できるものですが、情報としてまとまっているという価値は本ならではのもの。

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鹵獲パンター。2両をドイツ軍から鹵獲して使用したようですが、テキストがポーランド語なのが歯痒いところ。写真は半光沢のアート紙の印刷なので再現度は悪くないです。

もっとも最近の出版物で見るような「オリジナルネガからの新規スキャン」「デジタルエンハンスをかけてディテールを強調」というのと見比べると、ちょっと物足りなさを感じる写真も。
出版が2009年ですから、この10年の隔たりはそんなところに。

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鹵獲されてバリケードに組み込まれたヘッツァー駆逐戦車「Chwat(フファット)号」のページ。
国内軍兵士に火炎瓶攻撃を受けて内部で誘爆が起きたのか、側面装甲にはヒビが入って、天板はボルトが飛んでめくれ上がってしまったのがこの写真でも確認できます(黄色い矢印)

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後で回収されて修理された時の写真。装甲板のヒビは溶接して補修してあるように見えます。上面装甲板はめくれあがったままですね。

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トラック(シボレー157 or155)のシャーシに自作の装甲ボディを乗せた国内軍オリジナル装甲車「Kubuś(クブシュ)」
ドイツ軍が拠点としていたワルシャワ大学に攻撃を仕掛ける、という華々しい「戦果」もあってか、ミラージュホビーからキットもでている有名な車両ですが、退却時にバリケードを通過できなくて放棄されてしまったのが残念。

ヘッツァーChwat号も回収修理して自走できるようになったものの、結局は拠点のバリケードから外に出られなくて戦果もなく役目は終わってたりと、なんだかあまり有効に使われなかったみたいですね。

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シボレー157に装甲板を張った簡易装甲車。アンバランスなデザイン。”AK”の派手なロゴもあって模型映えしそうなアイテム。ミラージュホビーで是非ともキット化してほしいところですが、たぶん買わないだろうなー(笑)

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DKW F5? のバンタイプの車両に派手はロゴ。救急車として使用されていたらしく後ろ姿の写真には赤十字マークの旗とキューピットのハートマークが描いてあるのが確認できて、これも模型で再現したら楽しそう。
というか、この類の非正規車両の面白さは、結局はマーキング次第なんですよね。それがなければただの普通の車両。

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トラックの類もあれやこれや。ちょっと前に vol de nuit さんのところの記事(Archive: Vehicles in Warsaw, 1944)かば◎さんらとわいわいと車両特定をやったので、だいぶ詳しくなりました。上の写真のトラックはタトラT27。下のトラックはボルグヴァルトL1400。

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バイクの類も。兵士が乗っているのはVictoria V98か。
個人的には横に写ってるケーブルドラムがとても気になります。前にChwat号のバリケードに使われているケーブルドラムのメーカーロゴを特定した記事も書きましたが、これはロゴの入ってないタイプでなんだか新鮮。

本のレビューは結局、この本の本当の価値であるテキストではなく掲載写真の話になってしまいました。
言葉が解るか解らないかといったら、出来たほうが100倍楽しいと思うけど、この歳になってポーランド語の勉強をしようという気にはやっぱりならないし。

記事の写真は全て”Pojazdy Powstancow Warszawskich-1944”から。
高い本ではないので興味がある人は是非、買いましょう。積んでおくだけのプラモよりは役に立ちます。

03/24追記;
セータ☆さんに携帯のGoogle翻訳にカメラ撮影>OCR読み取り>翻訳の機能があるよと教えてもらって、早速、読んでみました。鹵獲使用した車両の運用履歴など詳細に語られてます。その情報の多くはネットでも拾えたりしますが、というかこのタルチンスキ本が、そうしたネット情報のソースになってたのだと再認識。

# by hn-nh3 | 2019-03-23 18:44 | 資料 | Comments(11)
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季節はあっという間に過ぎていきます。時間に追われて、本も読まずに積んだままの日々。
そうそう、モデルグラフィックスの2019年4月号も買ってます。映画「この世界の片隅に」の映像世界を模型で読み解く好企画。もうちょっと早くレビューするつもりだったんだけど。。

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「この世界の片隅に」は映画を見て、原作となる、こうの史代さんの漫画も買ってしまったクチですが、本屋で表紙をめくるまでは正直期待してなかったですね。今年公開が予定されている新作の映像追加版:「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の宣伝を兼ねたタイアップ記事、ぐらいに考えてましたが、いやはや、パラパラっとページをめくった次の瞬間にはレジに向かってましたね。巻頭から後ろのページまでみっしりと特集記事。

