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断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )
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遅々として進まず。第4降下猟兵師団のFIAT500の制作も、前回の記事から1月以上が間が空いてしまって、自分の記憶も飛んでます。ただ、こうやってブログを書いててよかったことは、「そういえばあの時は何考えてたかな」と記憶を辿れることですね。

このFIAT 500 トポリーノはイタリアに駐留する第4降下猟兵師団の衛生部隊に徴発されて、外装は全体にホワイトのオーバーペイントした上にレッドクロスを描いた救急車仕様。元々は民生車として生産されたものだから、オリジナルな塗装はグレイやダークイエローのようなミリタリーカラーではなく、赤や青といったカラフルな色彩。

救急車への「改装」の際に塗り残された車内やドアのエッジにはオリジナルのボデイカラーが残ってる、という状態を再現してみようと思います。

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オリジナルのボディカラーはグリーンにしてみました。外装の白。レッドクロスの赤。そして内装の緑。そうです。トリコローレ。イタリアの国旗の色ですね。ドアを開けた状態で再現した時にちょっとかわいいかなと。

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グリーン一色ではなく、フェンダーはブラックのツートンにしてみました。フェンダーが黒いツートンの仕上げは、ワインレッドと黒やキャラメルカラーと黒など、当時流行ったパターンです。グリーンバージョンのカラーリンはもっと深いモスグリーンのほうが似合うんだけど、今回はイタリア国旗の色に寄せてみました。

ツートンにしたのには別の理由もあります。

車体の底板を何色で塗るのか.... 実車ではシャーシは黒だけど、車体はモノコッックボディの一体で塗装する関係で底板は基本的にボディカラー。模型のシャーシと底板を外して別々に塗装できるようにしておけば、そうした塗り分けも簡単だったのだけど、がっちり接着してしまっていたのでシャーシと底板はやむなく同じ黒で塗りつぶしました。

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パーチの上下をあわせるとこんな組み合わせになります。そして、つじつま合わせにフェンダーが黒いツートーンの塗りわけにしたらいいかもと思いつく。フェンダーの裏と表を黒く塗り分けるためにマスキングしたりするのは、なんだかんだめんどくさかったけど。

フェンダーの裏側は下から覗いた時に見えるから塗り分けも必要といえば必要だけど、外側は白く塗りつぶしてしまうんだから、わざわざ塗り分ける必要もないですよね。
そのくらいは自分でも分かってますよ。そこは気分。気分。


by hn-nh3 | 2019-08-07 19:53 | FIAT | Comments(4)
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(7/30追記)
「Chwat」号の製作をぼちぼち進めていきます。この車両についてはこのブログでもたびたび取り上げてきましたが、ここで簡単におさらいしておきます。

1944年8月1日。敗走するドイツ軍に対して、ポーランドのレジスタンス(AK:国内軍)が蜂起を起こす。
8月2日。ワルシャワの中心部、ナポレオン広場にて蜂起部隊がドイツ軍の新型駆逐戦車、ヘッツァーを火炎瓶攻撃にて鹵獲。しかし車内の焼損がひどく、車両はそのまま街路を塞ぐバリケードとして利用される。8月5日にバリケードから回収されて中央郵便局の蜂起部隊拠点に運ばれて修理。
可動状態まで復旧した車両は鹵獲した小隊の名前をとって「Chwat」(ポーランド語読みでフファット)と命名、車両の両サイドと前面にマーキングが施される。
8月14日、戦闘に参加するために移動させようとしたものの、いくつかのバリケードを通過させるために壊すことが許可されなかったため、車両は中央郵便局に留め置かれる。9月4日のドイツ軍の爆撃にて建物が崩壊した瓦礫の下敷きになり、蜂起部隊の降伏後もそのままに。
戦後に掘り出されて修復、ポーランド陸軍博物館に展示される。1950年頃に当局の指示により車両は廃棄処分。「Chwat」のものとされる転輪のみ現存。

とまあ、要約するとこんな感じ。TANK ENCYCROPEDIA にも「Chwat」の項があるので、それを見るのがわかりやすい。

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この鹵獲されたヘッツァー第743戦車猟兵大隊に配備されていた車両で。チェコのBMM工場で1944年5月〜7月に生産された初期型の特徴が確認できる。車両の生産番号もNr.321078と判明しているようです。番号から推測すると6月生産車。

1/35のキットでヘッツァー初期型を探すと、ドラゴン(no.6030)とアカデミー(no.13278)からリリースされていて、どちらも「Chwat」号のマーキングがデカールで用意されている。
しかしドラゴンのキットは2002年頃のものであり、ディテールの再現度は現在の目からすると少々難あり。アカデミーのものは車体の長さが違ってたり転輪の立体感がいまひとつだったりと、後発のキットであるにも関わらずアドバンテージに乏しい。近年、ドラゴンからリリースされたヘッツァー車台の自走砲で足回りのパーツがリニューアルされていて、なかなか雰囲気はよいのでそれを利用するという手もあったが、もうちょっと手軽に作れるキットをと思い、今回はタミヤのヘッツァー(no.35285)を調達。

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タミヤのヘッツァーは1944年8〜9月頃の中期型の仕様のため、初期型を再現しようとなると防盾や砲身を交換する必要があり、DEFモデルのアフターパーツを利用するのが近道。
と、ここまでが前の記事で予告した製作のポイント。

しかし、調べてみると5~7月生産車にはこの他にも違いがあることに気がつく。軽い気持ちで初めて深みにはまるいつものパターンですが、要改造ポイントを書き留めておくと。
・初期型の防盾と先端にねじ切りのある段つきの砲身:DEFモデルのパーツを流用
・初期型のボルト耳付きマントレット:タミヤのパーツを切削改造
・車体天板にピルツがない:タミヤのパーツを修正
・車長ハッチに小ハッチがない:タミヤのパーツを修正
・車体上面後部に冷却水用ハッチがない:タミヤのパーツを修正
・同上部分に予備履帯:タミヤのパーツを利用追加
・排気管マフラーに防熱のパンチングガードがある:MSmodelsのエッチングパーツを利用
・車体後面誘導輪基部の履帯テンション調整具の形状が違う:38t戦車のジャンクパーツ流用
・リーフスプリングの基部のディテールが違う:タミヤのパーツを修正
・上部転輪の基部に5つボルトとリブ:あまり見えないからスルー?

