断片的思考のメモ


by hn-nh ( or hn )

T34 & PANTHER : Season 2

d0360340_13182896.jpg
このブログを始めて1年。とりあえず続いてますが、世はSNSに移りブログはもはや過去のメディアかもしれません。いつも書きすぎてしまいますが、文章はできる限り短く、スティーブ・ジョブズのメールの返事のような完結さが理想です。

そもそも模型が語るに足るジャンルなのかは問わないにしても、たまにはティーガーとかパンターの記事も書いたほうがいいのかしら、人気ブログを目指すなら......
いちおうコレクションには、ティーガー1の中期型(DRAGON 6700)とヤークトパンターG2(DRAGON 6609)も持ってたりします。仮組みの後、まだ時期じゃないと箱に戻しましたが。

ということで今回はゴールデンウィーク特別企画。
買ってしまいましたよ!TAKOMのパンター戦車。ただし転輪のランナーだけ.....

d0360340_13454495.jpg秋葉原YSのパーツバラ売りコーナーでTAKOMのパンターがランナーバラ売りしているのを見つけて、転輪パーツだけすかさず買ってしまいました。このランナー、ずっと欲しかったんです。

なぜかというと、通常の千鳥配列の転輪パーツの他にパンターの予備転輪が入ってるんですね。ハブキャップが取り外されてボルト穴がモールドされた予備転輪の部品が2枚1組のランナーに各2個、合計4個も用意されています。

パンター戦車はⅣ号戦車などのように予備転輪が標準装備になっていないこともあり、多くのキットにはパンターの予備転輪が入ってることはなく、不要部品が山盛りのドラゴンのキットにも転輪に余りはなく、予備転輪が欲しかったら通常の転輪を型取りして改造するかサードパーティのレジンキットを探すかという選択肢しかなかったので、これは嬉しい収穫。

d0360340_14103597.jpg
美しいですね。最新の金型技術が惜しみなく注ぎ込まれたモールド。実物の雰囲気を捉えたリムの部分のディテール、ゴムタイヤのメーカー刻印は「CONTINENTAU」ではなくちゃんと「CONTINENTAL」になってます。予備転輪なので中央部のハブキャップはなく周囲の8個のボルトもボルト穴として表現されてます。さすがに穴は貫通してなかったので0.4mmのドリルで穴を開けてみました。裏面にも繊細なモールド。戦車本体を持ってなくても、これだけでもきっちり塗装して完成させたくなるクオリティです。
d0360340_14294006.jpg
で、転輪だけ買ってどうするの?となる訳ですが、まあ察しはついてると思います。
このパンターの予備転輪を使ってT-34の転輪を作ろうという話。以前に書いた記事:T-34 & PANTHER の続編です。

d0360340_14423482.jpg
これだけ引っ張って、ようやくイントロ。なんだか最近のテレビドラマみたいです...
見てますよ、ブラックペアン。

時は1945年5月9日。ドイツ降伏後のチェコに進駐する第一ウクライナ方面軍第三親衛軍所属のT-34戦車。5月5日に首都プラハで起こった市民の蜂起。抵抗する残存ドイツ兵、寝返って蜂起部隊を支援するROA(自由ロシア軍)。5月8日、ドイツ降伏。9日に赤軍はプラハを占領。一部のドイツ軍部隊の抵抗は11日まで続く。ROA部隊は赤軍の報復を恐れて南進、米軍側に投降...

ベルリンから転戦してきたT-34戦車の砲塔にはベルリン戦で描いた識別用の白帯が確認できます。もっとも、この写真の面白いところはそこではなくて、この戦車の転輪。第2、第4転輪にパンターの転輪を使っていることです。同時に撮影されたSU-85でもパンターのホイールを装着しているのが確認されてます。

(5/2 訂正:※写真のT-34は-85ではなく六角砲塔の-76であるとセータ☆さんより指摘があったので訂正しました。
 その他、車体はSTZ製であったり面白い仕様の車両のようです。詳しくはコメント欄参照)
d0360340_15024046.jpg
前回のあらすじというか、図版の再掲を含めたダイジェストになりますが、このパンターホイールを装着したT-34は撃破したパンターから転輪を引っこ抜いてT-34のサスペンションアームに差し込んでみた即興的なものではなく、おそらくは占領した地区の工場か何かで大量に入手したパンターの予備パーツの利用方法として考案され、走行試験もした「代用転輪」だということです。写真から類推するに、車軸に差し込む転輪のハブはT-34のもの。2枚のディッシュ型転輪をボルトで固定する皿状の部品にパンターのホイールを加工して取り付けたものだと推測しています。