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映画のシーンを再現した見事な作例もさることながら、片淵監督特別監修ということだけあって、映像の中でのメカの描かれ方なども詳細に語っていて、模型作りのヒントになります。

ブログ中の記事の紹介写真は絞りを浅くして撮ってます。ピンボケしちゃったんじゃないよ。ちゃんと買って読もうね。

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主人公のすずさんが嫁いだ北條家の段々畑をリアルに再現した記事なんか好きです。制作を担当しているのは、AFVモデラーにとってはカリスマ的存在の吉岡和哉氏。装甲車が登場するでもなく野菜が植わってるだけの段々畑ですよ。なんという才能の無駄遣い。(笑)

映画の考証は徹底してます。片渕監督は呉市で栽培されていた野菜も調べていたとのこと。記事の写真は野菜の栽培カレンダー。これに応えて吉岡氏もさつま芋、かぼちゃ、葉物の野菜の葉の写真からデーターを作って、レーザーカットで切り抜いた自作野菜パーツで見事に再現。制作記事の解説も簡潔にして的確な文体。これぞプロの仕事。

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個人的にはこういうページが好き。映画の片隅に写っているメカを同定してます。

終戦直後の呉に着底する艦船群を米軍が撮影したカラーフィルムは有名ですが、映画の風景は当時の記録に基づいて精密に再現されていることがわかります。


https://www.youtube.com/watch?v=RnFHIbhng84

映画「この世界の片隅に」を見てる時は気がつかなかったけど、劇中、こんなに映ってたんだっていうぐらい、いくつもの艦船、飛行機がチラッと登場してたんですね。艦船や飛行機で自分の模型ジャンルとしては守備範囲外のものばかりですが、前に記事(一円陣地)でちょっと書いた八九式12.7cm連装高角砲なんかも映ってます。その他にも広島市内を走っていた市電やトラックの類も型番まできちんと考証されているのが解説されていて楽しい。

しかし、こうした軍艦や戦闘機が映画の中の風景に描かれているのに映画の物語ではほとんど説明されないんですよ。
それは映画の文体でもあるけど、主人公のすずさんが知りえないことは(同じ世界に存在していたとしても)説明されることがない、ということなのか。 確かに現実ってそうだよね。

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そんな話はB29と戦艦大和の描かれ方にも現れてます。B29は10,000mもの高高度を飛ぶから飛行機雲が出るんだけど、空の飛行機雲を見て、「知識として知っている」ぼくらはそれがB29だと気がつくけど、初めて空に見るすずさんにはB29は見えない。

戦艦大和は前に呉軍港に入港しているのを「あれが大和だ」と旦那の周作さんから教えてもらったから大和だと知っている。しかし、そのB29が向かった先の海に浮かぶ大和らしき姿が映るシーンには何の説明もない。ぼくらはそれを見て沖縄に出撃する戦艦大和だと想像する訳だけど、それは呉で暮らしている主人公のすずさんが知らない世界で起こっていること。山の向こうの広島に落ちた原爆も同じで、原爆症のことも描かれても語られない。

ちょっと模型誌レビューから脱線してしまったけど、映画評では物語の背景世界についての話が少なかっただけに、片渕監督自身が解き明かす戦艦大和の最後のシーンのことなど、腑に落ちた感じ。

# by hn-nh3 | 2019-03-17 16:27 | 資料 | Comments(0)
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ようやく届きました。2月6日にオーダー、2月25日に受け取り。結局20日ぐらいかかりました。

ワルシャワの国際交換局から送り出されてから待てど暮らせど国内到達の情報がなく、行方不明になったのかと思いましたが、遅れに遅れて届きました。何はともあれ届いてよかった。ワルシャワからどこを旅して東京までやってきたのかしら。

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日本郵便の荷物追跡での表示。ポーランド郵便の名誉のために言えば、ポーランド出国まではあっという間でしたね。そこから日本まで到達する航空便が時間がかかってます。飛行機の荷物の隙間に便乗させるSAL便かしら?