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先ずはサスペンションのリーフスプリング基部の修正。初期型は板バネを束ねる部分がフラットで軸受け部分に軽め穴があいている。修正はプラ板で段を埋めて、ドリルで開口して穴の形を拡張整形。写真は途中段階で穴がヨレヨレしてますが、この後もう少しきれいに整えましたよ。

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といってもこの程度。穴の形になんとなくバラツキが出てしまっているのは手仕事の限界。
転輪をつければ隙間からちらりと見えるか見えないかなので、これで良しとして作業を「前進」。

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初期型のサスペンションは実車でも確認できます。この写真は戦後の修復時のものですが、ちょうど
第二転輪が外れていて基部の軽め穴があるのが見えてます。

ヘッツァーの生産が本格化した時期(1944年5月〜)とワルシャワで鹵獲された時期(1944年8月)から考えれば自明なことではあるのだけど、Chwat号は鹵獲修理時に撮影された写真や鮮明な動画フィルムがそれなりに残っていることもあり、実車でも詳しく確認できるのはありがたい。

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タミヤのキットは中期型の仕様であるため、履帯のテンション調整金具の形が初期型のものとは違う。
初期は38t戦車由来のパーツを利用していて固定ボルトが2穴であったが、中期型以降の金具では車体側板の角度にあわせてリファイン、ボルト穴が一つに減っている。

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初期型の金具はドラゴンの38t戦車系自走砲を作った時のジャンクパーツから流用。こういう時に役に立つから不要パーツはなかなか捨てられない。。

しかし38t戦車の部品がそのまま流用できる訳ではなく、ヘッツァーで斜めに角度のついた車体側板の角度にあわせて履帯テンション調整金具の取り付けプレートの上部が台形にテーパーカットされている。その様子を現存する初期型車両のディテール写真を見ながら修正。

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「Chwat」号の修理時の記録フィルムでも後部のディテールを確認。テーパーカットされた2つ穴の履帯テンション調整金具。排気管マフラーにはパンチングメタルの防熱ガード。後部上面のラジエーター冷却水補充用の小ハッチはまだなく、その部分に予備履帯を搭載。後部向かって右下の冷却水加熱口の蓋に増設される足掛けステップは、この頃はまだ未装備。なので、キットの足掛けステップのモールドは切除。

写真をよく見ると、エンジン始動クランクのキャップが脱落していたり、ワイヤーロープや予備履帯をつけたまま迷彩塗装をかけた痕跡など、「Chwat」号に固有の特徴も確認できるのですが、それを再現するのはもう少し先の作業になるかな? 

先ずは初期型の標準仕様へのキットの改修を進めます。(次回は車体上部)


by hn-nh3 | 2019-07-28 09:48 | HETZER | Comments(8)

ドラゴン・トラップ


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残念なお知らせです。
前々回の記事でDragonのlll号着弾観測戦車のキットには旧式の起動輪にスペーサーをはめて400mm履帯をつかえるようにした改修型起動輪がパーツで新たに起こしてある。これは絶対に買い! と言ってしまったのですが、どうやらこのパーツには罠がある模様。。

写真左側の丸穴があいたものがE~G型まで標準的に使われた360mm履帯用起動輪にスペーサーをかませた改良型。右端はH型後期以降に使われた400mm履帯用の新型起動輪。

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真横から見るとこんな感じ。左側が400mm履帯用新型スプロケット。手持ちのJ初期型熱帯仕様のキットのものから。継ぎ目にパテがラフに塗りつけてあるのは気にしないでください。パテの乾燥中でだいたい三年くらい寝かした状態。
そして右側のものが、スペーサーをかませた旧型タイプ。400mm履帯が使用できるように幅が拡張してあるのがわかります。

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仮組した状態。美しいディテールです。
ドラゴンはマニアックなバリエーションキットを展開するために、こうしたちょっとしたパーツの金型を追加で起こしたりするフットワークのよさは見事でしたね。(過去形)
このパーツでは歯車の裏側にリング状のスペーサーをかませて丸穴のあいたディスク部分との段差が大きくなった改修型の特徴を再現してます。

と、ここまではいいのですが...

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実車の写真と比較してみると、ん? キットのパーツのほうが段差が浅くない??

目の錯覚かなとあれこれと事例写真と見比べても、やっぱり実車のほうが段差が深い。
改修型スプロケットをつけてる現存車両もあるので、Primeportalのこの写真と比べてもやっぱり実車のスペーサーのほうが厚くみえる。その写真を見て他にわかることは、スペーサーリングには、ボルト穴を兼ねた軽量化の穴がリングに沿ってびっしりと並ぶ部材であることだ。鉄板を切り抜いたものではなく、鋳造部品なのだろう。

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試しに上の実車写真と同じアングルで撮ってみました。車体は撮影用に作りかけのJ型車体で代用。
確実にキットのパーツはスペーサーが薄いですね。実車と比べて丸穴ディスク部分との段差が不足気味。

Primeprtalのこの写真でスペーサーの厚みがよくわかります。
車体側の歯車と外側の歯車にはめられてるスペーサーの厚みに違いがあるのです。内側のものは薄く外側のものは厚い。
それなのにキットのパーツは内側も外側も同じ厚みのスペーサーで設計されてしまってるのです。やっちまったね、ドラゴン。。

内側と外側のスペーサーの厚みの違いは、360mm履帯から400mm履帯へと対応させる際に、中心振り分け両側20mmに拡張すると内側では車体の干渉がでてくるので外側により大きく拡張させるようにしたのだと思われます。