試しにT-34とパンターの転輪の図面のスケールをあわせて重ねてみたら、取り付けボルトの構成などがほぼ一致して簡単な加工で取り付けられるように見えます。写真を観察するとパンターのホイールは8ボルト、T-34のホイールは6ボルトで穴の数は一致せず、そのままでは固定不可能なため穴を開け直しているのが確認できます。
パンター用のホイールの塗装色はドイツ軍から鹵獲したままのダークイエロー。ハブキャップとボルトは当然のことながら4BO:ロシアングリーンだと思われます。

d0360340_15022374.jpg
TAKOMのキットの予備転輪の部品をT-34の転輪ハブに取り付けられるように加工してみます。6穴ボルトの位置を作図してパーツに転記、ボルト穴を0.4mmのドリルで開けてみました。T-34の転輪ハブは、ホイールと別体で部品化されてるキットはないのでプラの汎用材から自作しました。

d0360340_15372168.jpg
といってもプラ棒とプラ板の簡単な細工。WAVEのグレーの5.5mmパイプを3mmの長さに切断。0.5mmのプラ板からサークルカッターで直径9mmのフランジを切り出して穴あけ加工。

d0360340_15421196.jpgプラパイプのカットはテキトーです。同じサイズの部品を切り出すときは、本当はジグとか用意してレザーソーとアルミの切断ガイドなんか使って正確に切り出すのが定石ですが、カッターで見当つけて切っただけです。

便利な道具は、一度プラモ作りから離れた時に全部捨ててしまったんです。レザーソーもアルミの切断ガイドも半田ごても。戦車マガジンの戦場写真集シリーズもモーターブーフの資料本も、タミヤの8輪装甲車もイタレリのオペルマウルティアも。フィールドキッチンも絶版になった時に3セットぐらい買ってストックしてあったけど全て捨ててしまったな。もう一度始めるとはその時思わなかったし。

というわけで、出戻り後の制作環境は以外とローテク。
唯一、引き出しに残ってたのはオリンポスのハンドピースぐらい。高校生の頃、彼女に買ってもらった..とかではないけど大枚はたいて買って大事にしてたものだから感傷があったのでしょうね。まだありますよ、サフとか吹くのに使ってます。
迷彩塗装など繊細さが必要なのものに使ってるのは出戻り後に買ったアネスト岩田の0.2mm(HP-BP)。

話を戻します。ラフに切り出したプラパイプは両面テープで固定してペーパースティックで高さを揃えました。穴の大きさはパイプの穴そのまま。ドラゴンとミニアートのキットではサスペンションアームの車軸の径が違うので使用するキットが決まったときに調整するつもり。

d0360340_17421177.jpg
ボルトを植えてみました。MasterClubのレジンボルト、サイズは0.9mm。ボルトヘッドだけではなく差し込み用の裏足がついているのが便利ですね。下穴をあけて差し込むことで取り付け精度が確保できます。ボルト差込み用の穴は0.6mmに拡張、裏から瞬間接着剤で固定してます。

ハブのフランジを挟んで抱かせる裏側のパンターホイールは、スペアホイールを使うのはもったいないので、通常のホイールの軸を取り、穴をリーマーで拡張して使用。さすがにこちらはボルト穴の加工は省略

d0360340_17432075.jpg
ハブキャップはMiniArtの転輪セットから流用。手持ちのT34/76の転輪混ぜ履き用にと以前に買っておいた「T-34 WHEELS SET 1942-43series」(no.35239)。側面に放熱穴あり、接地面の溝なしタイプです。軸穴はMiniArtのもののほうが正確なのか、太めのドラゴンのキットに使うには穴を拡張するなど一手間かかるのが惜しいですね。早くT-34も出してよ MiniArt。

d0360340_17531662.jpg
パンターホイールと混ぜ履きにするなら、本当はT-34/85でよく使われている側面の穴と接地面の溝のないタイプ、MiniArtの「T-34 WHEELS SET 1943-44series」(no.35239)と併用するのが正解なのでしょうが、今回はハブキャップだけなので購入は見送り。そもそもT-34/85のキット持ってないし。