日本側の国際交換局(税関)に運び込まれた時間が15:49分となってますが、この時刻。前にロシアで買い物した時の到着時間と同じです。下の画像が前の買い物の時の追跡記録。

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川崎東郵便局の門の前でストップウォッチで計った記録がたまたま一緒だったということではなくて、おそらくはシステム上の処理時刻なんでしょう。郵便局から出た時間も午前3時で、これも一緒。

まだかなまだかなーかと待ってたら、夜中に最寄りの郵便局に届いていることが分かったので、待ちきれなくて取りに行っちゃいました。身分証明書とハンコを持参して荷物番号を伝えると、配達前でも荷物を渡してくれます。

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待ってましたよ、タルチンスキ本。”Pojazdy Powstańców Warszawskich 1944”
ポーランドのここ (poczytal.pl)で買いました。
なかなか届かなくてはらはらしたけど、ブログネタにもできたし、なんだかんだ楽しい買い物でしたね。
レビューはまた改めて。

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海外のネットショップで買い物をしてみようかと思ってる人のためにメモを作っておきます。

基本、ショップは荷物を海外に送るだけなので、どんなサイトでも果敢にチャレンジすれば送ってもらえると思いますが、VATなど相手国での税金、入国通関時の関税、国内の消費税についての対応の仕方がよくわかってないと何かと面倒なので、ショッピングカートがしっかりしたサイトを選んでの買い物がやっぱり楽です。

海外発送に対応してるかどうか、サイトの配送ページを見てもわからなければ、試しに商品を買い物かごに入れてオーダーページに進んでみます。発送先の指定に海外(日本)を選べるようになっているかが確認できます。航空便の料金など海外発送に対応した表示があれば「買ってよし」

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注文で記入する配送先住所は、日本とは逆に書くと覚えておけば大丈夫。
順番は、アパートなど建物名・部屋番号、番地、丁・町村、郡市、都道府県、郵便番号、国。
たとえば、〒422-8610 静岡市駿河区恩田原3-7を英語表記にすると、3-7,Ondabara,Suruga-ku,Shizuoka,422-8610,Japan
電話番号は +81をつけて市街局外の0を抜いて記入。たとえば、054-283-0003 なら、+81 54 283 0003

大抵のサイトは入力欄にしたがって住所を入力していくだけなので悩むことは少ないです。
と言って手紙を書くわけではないので、このルールを間違えても大丈夫。そもそも国内で配達するのは日本郵便なので、国内住所の必要情報が書いてあれば十分。JAPANと間違えずに書ければ、日本に向けて発送されます。

支払いはクレジットカードかPaypal。不用意にクレジットカード番号を晒すリスクがないように、Paypalには登録しておくと便利。

EUのネットショップでは、通常はVAT(付加価値税)を含んだ金額で価格が表示されてます。
日本でいう消費税に相当するもので、税率は国によって変わりますが、書籍なら5~10%程度。
このVATはEU以外の国に住む人が買う場合には免税となるので、ネットショップでVAT抜きのショッピングができるようなシステムになっているかをチェック。

海外発送対応のサイトだと配送先を「JAPAN」にするだけでVAT抜きの金額に自動的に切り替わったりします。「EU以外の国」の値段を最初に選択するサイトもありました。よくわからずVATを支払って割高な買い物にならないように注意。

「海外購入」に掛かる関税の支払いですが、通関時に輸入関税や国内消費税が課せられるのは、購入額で1万6666円(課税対象額1万=購入金額*0.6)以上の場合。それ以下は免税取引となり関税、国内消費税はかかりません。書籍の場合、関税率は無税。

送料は航空便利用で10から20ユーロ。航空便には、EMS(国際スピード郵便)、通常の航空便、お安いSAL便(飛行機の空きスペースに入れ込むため、混雑状況で後回しになり時間が掛かる)など選べる場合も。
お急ぎ便のEMSは別として、通常の航空便なのか時間のかかるSAL便なのかは明示されてない場合が多いですね。船便は時間が掛かるので爆買いしない限りはその選択肢は無し。

支払いをすませると注文伝票が表示されるので、注文番号を控えておきます。トラブルがあった時に必要。今回、ポーランドの書店で購入した時に出荷の荷物追跡番号が送られてこなくて、確認するにはサイトで注文番号を入力して調べる、という手続きが必要でした。

ショップから出荷されると、多くのサイトの場合は荷物追跡番号を書いたメールが届きます。その時、メッセージに「 …has shipped! Thank you」なんて書いてあって、ん?オレ間違って船便を選んじゃった??と焦りますが、shipは出荷という意味で航空便でも使われる言葉。