3号戦車の履帯の変遷は初期の360mm時代の次に380mm履帯が登場、それにあわせて転輪も75mm幅から95mm幅に拡張。そして400mm履帯では起動輪もそれにあわせた対応が必要に。。
その経緯を踏まえると、380mm時代に両側に10mmずつ軌道を拡張、400mm履帯対応では内側10mmを維持して外側に30mmオフセットさせてトータル40mm(360→400)のスプロケット幅の拡張を行ったのか。

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手持ちの資料をあらためて読み返したら、GROUNDPOWERの2019/ 5月号 ドイツlll号戦車(3) の寺田光男氏の記事に書いてありました。「...旧型起動輪へのスペーサーリングは、内側10mm幅、外側30mm幅のものが取り付けられた。」p21-22
この変更で履帯の軌道の中心線が10mm外側にオフセットした訳ですが、それに対応するため当初は転輪取付部に10mmのスペーサーをセットしていたなど、この履帯幅拡張に関しても詳しく解説してありました。。。資料は眺めるものでなく、読むものですね(^^;)

Panzertractsなども詳しく読めばそういう情報もあるのかもしれないですが、ハローというところでアロハと言っちゃうぐらいの語学力の身には、こうした日本語の詳細記事は助かります。寺田氏の記事はモデラー目線に応える情報が多く信頼性も高いので掲載号は保存版です。

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キットのパーツも修正したくなるところですが、実行するかは正直微妙ですね。
確かにスペーサーの30mmと20mmの違いは大きい。たかが10mmだけどスペーサーの厚みの差は1.5倍。1/35スケールで0.3mmプラ板ほどの厚みが不足。
レザーソーで地道に歯車を切り離してサークルカッターで切り出したプラ板のリングをはさんで..と、やってやれないことはないのでしょうけど、問題はその先。スプロケットの修正で0.3mm外側にシフトした履帯の軌道にあわせて、転輪や誘導輪も調整するのか、あるいは起動輪のデフレンシャルギアケースを削って帳尻をあわせるのか、地獄の扉を開けてしまいそうで。。。

by hn-nh3 | 2019-07-14 12:16 | lll号戦車 | Comments(8)

7月スタート

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いつの間にか7月。今年の半分が過ぎたことになるけど、何か完成したものあったかしら? まわりはどんどん動いてます。築地市場の跡地も解体がどんどん進められて、そこにあった記憶は巨大な空白に..  なくなるというのはこういうこと。

備忘録がてら始めたブログもとりあえず3年目。前に書いた「OVMは何色だったのか(後編)」はキラーコンテンツなのか、ブログ内のランキングはいつも上位。やっぱりOVMの塗装で悩む人は多いから当然の成り行きでそこに何の不思議はないのだけど、四谷駅前の謎の穴の話「四谷の穴」「四谷の穴(後編)」が最近、何故かランキング急浮上。四谷駅で降りる事もなくなってしまったので駅前の穴が今どうなっているのか知らないけど、何かが起きたのかしら? 気になる人はやっぱりいるんだね。


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去年の暮れの東京AFVの会の時にかば◎さんにもらった(押し付けられた) エレール1/72 コードロンシムーンの近況。
組み立ては最終段階。主翼を固定してキャノピーパーツも接着。このパーツは透明なガラス部分だけではなくキャノピー周囲のボディも含んだ成形になってしまっているので、継ぎ目を瞬間接着剤で埋めてサンディング。タミヤの瞬間接着剤「イージーサンディング」はクリアパーツが曇らないので重宝します。隙間を埋めるには瞬間接着材だけでは傷のリペアぐらいがやっとなので、ベビーパウダーを混ぜてどろどろのパテ状にして使用。

ピトー菅はWAVEのC-パイプを組み合わせたもの利用。プロペラのスピナーはパーツの形状がちょっとぽってりしすぎる感があったので削り込んでペーパーがけ。これで工作はほぼ完了。

こんなの2ヶ月ぐらいで完成だね、なんて考えてたけどもう半年。ようやく塗装に入れます。


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夏が来たことだし、そろそろ新しいアイテムもスタート。ワルシャワ放棄でポーランド国内軍(AK)が鹵獲使用したヘッツアーのChwat(フファット)号を作ります。作りかけのケーブルドラムも並べてバリケード仕立てにしたいなと。

興味はあれどそのままになってたアイテムですが、vol de nuitさんのサイトでワルシャワ放棄の時に使われた車両についてワイワイやったりしてワルシャワ熱がふたたび高まってきたこともあり、ここらで思い切ってスタート。(というか、少し前からちょこちょことは始めてました。)

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使うのはタミヤのヘッツアーですが中期型のモデルなので、Chwat号の初期型ヘッツアーに仕立て上げるには多少の改造の必要あり。初期型のキットはドラゴンやアカデミーから出てたりするんですが、それぞれに難ありなのでタミヤのをベースで行きます。初期型の防盾と砲身はDEFモデルのものを調達。

タミヤのキットは戦車砲の 装填部など車内造作がまるっと省略されているのですが、Chwat号は鹵獲時の火災で戦闘室天板が浮き上がってたりして隙間から砲尾部分がちらっと見えそうな予感。インテリアの完全再現ということは目指してないけど、覗いて何かあるかな程度には再現しておきたい。搭載砲は48口径の7.5cmPak39。手持ちのストックには流用できるちょうどいいものがなかったのでタミヤのラング用砲身追加パーツを購入、これで代用します。しかしラング用は70口径7.5cmPak42なので砲尾のガード部分の形状が48口径用とは少し違う。パーツを削り込んだり接着剤で溶かしたプラを盛ったりチマチマと修正。と言ってもハッチからはチラ見え程度なので改造はあくまでそれらしく。ほどほどに。


