断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

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スイスの車窓から

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ヘルシンキ行きの出張の後、スイスに立ち寄り。南部地域からチューリヒに戻る途中の街道筋。ヴァレン湖からチューリヒ湖方面に抜ける地峡部の平地に転々と奇妙な構造物。

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分厚そうなコンクリートの塊。屋根には草が生えている。おそらくこれはトーチカだと思います。街道沿いに転々と設置されているのが不気味です。GoogleMAPで見るとこんな感じ。

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人家の近くにも。スイスの建物は核シェルターの設置が義務付けられているようなので、最初はその類の施設かと思いましたが、これはどう見てもトーチカ。

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遠くにあるトーチカをコンデジで写した拡大画像なので不鮮明ですが、トーチカの中には落書きされたものも。現在は使われているものではないのかもしれません。

車窓越しの写真なので、ガラスに映り込みがでてしまって不鮮明な写真になってしまいましたが、がっつり迷彩されたトーチカも発見。のどかな田園地帯の風景にこういったものが紛れ込んでいるとちょっとドキッとします。


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by hn-nh3 | 2018-09-30 13:54 | 構造物 | Comments(0)

秋のヘルシンキ

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なぜかヘルシンキ。出張でフィンランドに来ています。気温は13度。
美しい街は、どこに行っても写真を撮りたくなるような風景ばかり。しかし、このブログの趣旨からすれば当然のごとくパロラ戦車博物館のレポートをするべきなのでしょうが、今回は残念ながら行きません。ヘルシンキから300kmと、仕事の合間にちょっと寄り道する距離ではないことに気がつきました。フィンランドにいながらパロラに行かないなんて、ミリオタ失格ですが仕方ありません。

そんな訳で、ブログ巡回とかコメントとかコメント返しとか暫くおろそかになるので、その旨ご理解を。当然の如くプラモ作りもお休み。空港の保安検査場でポケットに隠したフリウルの履帯が金属探知機に反応して呼び止められるのもいやですしね。

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ヘルシンキ市内の早朝散歩。この季節、朝は遅く日の出は6時54分。まだくらい街にでてどこに向かうのかというと、ここ。

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街の中心部から徒歩で20分ほどの軍事博物館の中庭に停まっているのは、なんと3号突撃砲。

Sturmiと呼ばれるフィンランドの3号突撃砲は、車体側面に丸太を積んで「増加装甲」としたり戦闘室にコンクリートを持ったり、機銃シールドをDT搭載用に改造したりと、フィンランド軍独自の改造を施した仕様がなんとも模型映えします。

Googleマップの空中写真(キャプチャ画像の黄色く丸で囲んだ部分)。ここにいるのは車両番号 PS.530-30 この車両です。

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入口にゲートはないので、早朝でも自由に入れそうなことはストリートビューで確認済み。いざ中庭へ。リアル3号突撃砲はもう目の前。

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あれ? ...2台の黒い車がある辺りに停まっているはずの戦車がいません。


おかしいなと思って中庭をうろうろしたけど発見できず。乗用車に偽装している訳でもなさそうです。

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他にも、中庭にあったはずのT-26軽戦車や火砲類もきれいさっぱりいなくなってました。残念、みんなどこに行ってしまったのかしら。
がっかりです。誰もいない中庭のひんやりとした秋の空気の中で身体だけが冷えていきます。

もう、ここにはSturmiはいないようなのでこれからヘルシンキにいく人は気をつけてね。
何の役にも立たないとは思うけど、報告ついでにヘルシンキの街灯の写真をアップしておきます。

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by hn-nh3 | 2018-09-20 05:40 | 日々 | Comments(10)

戦争のかたち

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既刊本の紹介。「戦争のかたち」(下道基行 著  2005/7 発行 リトルモア 20.8×14.6×1.6cm 120P )
かれこれ10年以上前になるが、北海道の十勝平野の海岸線に戦時中に作られたトーチカ群が今も残っていることを知った。軍事構造物としてはナチスドイツが大西洋岸に築いたアトランティックウォールの要塞群が有名であるが、旧日本軍が米軍の上陸に備えて北海道の太平洋岸に構築したトーチカはなんとも貧弱で、侘しく取り残された風景が気になってしまった。