荷物が着くのはだいたい1週間から10日程度。発送から1〜2日で相手国の国際交換局。そこで通関に1〜2日かかって国外発送。ここで土日をまたぐと日数が余分にかかります。飛行機は直行便で10~15時間ですが、東回りの場合には地球の自転が掛かるので、日本時間で所要2日。国内の国際交換国での通関手続き(東京エリアだと通常の航空便は川崎東郵便局内の横浜税関支署)で2日程度。川崎東郵便局自体は休日も24時間動いていますが、税関は土曜日は午前中のみ、日曜日はお休みなので、国内到着が金曜日になると日数がかかります。そこを通過すればあとは通常の郵便配達に要する時間。

輸送行程は、購入サイトから通知される荷物番号で検索できます。日本郵便の追跡ページでも検索できますが、まだ海外に荷物があるときは表示されるまでに少し時間がかかります。表示される地名や施設名をGoogle Map で確認しながら荷物が到着するのを待ちます。

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海外サイトでの買い物は最初は心理的なハードルが高いですが、要領がわかってくるとamazonで買うのとそれほど違いはなくポチれるようになります。

もっとも、最初はamazon.com などamazon.jpじゃない海外アマゾンのサイトで買うのが楽チン。amazon.com用のアカウントを作れば商品を選んだだけで、自動的に日本への配送対応商品化かどうか、送料の他、関税など課税対象であれば、その費用含みの金額表示と支払代行をしてくれるのでストレスフリー。Amazon恐るべし、です。

東欧や北欧、ロシアなど非-英語ドイツ語フランス語圏のものとなるとやはりAmazonでは取り扱いがない場合が多く、現地のネットショップにアクセスすることになりますが、言葉の壁などあって楽ではない代わりに「買い付け」のスリルが味わえるので、クセになるとamazonで買うのがなんだか物足りなくなってきます(笑)

# by hn-nh3 | 2019-02-27 20:32 | 日々 | Comments(6)

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本が届かない。

ポーランドの書店でネットショッピングしたのは2月6日。翌日には発送されたみたいだけど、それから10日以上過ぎても国内には到達していない模様。

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買ったのはコレ。”Pojazdy Powstancow Warszawskich-1944”(ワルシャワ武装勢力の車両 1944)Jan Tarczynski著 2009

ポーランドのネット書店で注文。代金内訳は38.47PNL(1112円)海外送料が50,30PNL(1454円)合計88,77PNL(2566円)

ディスカウントになってたとはいえ、本の値段より送料が高くなってしまうのは少し腑に落ちない気もしたけど。
海外発送に対応してくれて、この値段なら、と心を決めて注文。

Webブラウザ(Google Chrome )が自動翻訳してくれるとはいえ、ポーランド語はよくわからないから何となく不安で、最初はAmazon.jpで2833円で出品されてたのを見つけてポチ。
しかし品切れ入荷見込未定という表示のものに購入ボタンを押してみたのだからいつ届くか(届かないのか)というリスクを含みで。。

案の定、出荷見込みが立ったらまた連絡します、という自動送信メールが2度ほど来て、これは待ってても無理かなと判断。

過去に海外の写真家の写真集をAmazon.jpで購入ボタンを押したものの、品切入荷見込み立たずでもう3年になるものもあるしで、今回はアマゾンルートでの購入はキャンセル。

それでポーランドの書店で海外発送に対応してるネット書店:Poczytal.pl を選んで購入してみた次第。

決済が終わってブラウザに伝票番号が表示された後、メールで出荷案内と荷物追跡番号が来るのを待ってけど、連絡ないから、上記書店の問い合わせページに伝票番号を入力する欄を見つけて確認したら、荷物番号と出荷された旨の表示。

その番号でポーランド郵便の荷物追跡をしたのが冒頭の記録。日本郵便の追跡でも同様の表示。
出荷後、土日は荷物が動かないのは前にロシアのネットショップで買い物したときに経験したから、そのタイムラグがあるのは想定の範囲内。
しかし、週明けの2月11日に荷物がワルシャワの国際交換局を出てから、すでに一週間が過ぎ。。
普通に航空便なら時差を考慮しても2〜3日、積み替えなど考慮しても4〜5日もあれば日本の交換局(川崎)に到達すると思ってたけど。。。送料から考えても、まさか船便ってことはなさそうだし。