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もうひとつ新アイテムの準備。lll号着弾観測戦車を作ろうと作戦準備中。キットはドラゴンのno.6792。

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ドラゴンのlll号戦車のシリーズはどれも傑作揃いですが、そのバリエーションキットになります。通常の戦車型を砲兵隊の着弾観測用にカスタマイズした車両で砲塔にはカムフラージュで偽砲をつけるなどちょっと変わったシルエットが魅力。

特徴的な防盾や砲塔に増設された観測用のペリスコープといった着弾観測用車両ならではのパーツの他に、このキットでは旧式となったF型をベースに改装した車体を再現。操縦席前面には鉄板を切り抜いただけのような増加装甲。

足回りはH型以降で標準の40cm履帯を履かせるため旧型のドライブスプロケットにスペーサーをかませて幅を拡げた状態をしっかり再現してきてます。

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スペーサー付き旧型スプロケットはこのキットで初めて再現されたんじゃなかったかな。このためだけにでもこのキットを買う価値あり。lll号戦車H初期型(no.6641)でそれこそ必要なはずのこの「Wランナー」は入ってなかったみたいだし。

(最近ドラゴンから発表されたlll号突撃砲B型のキットにはスペーサー付き旧型スプロケットが同梱されてそうな予感)

lll号着弾観測戦車は1942~45年に使用されているので、写真のISU152の横で朽ちてる車両のように砲塔シュルツェンを装備している車両を見かけます。そんな仕様で再現したいのだけど、しかし残念ながらキットにシュルツェンパーツはなし。

ドラゴンのM/N型に出来のいいパーツがインジェクションで再現してあったりもするけど、そのためだけに買うのはもったいない。サードパーティのものでいいのはないかと探してみると、これが意外にない。Ⅳ号戦車用はいくつものメーカーから出ているのですが、lll号戦車用となると...
そしてようやく見つけたのがE.T.modelのエッチングパーツ。これを使ってみようと思う。

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by hn-nh3 | 2019-07-06 13:03 | 日々 | Comments(9)
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久しぶりにプラモの話。( ...模型ブログではなかったんかい?)

製作中のFIAT500 トポリーノのバンタイプ、イタリア駐留の第4降下猟兵師団 救護部隊所属車両。と、設定まで書くと長々となってしまうので 短く ”FIAT500” でいきます。
BroncoModelsのキットは細部までこだわって表現していて、フロントグリルのエンブレムのプレートもエッチングパーツで用意してあります。だけどFIATの文字はそこに無し。大人の事情か忘れたのかは知る由もないが。

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せめてデカールでFIATのロゴが用意されていたらよかったのだけどそれも無し。エンブレムのパーツのサイズは長さ2.4mm、幅1.6mm 。何か自分で細工をするには小さすぎるけど何もしないにしてはちょっと大きすぎる余白。
なので、例の自作ドライデカール作戦は可能か検討中。欲を言えば赤とシルバーの2色刷りにしたいところだけど費用もかかるので、赤く塗ったパーツに白いレタリング文字を貼り付ける方法が有力。それなら制作構想中の車両(まだ秘密)の白いマーキングをオリジナルデカールで起こす際に、余白にFIATのエンブレムロゴのデーターを配置して一緒に制作できる。写真はイラストレーターで作ったデーターを家庭用インクジェットプリンターで試しに出力してサイズ確認しているところ。

FIAT500 の当時のエンブレムロゴはどんなのだったか調べてみると、ロゴは時代によって変遷がある。
FIAT500 トポリーノに使われていたのは下方にすぼまって尖ってる1938-59年頃のタイプか。
トポリーノA/Bタイプの生産年代(1938-47)からすれば、それが順当ではあると思われるが、実車の写真を調べてみても、はっきりしない。実物でも小さいものだからネット画像の解像度で個々に識別が難しく、現存車はレストア時にオーナーの好みで31年タイプのものに変えてしまっている例も多い。

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FIAT500のバンタイプは、運転席後部に箱型ボディを乗せて後部ドアに窓がないためにクーペタイプのようにバックミラーで後ろを確認するという訳にもいかず、左右両側にサイドミラーをつけて後方確認をしている。ブロンコのキットもサイドミラーの小さなパーツが用意されていて、ドアのサイドウィンドウのフレームに取り付ける指示。

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うっかりなくしてしまいそうなパーツのサイズ。取り付け強度を考えると真鍮線に置き換えた方が無難?
しかしそれ以上に悩ましいのが制作の参考にしている写真。

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一緒に写っている兵士がどうにも邪魔なのだけど、サイドミラーがあったらそこに手はかけないよねという雰囲気でどうみてもサイドミラーを装備しているようには見えない。実際、バンタイプの現存車でもサイドミラーがあったりなかったりで悩ましい。標準装備という訳ではないのか?

付けていないのか、とれてしまったのかは不明だが、とりあえず、今つけても塗装中に破損することは確実なので、つけるかどうかは後で考えることにして先に進もう。

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工作は完了して塗装の準備作業に入ってます。塗装下地にサフェーサー吹いて1200番のペーパーで磨いてを三回くらい繰り返し。ミリタリーモデルとはいえ、民生車だから半ツヤぐらいの塗装では仕上げたいので下地の荒れは極力少なく。
試しにフロントガラスのクリアパーツもはめてみた。クリアランスゼロ。ビタビタです。サイドウインドウのクリアパーツの勘合も確かめたけど写真撮る時は嵌めるの忘れました。ごめんなさい。

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ドアのパーツは開閉選択式。後部のドアも開ける設定にもできるように接着してません。だからずれて見えるのは仮組中の状態であって、パーツの精度が悪くてはまらない訳ではないので誤解のなく。
ドアを開けるかどうかはわからないけど、ブレーキランプの配線がドアの裏側に露出しているのもいちおう再現してあります。どうでもいいことだけど。

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運転席の助手席のシートの後ろに自作した予備タイヤホルダーにタイヤをセットするとこんな感じ。まだホルダーにきちんと止めてないので撮影中に倒れてきてしまいました。。