T-34/85はトップヘビーなシルエットがあまり好みではないということもあったし、MIniArtからリリースされた時にでも買おうと思ってたけど、いっこうに発表されないですね。そうこうするうちにズベズダから新金型で発売されるみたいですが、出来はどうなのかしらね。

d0360340_17585424.jpg
T34 & パンターホイール完成です。TAKOMのキットには4個分のスペアホイールが入っているから、通常のホイールを改造したものと組み合わせれば、4個の転輪が作れる計算。塗装の際にはホイール部分をダークイエロー、ハブキャップは4BOグリーンで塗り分けてみたいですね。

d0360340_18020094.jpg
T-34の純正転輪と組み合わせて並べてみるとこんな感じ。第2、第4転輪がパンターホイール改造転輪。比較用にパンターのノーマルの転輪も上に並べてみました。さっそくT-34/85に装着!と、行きたいところだけど..わが戦線に戦車本体は未受領。

by hn-nh3 | 2018-05-01 19:00 | 資料 | Comments(5)

4BO色

d0360340_19054900.jpg
ソ連戦車の色。4BOと言われるロシアングリーンは実際どんな色だったのか。
第二次大戦当時の写真はモノクロが大半で、カラーフィルムで撮影されたものの発色の問題があったり時代を経て退色してしまっていたりで、実際に目で見た感じのリアルな色からは程遠い。

d0360340_19113575.jpg最近出版された「AFVリアルカラー」は塗装色の資料本としてかなり充実した本です。当時のカラーチャートやオリジナルの塗装が残る部品の写真、最新知見に基づいた解説、何よりも日本語版というのが有難い。

ソ連戦車の色も詳しく解説されてます。戦前のプロテクティブグリーン、ZB AU、そして標準色となる「4BO」。迷彩用の6Kブラウン、7Kサンド、6RPブラックなど、再現された色見本や車両への塗装例の綺麗なイラストでとても参考になります。

4BOはダークグリーンに少しイエローオーカーが入ったような色調ですが、実際には色の配合比率にばらつきがあって、いろいろなニュアンスのグリーンがあった、とのこと。

d0360340_19300911.jpg
「AFVリアルカラー」からの抜粋。(ページを写真に撮った段階で発色が変わっているので正確さには欠けます)左が出版に際して再現された色調。右は当時のカラーチャート。退色したのか、左のサンプル色とも既に違ってますね。

「4BO」は正確にはどんな色だったのか、というのは気になるところですが、それ以上に知りたいのは4BOに塗られていた車両が戦場ではどんな見え方をしたのか、という部分です。例えば同じ色の塗料でもツヤありとつや消しでは色の濃さが違って見えるし、退色したり土埃にまみれて色が変わって見えたり、レニングラードとコーカサスでは光の色が違っていただろうしで、実際にはどんなトーンの色調で見えたのか。

当時のカラー写真はそのイメージを探る貴重な資料ですが、フォルム特性で青みが強く発色していることも多く、またそこにフィルムの退色が発生して赤みが強くなり、紫色を帯びて補色となる緑が黒っぽくなっていたりします。

実験ですが、当時の写真をPhotoshopで色補正。退色して抜け落ちてしまっている色もあるので擬似的な退色補正でしかないけど、なるべく目で見た感覚に近い色調が出るように調整してみました。2枚組の右側はオリジナル画像。左が補正後。

d0360340_21074049.jpg
d0360340_21081579.jpg
d0360340_21084112.jpg
d0360340_21091329.jpg
3枚目と4枚目の写真のT-34/76は1942年ウクライナで撮影のものと思われますが、夏の強い日差しと土埃でかなり白っぽく見えてます。4BO自体が明るめのグリーンだった可能性や塗料の劣化でチョーキング(白亜化)を起こして明るい色調になったと言うことも考えらます。ただ、4枚目の写真の先頭のT-34の砲塔上面〜防楯や右フェンダーに強いグリーンが残っているので、やはり埃まみれになってこんな色調で見えていたのでしょうか。3枚目の写真も防楯周りに4BOらしき色。

d0360340_21263874.jpgただ、よくわからないところもあって、右のモノクロ写真はT-40Sのスクリュー廃止部分がわかる貴重なバックショットですが、この車体の色調はどう見ても暗色の4BOではないような気もします。

