断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

カテゴリ:魚類( 3 )

築地市場もろもろ

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連休前の築地市場はちょっと人少なめでした。海外からの観光客は桜の花を見に東北地方にでもいっているのかしら。
先週の土曜日。例によって場内散歩と夕食材料の物色。

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この前の散歩の時に見つけた丸型ヘッドライトのターレ(モートラ)は同じ場所にいました。朝の7時前後は買荷保管所のこのあたりが定位置なのか。

場内には市場特有の「車両」がいろいろといますね。冒頭の写真に写っている「ネコ車」もそのひとつ。木製の荷台に車輪は腐食に強い鋳鉄製。場内のあちこちで見かけます。このネコ車はハンドルがついて人力で引っ張るタイプ。
模型としても1/32スケールでキット化されていて、アオシマのターレーのキットに付属で入ってます。

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市場清掃用の雑用車両。と言ってもリヤカーのフレームにベニヤで囲った荷台を載せただけのものです。転輪がちょっと面白いでね。普通のリヤカーでは細いスポークの車輪だったりしますが、これはプレスしたディスク型ホイール。補強用のリブがついてるなどディテールも気になります。何の車輪を転用したのだろう?

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コレクション的に何の価値もない車両だけどプロポーション的には好み。

真鍮線をパンダ付してフレーム作ってホイールはプラ板をヒートプレス、サークルカッターで切り抜いて…と模型化を妄想しながらざっくり実測してきましたよ。ちゃんと裏側だって写真撮ってます。市場で何やってんだか…

築地市場が移転する前に図面くらいは作ってみたい。まあ、作ってどうなるものではないと思うけど。それこそプラモメーカーからキット化されるなんて夢のまた夢。

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ごみ収集ビークルにもバリエーションがある様子。この車両の足回りは鋳鉄製スポーク転輪。「ネコ車」の車輪を転用したのか。シャーシも強化してありそう。

前掲のスポーク転輪タイプとは牽引フレームの形も少し違って直線的。オプションのカゴも実用的でいいアクセント。

専門に作ってるメーカーがあるとは思えないし、築地市場の場内にはターレの修理工場もあるから、そこで作ってるのかも。

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運搬用ビークルは他にもいろいろ面白いのあります。それはまた別な機会にでも。

後は場内市場で買った魚をいくつか。

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イサキ。丸っとした形の近海魚。夏の産卵期に脂がのってくるのでこれからが旬の季節。梅雨イサキなんて言ったりします。その頃の白子は絶品。

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場内の仲卸の店では値札は一匹単位ではなくキロ当たりの単価表示。そうすることでキロ単価が品質の指標になるので、分かってくると分かりやすい。ちなみにこの活締めのイサキはキロ2600円。魚体は0.65キロなのでお代は1690円+消費税。やまふ水産にて購入。二枚におろして半身を皮目をバーナーで炙って焼き霜造りの刺身に。残りは塩焼き。

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ついで買いのマグロの柵。場内は本来はプロ向けの卸なのでマグロはブロックが基本。上物は店頭に並ぶことなく寿司屋に直行。最近は一般向けに柵で小売するところも多くなりました。

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購入したのはミナミマグロ。通称インドまぐろ。本マグロ(クロマグロ)と違って南半球が生息域。本マグロの味の落ちる夏にかけての時期はこっちの方がコスパ高し。
それにしてもマグロの柵はブログ的には絵になりにくいアイテム。肌理からマグロを語るほどの眼は無いし… この柵はちょっとシミがあるけど値段には全て理由があるのが場内。宇田喜にて購入。

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少し前の買い物。スミイカ。種名でいうとコウイカ。房総半島以南に生息。ずんぐりとした身を捌くと中からサーフボードの形をした甲羅が出てきます。寿司ネタ、天ぷらで使うイカですが、もちろん刺身でもいけます。買ったのはキロ1300円で400グラム。520円+消費税。丸利にて購入。

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スミイカは春に産卵して寿命を終えて、夏には子供が新イカとして季節物の寿司ネタに並んでこれまた旨い。
街の魚屋で扱うネタではないけど、逗子の駅前の魚屋、魚佐冶では地元の港で上がるのかスミイカもよく売ってて仕事であの辺りに行った時、帰りに買ってましたね。

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スミイカの胴体からでてきた甲羅

そういえば去年のこの季節、小坪砲台のリサーチ後に逗子海岸に降りたら、浜辺にスミイカの甲羅がいっぱい打ち上げられてましたね。春先に浜辺に打ち上げられるアメフラシとともに好きな風景。
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(春先のアメフラシ 2016年3月 逗子海岸にて)

by hn-nh3 | 2018-05-05 20:14 | 魚類 | Comments(4)

本日の拾得物

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1月27日(土)晴れ。マイナス2度。いくぶん和らいだとはいえ寒さが続く。
朝の散歩で築地市場。年末年始の喧騒が去って場内はなんとなく静か。朝の冷え込みで観光客も出足も鈍いのか。正門前の掲示板にはいつもながらの築地らしい落し物。