FIAT 500 はイタリアでは右ハンドルだったり左ハンドルだったりまちまち。ブロンコのキットでも左右どちらかを選択できるようになってました。制作の参考にしている車両が右ハンドルのタイプなのでそれに倣ってます。

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タミヤのシムカ5といっしょに記念撮影。シムカ5(サンク)はFIAT500 トポリーノをフランスでライセンス生産したタイプ。以外と細かい違いがあって、FIAT500では装備のサイドステップがシムカ5では省略、シムカ5ではバンパーがついてたり、方向指示器がFIAT500ではフロントピラーに外付けであるのに対して、シムカ5では車体側面に埋め込み装備。このあたりの話は以前にかば◎さんがブログで書いているのでそのページ "タミヤ新作、シムカ・サンク(2)”を読むとよくわかります。

タミヤのシムカ5はほぼストレート組。折りたたんだ屋根キャンバスの側面のシワを掘り込み強調したのと、省略されていた開閉フレームと引手ハンドルを真鍮線で追加工作してあります。ブロンコのFIAT500のバンタイプのキットにはクーペタイプの開閉フレームが不要パーツで入っているので、それを流用することもできたけど(先に作ってしまってたこともあるけど)今更細かいパーツを追加するのも...とそのままに。

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タミヤとブロンコのガチンコ対決。
車体裏面の作り方に両者のアプローチの違いがよく出てますね。タミヤは作りやすさを考えてパーツは極力一体化。シャーシーはボディやサスペンションのパーツに分割再現されていて、パーツを貼り合わせていくうちにいつの間にかシャーシが出来上がるようになってます。ブロンコは実車のメカニズム再現に忠実でシャーシはシャーシでパーツを用意していて、フロントアクスルもインジェクションキットでの再現の限界に挑戦しているかのような細い部品を実車同様に組み上げていくと出来上がるようになってます。ブロンコのキットは組む楽しさはあるけど細かすぎて疲れます。

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パーツ数を比較すると、エンジンやタイヤパーツをのぞいてタミヤは7個。ブロンコは18個。分割数に比例して出来上がりの違いは歴然、と言いたいところだけど精密度がパーツ数に比例しないのは、さすがのタミヤマジック。
シャーシは実際、丸い軽め穴が空いたフレームなのにあっさり省略しているのは両者共通(ICM社だったらはやってきそう)。ボディの底板にあるプレスの補強リブがタミヤのキットではそれっぽく表現してあるけど、ブロンコは省略。シムカとフィアットとの違いなのかは不明だけど、タミヤのキットではエンジン下面にオイル抜きのキャップのモールドがあります。ブロンコのキットは無し。

そうなんですよ。ブロンコはタミヤだったら絶対やらないような小さなパーツの再現にチャレンジしてくるけど、ディテールを徹底的に再現しようという志向ではないんですよね。だから平均点で考えるとタミヤのキットに軍配があがったりもするけど、このFIAT500に関してはブロンコのパーツの薄さや繊細さがFIATらしさを出しているような気はしますね。

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来週は塗装して完成した姿をお見せできると思います(..絶対に無理)

by hn-nh3 | 2019-06-28 20:12 | FIAT | Comments(6)
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FIAT500制作記 連載二回目。前回から少し時間が空いてしまいましたが、ゆるゆると進行中。
Bronco Model から出ているVANタイプのFIAT 500 トポリーノ。

ここで簡単にFIAT 500のことをおさらいしておくと、初代のFIAT 500はイタリアのFIAT社から1936年に発売された2人乗りの小型自動車。エンジンサイズは569cc。「トポリーノ」の愛称はハツカネズミの子ネズミの意味。
人気となり1955年の生産終了まで60万台が生産。映画「ローマの休日」でグレゴリーペックが乗ってましたね。
ちなみに、チンクエチェントと呼ばれてルパン三世の愛車で知られる車は、トポリーノの後にモデルチェンジされて生産されたシリーズ。

初代のFIAT 500、トポリーノのシリーズには生産時期の違いによりA/B/Cのタイプの違いがあります。AとBは外見に違いがなくエンジンが13HPから16.5HPに増強。1948年から生産された戦後型がB。
1949年から生産されたCタイプはフェンダーが少し角ばった形にモデルチェンジ。

A/B/Cの違いは、このサイト:CLUB TOPOLINO FIATがわかりやすい。

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図版出展:Техника и вооружение Fiat-500/500A

”Furgontino”:VANタイプは1938年から発売され、A/B/Cと車体のモデルチェンジにあわせて継続的に生産。
A型の生産当初は箱型車体の後部が斜めにせり上がった形をしていて、戦後のB型から後部が垂直に近い角度に変更、とされているものの、前回の記事で紹介した写真の車両のように戦時中のA型ベースの車両でもすでにB型のような箱型のワゴンが生産されていたと思われます。その第4降下猟兵師団で救急車として使われるFIAT500の写真のソースも(原典かはわからないか)その本からのものと思われます。

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さてさて、前振りが長くなってしまいましたが、本題です。キットはBroncoのよさがフルに発揮された繊細かつ高精度のパーツで気持ちよく組みあがります。インテリアもほどよく再現されていてダッシュボードのところにある燃料タンクもしっかり表現されてます。ストレートに組んでも全く問題ない出来ですが、省略されてるディテールもあるので少しだけ追加工作。シートの足元の一調整用レールと固定レバーをプラストラクトの薄プラ棒と真鍮線で表現。レバーの先端の球はエポキシパテで成形。