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そのころに見つけて買った本です。紹介する画像はすべてこの本から。

2005年というと、Googleの画像検検索、気になる本はAmazonで購入というのが情報との出会い方として一般的になっていただろうか。発信の仕方も大きく変わっていった頃か。カメラではなく、携帯で写真を撮って、HTMLを知らなくても使えるブログにアップしたり。

著者は1978年生まれ、2001年に武蔵野美大油絵科を卒業。卒業後にピザ屋で宅配をしている時に偶然出会った戦争遺跡に衝撃を受けてカメラを買って旅に出た、ということだ。決して軍事研究者だった訳でもなく、写真家だった訳でもなく。

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d0360340_19495288.jpgだから最初に言っておくと、廃墟マニアやミリオタのための写真集とか、歴史遺産の記録資料といったことを期待すると、少し拍子抜けするかもしれない。カメラを生業とした作家の写真集、といった風情でもない。..もっともっと軽い、のである。

だから面白い。戦争を知ってるとか知らないとか、そういう話ではなく、日常に紛れ込んでしまった「日常のかたちではないもの」を拾い集めた記録。

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前回の記事で少し紹介した大阪の東淀川区、西淡路高射砲台はこの本に載っている写真で知った。住居として改造されたこの砲台跡に住んでいた人もその頃は健在で、著者が2004年にインタビューした記事も掲載されている。

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同じく前に記事で紹介した東京の葛飾区 白鳥の高射砲陣地跡逗子の披露山公園の花壇に改造された高射砲陣地も写真が載っている。キャプションは地名のみで詳細な解説がある訳ではないので、ひとつひとつの写真の印象は薄く、昨日ふたたび本を開くまですっかり忘れていたくらい。もちろんそれは写真としての強度云々の話ではなく、通り過ぎる風景のように、気になった時にまた出会えばいいのだ。それだけの話。戦争ネタだからと言って別に懐古趣味的に語る必要もないし反戦的なフリをする必要もないし。

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「戦争のかたち」の歩き方 という見出しで、遺構のある場所の地図も載ってる。トーチカ、砲台、掩体壕などなど、実際に見に行く人は少ないと思うけど、これは便利かもしれない。というかこのフラットなビジュアルが、この本に通底するトーン。

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遺構が転用されて住居や公園施設になっている事例をポップなグラフィックに起こして説明している。物件毎の固有のディテールを捨象してタイポロジカルに表現したビジュアルは、楽しいけど写真に対して必ずしも成功していないように思う。気分はわからない訳ではないけど。


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その黄色いページに載っている「砲台パーク」こと、大分県の丹賀砲台園地の現存する砲台内部。トップライト屋根と螺旋階段を作って見学施設とした空間は圧巻。これはちょっと見に行きたい気もするけど、GoogleMapで調べたら地の果てのような場所

これに限らず、よくもまあこんなところまで行ったな、というのが多いです。自分もいくつかは実際に訪れたことがあるからわかるのですが、写真というのは1方向的なものだから必ずしも風景をリアルに捉えたものではない、という気がするのも事実。しかし、この本、間違いなく「買い」ですね。

本に載っている写真やビジュアルの一部、砲台住戸の住人インタビューなど、著者のホームページで見ることができます。

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(写真は全て「戦争のかたち」下道基行 著 より)

by hn-nh3 | 2018-09-12 22:04 | 資料 | Comments(4)

新しいiPhone

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久々の更新。仕事の締め切りと出張続きでこのところ全く模型を作る時間なし。自分が何を制作してたのかすっかり忘れてしまいましたよ。 (リハビリできるかちょっぴり不安)
先日の関西地方を襲った台風で、実家もあちこち傷んだとの知らせ。来週あたりに時間を作ってちょこっと見に行く必要ありそう。忙しいのに...