上からのショットなので、光の反射で明るく見えるということもありますが、別のカットでアイレベルから撮ったものでも明るい色調。新品車両だから退色したり埃をかぶって真っ白ということもなさそうだし。

グリーンというよりドイツ軍のダークイエローにも似た明度は、迷彩用の7Kサンドの単色で塗っているのかとも考えられますが、確たる証拠もなし。

さてさて、製作中のT-60 はどんな色調で仕上げようかしら..






by hn-nh3 | 2018-03-04 21:56 | 資料 | Comments(2)

T-34 & PANTHER

d0360340_10544595.jpg
前回の記事でのグリレの38t系誘導輪をヘッツァーのものに換える試みは、38t系とヘッツァーでは車輪径が異なるので基本的には互換性を欠くものの、車軸やハブは38t系の仕様を踏襲していたのではないかと考えて、隣接する転輪との干渉や履帯枚数の変更がなければ換装しても問題は起きないだろうと思っての話。

この転輪換装のヒントになったのが、T-34にパンターの転輪を履かせて使っていた事例で、今回はそれを少し検証してみます。

d0360340_11112081.jpgd0360340_11110640.jpg
大戦末期、ベルリン侵攻の頃になるとソ連軍の補給線も伸びきって、予備部品が不足したのか、転輪が外れたまま使っている戦車の写真を見かけたりします。(写真出典:waralbum.ru/35949/

T-34/85とSU-85の写真は1945年5月9日、ドイツ国境付近、チェコのウースチナー・ナド・ラベムという街で撮られたもの。この車両群を見て驚くのは、パンターの転輪を混ぜ履きしていることです。T-34/85は第2、4転輪、SU-85は第2、3転輪にそれぞれパンターの転輪を流用しています。
写真出典は、Recycled Panther Wheels より。かば◎さんに教えてもらいました。写真には、わかりやすく星をつけたり加工してます。

車輪の直径はT-34のディッシュ型転輪が830mm、パンターが860mm。半径にすると違いは15mmなので大きさ的には全く問題なさそう。同じT-34でもディッシュ転輪とは直径が違う鋼製転輪を混ぜ履きしてたくらいだから、走行に支障がない限りはノープロブレムという話なのか。

サイズ的には似た転輪を違う戦車に履かせる場合、問題となるのが、車軸とかハブとかの互換性。38tとHetzerのように同じ系列の工場で生産されたものであれば、ベアリングやボルトなど部品の互換性はありそうですが、T-34とパンターとなると、そもそも製造された国自体が違うので、そんなに簡単に嵌るのかという気もしますが。

d0360340_12335496.jpg
検証図を作ってみました。転輪の断面図を同縮尺にして重ねてみたら、面白いように一致しました。

事例の写真でパンター転輪にもT-34のハブキャップを使っているのが肝です。ハブキャップがT-34用だとすると、ベアリングが納まるハブもT-34のものを使っていると推測するのは容易です。となると、パンター転輪はいわゆるアウターのホイール部分だけ使って、ハブにどう固定するかだけを考えればいい話になります。

T-34のディッシュ型転輪はゴムをはめる外周リングにプレスされたディスク部品を溶接して、ハブの中央にあるリング状のフランジに2枚合わせのディスクをボルト固定する構造になっています。MiniArtから昨年リリースされたT-34系転輪は、ディスクの溶接痕と2枚合わせの部分にボルトの軸が再現されてましたね。
ちなみに初期型のディッシュ型転輪の場合は、ディスクのボルト固定部に円形のリングをかませているようです。ボルトが一つぐらい緩んでもガタつかないようにする配慮でしょうか。後期型の転輪になるとこのリングは省略。

※作図上、引用したT-34の転輪断面図が初期型のリングをかませるタイプになってますが、写真の事例では後期型タイプでリングを使わない固定法でパンターのホイールを嵌めていると思われます。

しかし、パンターの転輪。T-34の転輪ハブのフランジ部分に奇しくもすっぽり嵌るサイズだったのは驚き。パンターは開発段階でT-34をコピーしたものとは聞いてますが、まさか転輪のサイズまでそっくりコピーしたということではないのでしょうが、このフィット感はいったい何? 