運転席の床板は実車ではリブのついたプレス鉄板の上にゴムシートを敷いたものが正しい状態ですが、キットの再現の仕方はそのあたりが曖昧。

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ブレーキペダルやクラッチペダルはタミヤのシムカ5のキットにように省略されることなく、別パーツできちんと再現されてます。しかしなぜかアクセルペダルが省略されているので、プラ板を加工して追加。サイドブレーキもなかったので、作りました。小さくてわかりにくいけどブレーキレバーの先端のロック解除ボタンも再現してあります。Broncoのキットはこれに限らずインテリアの再現志向は高いのですが、あれっと思う部分が省略されていることがよくあります。

ハンドルはフレームが4本タイプのものが用意されてみましたが、あれこれと資料を見ると3本タイプが一般的なので1本だけ残して切り離して、位置を変えて2本付け直して3本フレームに作り直しました。写真に撮ってみると....もうちょっと細部の手直しが必要ね。

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車体後部もあれやこれやと追加工作。①運転席と二台の間を仕切るパイプを追加。荷台のボディ内側の補強フレームはあらかじめパーツ化されてます。そのせいか、ボディ外側にヒケが少しできているので、要修正。
②はこのキットで最大の要修正ポイント。キットがもともとどうなっていたかというのはPMMSのレビューでパーツの荷台後部を見てもらうとわかるのだか、後部扉との変な段差が生じている。段差自体は間違いではないのだけど、その段差の理由はそこに予備タイヤの収納ボックスがあるから。

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裏から見るとこんな半円形の予備タイヤ用の箱がついてます。車体裏側がよくわかる資料は少ないのですが、あれこれと探してレストア中の車体写真を見つけたりして、ほぼほぼこんな形であることを確認。乗用車型ではボディの後部に予備タイヤを積んものをVANタイプでは後部にドアをつける関係で、こんな配置になったと思われます。

再び荷台上面の追加工作に戻って、その③。荷台には側面と同様の保護レール(木製)が取り付けられてるのが一般的。正確には横方向に補強用のリブをプレスした鉄板の上に保護レールがリブと直交する形になるのだけど、それは省略。④バッテリーボックスの点検用と思われる長方形の蓋を追加。⑤荷台前端にはガードの板が立ち上がってるのでそれも追加。

そして謎なのが⑥のスペアホーイール取り付けアーム。
FIAT 500 トポリーノは人気車なので、現存車が多数。バンタイプもそこそこ残っているようで" FIAT 500 Furgoncino "などどネット検索するとレストア車などの写真をあちこちで見つけることができます。それらの現存車で内部写真があるものを見ると、必ずといっていいほどシートの後ろにスペアタイヤを積んでいます。

ん、では②の予備タイヤ用スペースは? というとそれもちゃんとあって、ただし荷物置場として使われてることが多いようです。この荷台下スペース+シート背後の予備タイヤのパターンは現存車にほぼ共通のパターンに見えるので、個別にカスタマイズしたものではなさそう。ただし1938年の生産開始当初からそうした仕様だったのか、収納量アップのニーズを受けて、途中から組み入れられた仕様なのかは詳しい資料がなく不明。

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ここでひとつ考証の罠があることに気がつく。FIAT 500 トポリーノは現在でも人気の高い車で、まだまだ現役で使われてたりネット売買もさかんで、検索すると大量の実車写真が収集できます。しかしそれらはどれも生産終了後半世紀を経たレストア車であって、どこまでがオリジナルな状態なのかが判別しにくいというのが実際。

いくつもの車両の写真を突き合わせて当初からのものと思われる共通仕様を探す訳ですが、さらに悩ましいのが、戦前のA型と戦後生産のB型の問題。表示がない限りは外見からの識別は困難なので、現存車の断片的な写真では戦前からの仕様なのか戦後仕様なのかが判断不能。

だから、1944年のトポリーノの細部ディテールというものを再現しようとしても、それこそ当時のドンピシャの資料が見つからない限り、結局は謎。

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タイヤはホイールキャップにFIATの文字が刻印されてます。伸ばしランナーを使ってバルブを追加工作したのはお約束。

by hn-nh3 | 2019-06-15 12:50 | FIAT | Comments(6)

デカール大作戦

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6/13 追記あり

デカール到着。製作中の1/72 コードロン・シムーン サン・テグジュペリ搭乗機用にオリジナルデカールを作成しました。記録写真から文字の書体やサイズなどを調べてイラストレーターを使ってフォントを改造して入稿用原稿を作ります。

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原稿はこんな感じ。文字データーはすべてアウトライン化。これをデカール制作サービスのところに送って、白インクで刷ってもらいます。

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データー送って中1日で製品到着。こんな感じで仕上がってます。手前においてある黒いフィルムは製版用のフィルム。オフセット印刷同様、こうしたフィルムを作る必要があるみたいです。

ちなみにこれはデカールといっても模型制作でよく使う水貼りデカールではなく、文字や図柄を圧着するドライデカール。インクで刷られた文字の裏に糊がひいてあって裏打ちシートの上から擦ると転写されるしくみ。昔はインスタントレタリング、通称インレタともよく言いました。水貼りデカールのように余白がでないのは利点ですが、接着面を文字裏だけに頼ることになるので、あまり細かい文字や線だと接着強度の確保が難しくなります。それと水貼りデカールに比べて糊の寿命が短いようなので、使わないまま長期保存するのは難しいかも。


今回かかった費用は...
70×110サイズ 基本色(白)2100円
製版用ネガフィルム作成   1900円
送料・代引手数料      1000円
消費税            400円

合計:5400円(消費税込)

決して安くはないです。窓口引取りは今はやってないとか、カード決済未対応とか、そのあたりで余計なコストがかかってしまってる感あり。製版用フィルム作成費というのも悩ましい。次回も同じものを作る場合はこの製版フィルムを持ち込めば、そのまま作ってもらえて割安になるのですが、そうそう増刷なんかしないしね。。


今回の制作ではもうひとつ実験をしてみました。

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いつもお世話になってる hiranuma さんとのコラボ企画。氏がJミリで連載している超絶ディテールのケッテンクラート用のデカール制作に協力しました。
1/35でもとても小さな車両のこれまた小さな文字の再現実験。 ドライデカールで再現できる線の細さの推奨値をはるかに下回る微細な文字が果たして再現できるか....