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場内青果棟でミニターレを発見。これは乗って運転するタイプでなく、ウォーキータイプの運搬車。バッテリー式のモーターを搭載、車体前部の引き手兼ハンドルを押し上げると前進、離すと止まる仕掛け。
車種は関東機械製作所のマイテーカ DC−100。荷台サイズは800×1940、積載重量1000kg、最高速度は時速6km。どういう使い方をするのかはメーカーのページに説明ムービーあり。

ボディカラーは青と赤を青果棟で見かけました。メーカーのページを見るとグリーンもあるみたいですね。
この車両、水産棟では見たことがないのは車両リースの管轄の関係かなとも思うけど、何か理由があるのかしら。

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場内水産棟の仲卸で買い物。ノドグロです。長崎産の釣りモノ。K4500円の800g、体長34cm。
こんなに大きいのでなくても良かったのだけど、魚体の大きさが味にも関わってくるので、今日はちょっと張り込みました。
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「ノドグロ」と言う呼び方が有名になりましたが、魚の名称としてはアカムツと言います。水深100~200mくらいに住む半深海魚で白身の脂の旨さで有名な高級魚。深い海から一気に引き上げられたのか、少し目が飛び出てますね。
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口を開けて中を覗いてみます。口の奥が黒いのが「喉黒」という呼び方の由来。舌も黒いです。上顎の三本1対の歯が面白い形。エビやカニなど甲殻類、小魚、イカを主食としているのだとか。

さて、こいつはどう調理しよう。半身を刺身に残りは塩焼きか。頭はアラと一緒に煮付けるか。

by hn-nh3 | 2018-01-27 18:22 | 魚類 | Comments(0)

拾得物

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10月14日(土)雨。昨日の朝の築地市場。場内市場の正門前の落し物掲示板を見るのは、いつも楽しい。スマートフォンはともかく、市場の落し物は買主の元にちゃんと帰れるのだろうか。

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ブログの制作記の更新が滞ってるのは、締め切りが近くなってなんだかんだテンパってるのが理由。記事を作る時間も惜しんで色を塗ったり拭ったり。

築地市場の場内散歩はかれこれ10年以上続けてる。魚屋でも料理屋でもグルメでもないけど、雰囲気が好きで、時間の作れる土曜日の朝はよく市場をウロウロしてます。
場内で見かけた古い「ターレ」。荷物用の小型の3輪トラックで前輪の真上にエンジンごと回転するハンドルがついてるのが特徴的。

最近は「エレトラック」と言う電動タイプが主流になったけど、これはガソリンエンジンの古いタイプ。錆びた床板、エンジンオイルの汚れ、擦れた塗装に傷がついたフェンダー、ハンドルの塗装が剥がれて鈍く光る鉄の地肌。年季が入っていい感じ。


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場内市場で買い物。やまふ水産にて活け締めのカワハギ。k4600円の一匹300グラムで1380円。場内の値札はキロ当たりの単価が表示されていて、それぞれの魚の重さを量って買値が決まる仕組み。

カワハギはフグ科の魚の近海魚。活きのいいものは薄造りにして刺身。定番は鍋か煮物。今日のは体長は23cmで少し小ぶり。冬に向けて肝が太ってくるシーズンの始まりで、まだ入荷量は少なめ。そのせいかまだ値段は少し高め。

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カワハギはやっぱり薄造りに肝醤油をつけて食べるのが一番。活け締めを買うなら、この辺りだとやっぱり築地にいかないと手に入らないですね。



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場外市場の丸集で見つけた小さなイシガキダイ。体長20cm、220g。500円。
イシダイの仲間で房総半島以南が生息域。これは野締めで刺身で美味いかはわからないのと小さくて身が取れないだろうから、煮物にするのが良さそうか。

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白と黒の斑らの模様が美しい。磯の岩場に紛れて姿を隠すための迷彩模様なのか。



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同じく丸集で見つけて、面白くて買ってしまった魚。
ミドリフサアンコウ。22cm、300g。400円。アンコウの仲間で海底に住む魚。
通称、アカンコウともいう綺麗な赤い色が特徴的。触るとぶよぶよしているところは、やっぱりアンコウと言う感じ。

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裏側。ぶよぶよです。いわゆるアンコウだとあん肝が売りなので、市場では仰向けにして肝を出して見せるように売ってるので、大抵こんな感じで売られてますが、ミドリフサアンコウは背中を表に売られてました。どうやって食べたらいいか店の人に聞いたら、唐揚げにするのが良いとのこと。
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正面からのアップ。小さいけど大きな口はやっぱりアンコウ的。派手な色と可愛い斑点模様は、これで小魚を待ち伏せするくらいだから、やっぱりこれも迷彩?

グルメブログではないので、この後、人間の胃袋に収まる過程は省略。






by hn-nh3 | 2017-10-15 08:01 | 魚類 | Comments(2)