新しいiPhoneの発表もいよいよ来週。今年のはどんなのになるか楽しみですねー。
でもって先週、この後に及んでiPhoneを新調しましたよ。なぜにこの時期に...というタイミングですが。

これまで使ってきた6s、本当はあと一月持ちこたえて新型iPhoneに乗り換える予定だったのですが、最近どうにも挙動不審で突然通話が終了したりと仕事にも差し障りがでる始末。近々海外出張も控えていることもあって、あっという間の型落ちは承知でやむなくiPhone8に変えました。
それならばと、赤いiPhone、(Product) RED にしてみました。裏面の赤いガラスが綺麗です。
カバーつけたら見えなくなっちゃうので意味ないんですけどね。カバーつけるか素で使うか迷うところ。

裏面にガラスを使うアイディアは、 iPhone4に続くものだけど、やっぱりデザイン的には iPhone4の完成度は未だ超えられないんだなと改めて思う。透明感と光沢、傷に強く腐食や変色もなく(割れるという欠点を除けば)ガラスはマテリアルとしては完璧な素材。それをディスプレイ側だけでなく裏面にも使って、側面のアンテナ代わりのステンレスのバンドでパッケージ。iPhone4はミニマルで素敵でしたね。ブラック( iPhone4)とホワイト( iPhone4s)両方持ってました。


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データーの引っ越しはICloudバックアップからの復元。これは本当に便利ですね。メールや使ってたアプリとかはあっという間に元どおりになったけど、写真のアーカイブはデーターが新しいiPhoneに落ちてくるまで少し時間がかかりましたよ。

写真はその途中のスクリーンショット。クラウドの彼方から写真が少しづつ落ちてきて、なんだかテトリスみたい。
横一列がきれいに揃ったら写真がぱっと消滅、それとともに過去の記憶もリセット。妻と娘の顔を見てももう誰だかわからない。なんてゲームみたいなことになったらやだなー。




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最近のついで買い。新宿の紀伊国屋書店の旅行ガイドブックコーナーのレジに並んでいたら、目に入ったクリアファイル。
美術展なんかでもよくいろんな図柄のクリアファイルを売ってて気にはなるのだけど、買ったところで結局使わないよなーとだいたい棚に戻すのですが、これはやっぱり気になって購入。

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地図って今でも好きですが、子供の頃、自分だけの街を想像して地図を作ってましたね。白い紙に道の線を引いて地図記号を配置して。時間があれば飽きもせずえんえんと作ってました。その後もずっと書き続けてたらその街はどうなったんだろうと今でも少し思い出します。だから、GoogleMapが出てきたときはあっと思いましたね、世界がシームレスに一枚に繋がってるし。
もうGoogleMapがない世界は考えられない。というか地図がなければ世界は存在しないのだし。



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そんなこんなで手持ちのブログネタも宙ぶらりん。高射砲陣地跡シリーズでは、有名な現存遺構:大阪は東淀川の西淡路高射砲陣地を出張ついでに見てきました。高射砲陣地で一般的な半埋込み型ではなく、市街地用の高架タイプのコンクリート製台座で、戦後そこに人が住みついて奇妙な住宅になっているという代物。

新大阪から遠くない場所であることがわかって、6月の出張の時に写真を撮影。例によって配置図とか作っていたらディテールが気になって先月末の出張のときにまたまた追加調査。上の写真はその時のもの。砲台住居は計画道路の敷地内にあるため現在はフェンスで囲まれていて立入禁止区域。

調べてみると、大阪市の教育委員会が調査した報告書があることがわかって、ついでに大阪市の図書館にいったらありましたよ。『西淡路<国次>高射砲陣地調査報告書(大阪市文化財総合調査報告書65)』

なんとそこには詳細な実測図も。うーん、どっからどう紹介したらいいものやら。

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by hn-nh3 | 2018-09-08 19:13 | 日々 | Comments(6)