ダメ元でやってみようと、必要な文字テキストと1/35でのサイズの情報とトレースの下敷きになる資料写真を送ってもらって、イラストレーターで文字を配置。似たようなフォントを探したり、文字間隔やレイアウトを写真を見ながら調整したりと、見た目よりは以外と地味な作業を要求されます。大きな文字だと、実物のロゴとイラストレーターに入れてあるフォントの形が一致することはほとんどないので、近似のフォントをベースに文字を改造したりの作業も必要になるのですが、今回は、文字が小さくて微妙な文字の形の違いは判読できないこともあるので、その作業は省略。
ただし、ついでに作ったバイクのZündapp(ツェンダップ)のロゴは「 ü 」のウムラウトが一般的な表記では文字の上に2つの点がつくのに対して、メーカーロゴでは U の内側に点が配置されてるデザインになっていたので、そこだけ文字改造。

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hiranumaさんから、別の制作サービスに発注してみたものが到着、といただいた写真が上の2枚。

発注先は インレタ.com
費用は以下、とのこと
【インスタントレタリング代】
黒刷:濃色カラー (100 x 148 mm)    3240円×1枚=3240円
白刷:自作箔押しシール (100 x 148 mm) 4320円×1枚=4320円
【その他費用】
ゆうパケット(到着:出荷後2〜3日) 350円×1=350円
完全データ入稿により初期費用無料

合計:7910円(消費税込)

黒と白の2枚のシートでこの値段ならお買い得。製版フィルムを使わない印刷方法のようで、デジタル製版なのかインクジェット印刷なのか、そこまでは伺ってないので不明ですが、コストを抑えられるのは嬉しいですね。

黒で刷ったバージョンは再現力も実用レベルに達してるとのこと、しかし白は文字が滲んだりとんでしまったりして、ちょっと...ということのよう。黒とは製法が少し違うのでしょうか。

そんな報告を受けていたので、ちょっと比較実験しようと、今回制作のコードロン シムーン用データーの片隅(右上)にツェンダップのロゴとケッテンクラートの文字データーを並べて”Too”に発注をかけて仕上がってきたのがこれ。

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(写真をクリックすれば1600px まで拡大)

さすがに右2つの注意書きの文字は判読不能だけど、左側のツェンダップのロゴとケッテンクラートの積載表示は文字も判読可能、インクの滲みも特になし。これならいけるか。

<6/13追記>
仕上がったデカールをhiranumaさんにお渡しして、黒刷り(インレタ.com)のものと比較した写真を撮っていたたいた。
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細部がどうなっているか..これ以上のディテールは超マクロ撮影ができるカメラがないと判別できる領域ではないので、普通に鑑賞する限りはどちらもこれで十分な仕上がり。

hiranumaさんが制作したケッテンクラートはダークイエローの塗装だから、文字は黒バージョンがあればよくて、グレー塗装の車体に使う白バージョンは必要なの?と聞けば、hiranumaさんからのお返事は「ケッテンクラートならキットがあと4つある」

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コードロン シムーン制作の近況報告。超スローペースではあるけど進んでます。主翼のパーツを胴体に接着して、実機にはない翼の接合部の溝をちまちまと埋めたりやすりがけをしたり。
溝埋めはいつももの瞬間接着剤パテ。シアノンにベビーパウダーを混ぜたものを使ってます。ラッカーパテと違って塗装してもヒケがでないので安心。

垂直尾翼に貼ってある文字は前にテストでケーブルドラムのロゴの片隅にデーター配置して試作したもの。文字が小さいので、ドライデカールの印刷解像度や糊の接着強度に不安があったけど、やすりがけの最中にベタベタと手で触っても全然大丈夫。剥がれたりはしてないですね。あとはシンナーなどの薬品への耐性のチェックが必要かな。

by hn-nh3 | 2019-06-10 21:10 | 資料 | Comments(6)
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ノルマンディー上陸作戦計画図(1944年6月6日):Wikipediaより

6月6日はのノルマンディーの日。1944年の6月6日に連合軍のノルマンディ上陸作戦が開始された日とかで、その75周年の記念式典に赤ネクタイの某国大統領が出席とのテレビのニュース。
いずれにしても「ノルマンディ上陸」なんて遠い昔の遠い国の出来事。

地図を切り取って見ると、イギリスとフランスの間にあるのは広い海ではなく、細長い海峡なんだなとあらためて思う。大陸と島国というより対岸。
距離だけでいえば地図の右上、ベルギー国境に近いダンケルクやパ・ド・カレーに上陸するのがよさそうに思うけど、地形的に潮の流れもきつそうだし、上陸したあと、そのまま東に向いてドイツ国境を目指すのか敵に背中をさらしてパリを目指すのか迷いそう。と、なると、半島の付け根の波も穏やかそうなノルマンディ地方が上陸の適地、のように地図からは見えます。そのまま進めばパリだし。

こういう半島地形は上陸作戦には向いてるのかな。米軍が沖縄に上陸(1945年4月1日)した読谷村(よみたんそん)も確かそんな地形。前に沖縄に遊びに行った時、かみさんまかせで決めたホテルがその辺りで窓から海を眺めながらここはどんな場所なのか調べて、そこでかつてそんなことがあったと知った。目の前の静かな青い海も数十年前に時間を戻すと..オリーグドラブ色の兵士を載せた上陸用舟艇で埋め尽くされて、陸は艦砲射撃で穴だらけになって..と想像するだけで眩暈がした。もちろんリアルは想像をはるかに超えてるのだろうけど。


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東京も梅雨入り。先週の木曜日の夕暮れ時、錦糸町での打ち合わせの帰りに秋葉原のラジオ会館に立ち寄り(寄り道)。イエローサブマリンの新製品コーナーでこんなものを見つけました。