とりあえずポーランド郵便と日本郵便にそれぞれ照会のメールは出してみたけど、さてどうしたものか。
遠いポーランド。

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# by hn-nh3 | 2019-02-19 20:05 | 日々 | Comments(6)

冬のヘルシンキ

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仕事でフィンランド。秋に続いて2回目の出張は冬の季節。凍てつくバルト海。
川や湖ではなく海が凍るというのはなんとなく不思議。最近は暖冬で以前ほどには凍りつかないようですが、昔は沖合の要塞島、スオメンリンナに行くバスが氷の上を走ったとか。

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今年はここ数十年でこんなことなかったほど雪が多いのだそうな。何時になく暖かいらしく、この日も気温は0度ほど。

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冬のフィンランドといえばオーロラが有名なんでしょうが、それは北のほうに行かないと見れないらしい。今回も予定がびっしりで市内観光は朝や隙間のわずかな時間にヘルシンキ市内を少しだけ。

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街の中心部にあるストックマンデパートの向かいのアカデミア書店は、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの設計。

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室内は3層分の吹き抜けとトップライト。黒い外観に対して中は白い大理石を使った静かな空間。フィンランド語がさっぱりわからないから、ずらりと並んでる本はただ眺めるだけ。。

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ミリタリーコーナーもありましたよ。とはいえ並んでるのは英語のタイトルの「洋書」ばっかり。フィンランド軍物がずらりと並んでいるのを想像していた期待はあっさり裏切られました。まあそうだよね。アカデミア書店は日本でいえば紀伊国屋書店とか八重洲ブックセンターみたいなものだからミリタリー専門書店のような品揃えを期待するのがそもそもの間違い。

フィンランドの3号突撃砲(STRUMI)の本 "SUOMALAISTEN RYNNÄKKÖTYKKIEN KOHTALOT"とかあったら買って帰ろう、なんて勝手な想像してましたが、やっぱり人気あるのはティーガーとかパンターですね。どこの国でも。
もちろんフィンランド物コーナーもありましたよ。冬戦争関連の本とか映画"Tali-Ihanatala 1944(タリ イハンタラ1944)"のメイキング写真集なんかも。しかし、言葉が分からないと持ってても意味なさそうな本ばかりで、何も買わずに本屋を出ました。

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ヘルシンキ大学の近く、カイサニエミの地下鉄駅から続く地下道。岩盤を掘り抜いてモルタルを吹き付けただけの洞窟のような風景が不思議。ちょっとぶれてしまったけど、ラスコー洞窟のような動物の絵が描いてあってちょっと楽しい。薄暗い照明が逆に雰囲気出してます。こういう遊び心は好きですね。

ヘルシンキの地下には無数の地下トンネルがあるのだとか。目的は..軍事、核シェルター。そういうところはやっぱり海で囲まれた国とは違って、戦争で国境がいくらでも変わってしまうのがヨーロッパなんですよね。前にスイスで道端にトーチカがあるのを見かけたときに感じたその慣れない感覚を思い出しました。..どこかの国の指導者は国境に壁を建てたがってますが(笑)

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ヘルシンキの空港。出発ロビーの奥のほうで見つけた面白い待合場所。最近できたみたいで、頭上をぐるりと囲む2m×75mの360度映像スクリーンが圧巻。ゆるゆるとうねった形になってるのはオーロラをイメージしたのかしら。

フィンランドの森の四季折々の風景を360度撮影した映像が数分ごとに移り変わっていく趣向で、飛行機の時間がなければずっと眺めていたくなる場所。その下の壁には人の動きに反応してプロジェクションマッピングが投影されたり最新のテクノロジーが投入されてます。
ただちょっと惜しいのは映し出される映像が、動画(ムービー)ではなく写真(スチール)であること。写真は動いてる時間を止めるものだから、こういう場所はやっぱり動画素材が似合うと思う。たとえ動きのないフィックスショットであっても、動画で映し出されるとそこに時間の流れを感じるのだけど。静寂の雪の林の中でときたま雪が枝から落ちたり..とか。
言うのは簡単だけど。

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帰国の時間。搭乗ゲートのカウンターが美しい。たぶん人工大理石か何かの樹脂素材でできたカウンターで数字の部分を裏面を薄く削り込んでバックライトで光る数字が透けて浮き上がる仕組み。フィンランドは空港に限らず公共物のデザインがとても綺麗。