さすがにボルト穴までは一致しなくて、T−34が6穴ボルトでパンターは8穴ボルト。だから、パンターのホイールをT−34のハブに取り付けるには、ボルト穴を開けなおす作業は必要。でもこのくらいの加工なら、前線の野戦修理工場でも十分に対応できそうです。


追記(9/11)
修理工場で撮られた写真を見つけました。(→ Легендарный т-34-85 )
この写真で見ると、パンターのホイールの8つのボルト穴のうち2つを生かして、残りはT-34の車軸ハブのフランジの6つのボルト穴に合わせてホイールに穴を開け直しているようです。
d0360340_05425105.jpg
その他、本文で掲載したT-34/85とSU-85の写真の解像度の高い写真
やはり、パンターホイールのボルトはハブに合わせて6つ穴に開け直されているように見えます。
d0360340_06020771.jpg

by hn-nh3 | 2017-09-10 13:39 | 資料 | Comments(7)

模型的日乗

d0360340_12390689.jpg
考証ネタから少し離れて、日常。

この間、仕事の合間にこっそり秋葉原のイエローサブマリンに立ち寄り。新着品コーナーの隅っこに、MasterClubの[MC235013:1/35 T34 転輪底部スプリングカバー 初期型]を見つけて迷わず購入。
d0360340_12472733.jpg

早速、作りかけのT34-76 1940年型で試してみました。レジンの非常に薄い成形に緊張します。少しきついのか、底板の穴になかなかうまく入ってくれません。壊さないように、しかし心を決めてギュっと押したら..
嵌りました。これで完璧。
ずっとこの日を待っていたよ。


d0360340_12535804.jpgタミヤのマチルダ、ソ連レンドリースバージョンが発売されましたね。グリーンの成形色がいい感じ、気分はもうロシアの大平原。
早くバレンタインも片付けないと..

新たに開発された履帯はスナップフィットの連結式。これでどの段階で塗装すべきか悩んで手が止まるリスクが少し減るので大歓迎。

履帯は裏と表に分割したパーツ構成で複雑な形状をうまく再現していますが、またもやセンターガイドの穴は抜けてません。スライド金型が必要なら話は別ですが、部品分割からして不可能ではないはず。裏側にヒケ防止の肉抜き穴を作ってるくらいだから、それをもう少し大きくすればセンターガイドの穴が表現できそうなものだけど。

d0360340_12551333.jpg
ブロンコからアフターパーツでマチルダの連結式履帯が出てますが、同様の部品分割でセンターガイドの穴も綺麗に抜いています。→ブロンコの履帯
こうなるとタミヤさん、SU-76M、バレンタイン、マチルダ、とセンターガイド穴なし3部作を発表するのは、大人の事情以上に頑なな意思すら感じます。

...ひょっとしてひょっとして、穴なしセンターガイドはロシアの大地の泥が詰まってる表現だったりして。 

d0360340_12572643.jpg
ここで次回作の告知。ブログを始めて、予期せず「バレンタイン戦車研究サイト」の様相を呈してますが、話はそれだけじゃないのよ。
と、別な車両も作ることにしました。

長丁場になりそうなバレンタイン改造の気分転換も兼ねて「SUMICON2017」に参加します。

ネタは、Sdkfz.138/1 グリレ弾薬運搬車改造 3.0cm FLAK。1945年5月、終戦間際に起きたプラハ蜂起の時に登場するワンオフのレア車両です。

キットはドラゴンの白箱。数年前、下北沢のSUNNYで棚の奥に残ってるのを見つけて購入。が、しかし。キットは決定的に考証ミスがあるらしい。搭載している機関砲の種類が間違ってるのです.. ぜんぜんダメじゃん! 
そんな訳で箱の蓋をいったん閉じてそのままになってたのを、この機会に作ってみたいと思います。

製作中のバレンタイン戦車と並行して、こちらにも製作記をアップしていくので、
それもまたヨロシク!


by hn-nh3 | 2017-05-07 18:15 | 日々 | Comments(6)