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Hauler からリリースされた1/35スケールの傘のガレージキット(HLU35112)がちょうど入荷していたのに遭遇。

傘は以前にも一度作ろうとしたことがあって、その時はノルマンディ戦を題材にしたジオラマの小道具として傘を使おうと、プラ板のヒートプレスで自作するのか悩んだりするうちに時間がなくなり、結局は閉じた状態の傘を使った。その顛末を前に記事にも書いたのが:「雨のノルマンディ」

そんな記憶もあったし、入荷したその日がたまたま6月6日だったりもしたことあって、これは何かの縁かなと思い購入。消費税込みで1944円なり。

... あれ? 1944って。1944年にかけてるのかしら。そんな訳はないとは思うけど。そんなところで時間と場所が交錯するのはスケールモデルのもうひとつの楽しみ。

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キットの中身はプラ板のバキュームフォームで整形された傘のシェードと、真鍮エッチングの傘骨と簡単な組み立て説明書。傘の持ち手は0.5mmの針金を曲げて自作しろ、と原寸図入りで書いてあります。
欲をいえばレジン製の傘の柄を入れて欲しかったかな。鉄パイプを曲げただけの傘の柄なんて味気ないし。

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ディテールにこだわるなら、細かい傘骨を追加工作したりする必要はあるのだろうけど、基本形のパーツが安定した形で作れるのは結構ありがたいかも。幾何学的な形態の自作って難しいところあるから。

このキットがあれば、あのシーン(ノルマンディに展開する第654重駆逐戦車大隊のヤークトパンターの搭乗員が傘を差す写真)が再現できそう。もちろんそのためにはヤークトパンターのキットが必要だし、雨はどうやって降らせればいいのだろう?

by hn-nh3 | 2019-06-08 06:35 | 資料 | Comments(8)
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新章突入。FIAT 500 です。 クーペではなく、箱型ボディのバンタイプのFIAT500A トポリーノ。
キットはBroncoModelsからクーペタイプのバリエーション展開で2013年にリリース:CB35171  >PMMSのキットレビュー
ワゴンとかバンタイプの車って、結構好きなんですよね。

このブログを始める前に作り始めて(2016年5月頃)サフを吹いて組み立てチェックをしていたところでなんとなく中断。時々は思い出したように引っ張り出しては眺めてはいたけど、都合3年近く寝かせたでしょうか。ほどよく熟成してます。

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仕事が忙しくなってきたりSUMICONがなくなったりで、今年に入って5ヶ月が過ぎようとしてるのに未だ完成品がないということに気がつきました。

模型の楽しみは制作のプロセスだから別に完成しなくたって構わないし、こういう未完成のトルソーも美しくて好きです。ブログのタイトルだって「未完成記」だし...と、言い切ってしまってもいいのだけれど、やっぱり何も完成しないというのはどこか寂しい。5月の透明な光もそろそろ終わりの季節。

せめて作りかけでも後は塗装を残すのみになってる模型なら...と選んだのがこのフィアット。

少し前のミシリンで、下の写真のマーキングが話題になってたりして、そういえば自分もこれ作ってたなと思い出したんです。

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白く塗られた救急車仕様のFIAT500のフェンダーに描かれている流星と馬のマーキング。1944年にイタリアに展開した第4降下猟兵師団の車両のようです。このワゴンタイプの他に通常のクーペタイプを同じく救急車仕様にしてこのマークを描いてる車両の写真も残ってます。

先のミシリンの記事の中にこの車両を再現した素敵な作例も載ってますが、このマークちょっとかっこいいけど、手描きで再現するのは大変だよね。。と思ってたら、手持ちのデカールの中にこのマークがありました。

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コレです。デカールはタミヤ箱でリリースされたイタレリの FIAT 508 CM コロニアーレ。FIAT 508の軍用ボディタイプです。ちなみタミヤ箱では「FIAT」という文字は書かれてませんでした。大人の事情。でしょうか。

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このデカールを使えば、写真に残るFIAT500トポリーノの救急車が簡単に再現できるね!と、思って作り始めたのが3年前のこの季節。ふたたびの5月に再始動。

by hn-nh3 | 2019-05-20 19:26 | FIAT | Comments(2)
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久しぶりにヒコーキ。サンテックスのコードローンシムーン制作再開です。
だいぶ間が空いてしまったけど、前回の記事は、というと2月2日。。。

胴体を貼り合わせて、ロゴのオリジナルデカールのテストをしたところで止まってましたね。

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エンジンカウルの開口部からチラ見えするエンジンを再現するのがめんどくさいなーと手を休めたところで長考に入ってしまって3ヶ月。ずっと考えてた訳ではないけど、時々気にはしてました。そしてそろそろケリをつけないと、と意を決してデッチアップ。

④の部分です。エンジンシリンダーの放熱フィンはプラストラクトの0.3mmプラ丸棒を細切プラ板に巻きつけてそれっぽく造形。1/72ではオーバースケールだけど、カウルの穴の奥にちらりと見えるだけだから...(言い訳)
①、②、③の穴がキットでは表現されなかったのでドリルで開口。③のスリットは両端にドリル穴を開けてカッターで穴を繋いで整形。カウル全体は④のシリンダーヘッドを納めるために全体に裏刳りしてあります。

カウルをかぶせてみたのが冒頭の写真。なんとなくそれっぽく、です。

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残るパーツは車輪。カバーの縁はカバーの内側から薄く削って、表側には伸ばしランナーでリブを再現してみました。
細めの伸ばしランナーを選んだつもりだけど、1/72スケールだとやっぱりオーバースケール。
これをさらに薄く細く削り込んで実機と同様の細さにするのか、模型的にメリハリのあるサイズに留めておいたほうがいいのか..
このあたりの感覚はもう少し1/72スケール慣れが必要かな。

by hn-nh3 | 2019-05-18 17:59 | ヒコーキ | Comments(6)