( ..って、もうとっくに帰国してこの記事を書いてます。)


# by hn-nh3 | 2019-02-16 17:08 | 日々 | Comments(4)

日常とバリケード

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ゼンゼンゼン回の記事に取り上げた映画"Miasto44""のメイキング映像を見つけた。バリケードのシーンなどは実際の街の中でオープンセットを組んで撮影していたようだ。ポーランド西部、ブラツワフ ブロツワフ( Wrocław)という街のこの辺り


バリケードって何だかワクワクします。瓦礫やらガラクタで道が封鎖されると風景は一変。見慣れた「街」が見知らぬ「都市」に変貌する、というような。
もっとも、ヨーロッパみたいな街区型の街じゃないとそれは無理なんでしょうけど。


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映画でのワルシャワ蜂起の再現度合いは凄まじいものですが、兵器や装備の類も綿密な考証を元に再現されているようです。
↓こんなサイト。映画に登場する銃器をリスト化しています。





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このところ、vol de nuitさんのサイトでワルシャワ蜂起で国内軍(AK)が使用した車両を追跡した記事 ”Archive: Vehicles in Warsaw, 1944” やそれに関連してかば◎さん関連記事をアップするなど、なにやらワルシャワ方面が気になる状況。

voi de nuit さんの車両追跡で、Opel Kapitänの写真がなかなか見つからないのですが、こんな映像を発見。
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シトロエンtype23の後ろにいるセダンはオペル・カピテーンですね。
と、言ってもこれは当時の記録写真ではなく、上記の映画"Miasto44''の1シーン。

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https://www.imcdb.org/movie.php?id=3765326

IMCDBは映画やテレビ番組など映像に登場する車両のデータベースとしてソフトスキン類の写真を探すときに便利なサイトですが、"Miasto44”もカテゴリーページが作られてました。ページはまだまだ整備途上というところですが、しかし、この映画。登場する戦車や装甲車ならともかく、チラっとしか映らないこんな乗用車でも当時実際に使われていた車種にもこだわるなど、つくづくマニアックな映画だったと、あらためて感心。

# by hn-nh3 | 2019-02-09 14:12 | 資料 | Comments(9)
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コードロン シムーンの制作、その5。
ワルシャワのケーブルドラムのロゴをドライデカールで自作したものの余白に、サンテックス搭乗機の尾翼のマーキングを配置しておいたものをテスト。感圧式の転写デカールはきれいにつきましたよ。扱いは気を使いますが、文字はシャープで、なにより水貼りデカールのような余白がでないのがいいですね。

隣においた一円玉との比較でもわかるように、非常に小さな文字なのでうまくデカール文字が作成できるか不安だったけど見事に再現、転写した文字の接着強度も実用範囲。

マーキング下段の"Avions Caudron"の文字のAとdの位置がおかしくなっているのは転写でミスをしたから。文字の位置決めが簡単にできるように尾翼の文字を1グループで転写できるようにシートに配置しておいたのですが、転写の際に上部3段の文字を転写している間にシートを押さえる指でうっかり下段の文字を押してしまっていて、一部がずれて転写されてしまった...という顛末。
実際に貼る時はシートを分割してそれぞれに転写したほうが安全かな。いい実験になりました。

ドライデカールの文字は作る時に色を選べるので、実際に貼るバージョンは白で刷ってもらう予定。

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模型の制作も少しつづ、内部パーツの塗装を済ませました。塗料は水性アクリル系のライフカラーを使用。我が家は非ラッカー環境なので。
椅子の皮シートと主翼をつなぐ2本の桁材は機内色の赤。床は木の色で塗れと組立説明書にあったけど、どんな色調だったのか? ここで悩んでいても進まないので、先に進みます。

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機体に床板をセット。操縦主席の天井に後部までのびるロッドは水平尾翼調整用と思われるもの。プラストラクトのプラ棒でデッチアップ。
本当は尾翼まで繋がっているのだけど、模型だからもちろん見える範囲だけ。反対側の細かい器具もプラ棒でなんとなく造形。単純化しつつも、それぞれ2つぐらいの形の組み合わせで再現。これを1ブロックの造形に解像度を落とすと急におもちゃっぽくなるので、このあたりの加減がスケールモデルらしさを出すコツですね。

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ちょっとだけディテールアップ。機体前部側面と下面にはエンジン冷却用?のスリットが実機にはあるのですが、キットはインジェクションの金型の抜きの関係で穴は空いてなかったので、造形用ナイフで掘り込み。刃にアールがついた腹の部分を使って削りこんでいくときれいに穴が開けられます。

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排気管の穴を開けるのはお約束。キットは排気管がボディと一体成型でエッジがぬるかったので、削り落として、ボディに穴をあけたところから突き出ているように、プラ棒で排気管を再現。0.9mm丸棒に0.5mmの穴、

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後部車輪が実機同様、軸で回転するようにギミック追加。機体側の軸受けが丸いのはプラ棒の端材利用で他意は無し。

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機体の貼り合わせ。古いキットなのでビタっとはいかず、段差をなだめすかしつ擦り合わせ。
隙間や段差の目立つ部分はシアノン+ベビーパウダーの「瞬着パテ」を盛り付け、切削。細かい部分の継ぎ目消しはタミヤのイージーサンディングの瞬間接着剤を使ってます。この瞬間接着剤は削りやすいという特徴もあるけど、クリアパーツが曇らないという特徴も。T.F.マンリーコさんが前にブログで紹介してましたね。

機体パーツの接合ラインがくる屋根と底板には凸モールドがあって、これを残しながら継ぎ目を消すのが難儀でしたね。
このモールドは古いキットにありがちな筋彫りが金型の都合で凸モールドになってしまっている、のではなく、実機でも凸モールドになっているもの。木製のボディには屋根に金属板が貼ってあって、板金の端部をかしめてジョイントしているものが盛り上がっているのでしょう。

ボディの貼り合わせが終わって、デカール自作の目処がついて、大きな山を超えた感じがします。
あとは完成に向かってひたすらに走るだけですが、組み立てを終わらせて塗装まで漕ぎ付けるというのが、自分にとっては高いハードルなのよね。

# by hn-nh3 | 2019-02-02 19:15 | ヒコーキ | Comments(2)
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手紙を出さなくなって、もう何年になるのだろう。

ここでいう手紙は単に切手を貼った文書のことでなく、もちろん郵便物は日々出してますよ。ハンコ押してもらう書類とか請求書とかは。
絵葉書なんか送るの好きでしたね。その家のお父さんに見られてもいいような当たり障りのない内容の中にメッセージを隠して、宛名を金釘調の変な手書き文字にしたり、どんな切手を貼るか思いを巡らせて。。それも今は遠い昔の話。

事務的な手続きにせよ請求書なんてもらって嬉しい人はいないから、せめて切手ぐらいは事務的に貼ったものでなく、届いたらちょっと楽しくなる図柄を選ぶことにしていることもあって、郵便物を出しに行ったついでに綺麗な切手を買ってきます。

先週に郵便局で買ったのは「リサとガスパール」の切手。リサとガスパールとは、フランス絵本のキャラクターで、Wikiによると、フランス・パリ(の人間界)に住んでいる、ウサギでもイヌでもない未知の生物の「2人」,,,だそうな。フランスで1999年、日本では2000年から刊行された絵本のシリーズ。

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切手は特に収集しているという訳ではないけど、気になるデザインがあるとつい買ってしまいます。前に尾形光琳の燕子花図屏風をモチーフにしたキッテレビューをしたことあったけど、今回は久々の2回目。

「リサとガスパール」の切手はグリーティング切手というカテゴリーになるもので、過去にもムーミンとかミッフィーとか絵本をモチーフにしたその流れになるもの。 82円のシート62円のシートの2種類があって、2019年1月16日発売。

切手のサイズは24×24mmの正方形。絵本のプロポーションにあわせたということか。絵本のサイズは約19cmの正方形だから、縮尺でいうと1/8。イラストの絵柄は切手としてのサイズを考慮してトリミングされてたりするから、厳密には絵本のスケールモデルとは言えないのだけれど。

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切手のディテール。だけど、ちょっとピンボケ。
カバーイラストも実は2枚の切手になっています。ここも切手だと気づかずうっかり捨ててしまう人もいたりして。

うーん。この切手を貼って請求書を送ったりするのに使うには、ちょっともったいない。

# by hn-nh3 | 2019-01-29 22:13 | 日々 | Comments(9)